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バルベルデ「スーペルコパへの準備はできている」

補強については、手持ちの戦力に集中すると監督

2016年11月28日にコロンビア山中で発生した旅客機墜落事故により、チームのほぼ全員が犠牲となったシャペコエンセ。FCバルセロナ夏の恒例イベント、ガンペル杯2017は、その悲劇を乗り越えるべくクラブ再建中の彼らが招待チームとなりました。試合前の表彰式典では事故の生存者となった選手たちが始球式を行うなど、感情を揺さぶられる場面も。試合はクレ好みのパスフットボル復活を予感させるプレーを見せたバルサが、5-0で勝利を収めています。

手応えを得られたシャペコエンセ戦

その試合後、エルネスト・バルベルデ監督は報道陣に対し、次のように快勝の感想を語りました。「良い印象を手にしている。非常に厳しい状況に苦しんだシャペコエンセを迎えてのセレモニーに参加できたことは素晴らしかったし、悲劇の生存者たちによる始球式はとても感動的だった」

「とはいえ、私たちはこの試合をチームに役立てたかったんだ。満足してるよ。私たちはゴールチャンスを生み出し、良いフィーリングを得ている。大差が付くとプレーのリズムは落ちるものだけれど、人々は全ての選手たちを見れたし(アルダドグラスを除く)、私たちはスーペルコパの準備に役立てられた」

レアル・マドリーとのスーペルコパは、13日(日)にカンプノウでの第1戦、そのわずか3日後にベルナベウでの第2戦があります。「スーペルコパはタイトルの懸かった公式戦だ。私たちは良いプレシーズンを過ごしたけれど、本当の戦いはこの日曜日から始まっていく。最大のライバルとの対決なんだ、その重要性は知っているさ。私たちの準備はできていると思う。良い2試合をしてタイトルを獲れるかどうか、見てみよう」

「準備のための最後の試合で、私たちは良いスピリットを示した。スーペルコパへと臨むにあたり、私たちは良い状態にあるよ。ただし、評価をするには2試合で起こることを見なければならない。米国でもここでも、私たちは良いトレーニングを行ってきた」

デウロフェウを上手く活かせた

1得点2アシストの活躍を見せたジェラール・デウロフェウに関しては、チングリはこう評価しました。「デウロフェウは相手を抜く力と速さがある選手で、私たちはそれを上手く活用できたね。(怪我のため)トレーニングの時間が余り多くはなかったので、プレー時間は45分と考えていた。スーペルコパに出る準備は整っていると思うけれど、それはこれから評価していくさ」

「彼は速く、チームを幅をくれる選手だ。ネイマールに似ているか?チームには内側でプレーする選手が多くいるし、必要とされるのはスペースでのプレーでバランスを取ることなんだ。デウロフェウにはそれがあるし、アルカセルもそう、ルイス・スアレスもそうだね。私たちには奥行きを出せるラテラルたちもいる。チームにはバランスが必要だ」

バランスと言うことなら、彼がパウリーニョにこだわっているという話も解るような(ただし値段とのバランスが悪い)。コウチーニョデンベレに関しては、監督は次のように述べています。「現時点で私は、十分な選手たちを手にしている。新加入があるかどうかは、これから見てみようじゃないか。どのクラブもマーケットが閉まるぎりぎりまで動くものだからね。スカッドには変えられることがある、それは知っている。しかし私は自分が手にしているものに集中している」

前線からのプレッシング

そして彼のチームの特徴となっている前線からのプレッシングについて、監督はこう説明しました。「もし相手陣内でいつもプレーを支配するなら、ボールを失った時には二つの方法で解決が可能だ。素早く後ろへ走って帰る、もしくは前線から圧力を掛ける、の二つだね。時々は、撤退が必要な場合もあるさ」

ネイマール問題に関しては、プランニングをやり直す必要があるため言いたいこともあるでしょうが、バルベルデは持ち前の穏やかな口調でこう語っています。「彼はバルサにとって偉大な選手だったけれど、もうここには居ないからね。私たちは前を向いていかなければならない。私は後ろを振り返ることに興味はないし、自分たちの選手を見て、試合に勝つために生じる問題を解決していきたいと思っている」

 

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