インテリオールでの出来に満足
バルサが2-0で快勝したベティスとのリーガ開幕戦で、主役の一人となったのが負傷中のイニエスタに代わって先発フル出場し、2得点目を決めたセルジ・ロベルトでした。試合の38分、デウロフェウの戻しパスを受けてアダンを打ち破るシュートを突き刺したセルジですが、意外にもこれが彼にとってリーガでの初得点だったらしく。PSG戦での伝説6-1弾のインパクトがあまりに強く、リーガでも1点くらいは決めていると思っていたので意外でした。バルサの20番はこれに関し、「コンペティションでの最後の得点にならないといいね」とコメントしています。
メッシの後ろで攻守に貢献
ベティス戦におけるセルジ・ロベルトは、メッシに次ぐ準MVP級の出来映えでした。ベルナベウでのスーペルコパもそうでしたが、彼のプレーにはいつもインテンシティがあり、この夜もボール奪取のみならず、ベティス守備陣を混乱させるライン間の動きでチームに貢献。ルイス・スアレス不在で寂しいレオ・メッシをサポートし、守備となれば精力的にボールを追うなど、バルベルデ戦術に良くフィットしそうな彼がプレシーズンにあまり出番をもらえてなかったのが不思議です。
そのセルジ・ロベルト。試合については次のように分析をしています。「ベティスにプレッシャーを与え、ボールを奪い取るために、特に守備ではさらに前へ出てプレーをしたよ」「したかったのは相手セントラルからボールを奪うことだった。僕らはそれをやれたし、速く攻撃に移せた。僕らにとって物事が上手く運んだね」
これが続けるべき道
「僕のシーズンになることを期待してるよ。満足してる。負けはしたけれど、ベルナベウでも個人的には納得のいくプレーが出来ていたし、今日も良いパフォーマンスだったと思う。このポジションはすごく快適だから、ミスターがもっと使ってくれれば良いなと期待してるよ」と語るセントロカンピスタは、バルサに残ると確信したか、との質問を受け、こう述べています。
「監督は僕を信頼してくれてるし、僕が望むのはそれなんだ。人生のクラブであるバルサで、僕は重要な存在となりたい。そしてチームメイトを手助けしていきたい」
これは残留宣言と解釈していいでしょうか。なんにせよ嬉しい。どこからか流れてきたメッシ退団のウワサについては、セルジ曰く、「レオは僕らと共にいるし、彼が去るのはかなり考えにくいよ。彼は100% チームに巻き込まれている(直訳)」とのことです。直訳なので分かりにくいですが、バルサに深く没入しているので離脱は考えにくいという感じでしょうか。
そして、スーペルコパには敗れたもののリーガは白星発進できた件に関しては、「直接のライバルであるマドリーに負けて始めるのは歩みとして良くはないけれど、今日は満足している。これが続けるべき道だよ」と前向きに行き先を見つめるセルジ・ロベルト。彼の目指す、ロベルトのシーズンになるよう応援しましょうぞ。
コメント
何はともあれ開幕戦を勝利で終えることができました。
メッシやイニエスタにも移籍の噂が流れ(信憑性は低いですが)、どことなくチームとして成り立っていない感のあるバルサですが、そんな中でセルジ・ロベルトのエネルギッシュなプレーには元気を貰えます。
これでいてセルジ・ロベルトを売りに出すようなら、クラブ役員から監督まで、まるっとクビにした方が良いでしょうね(笑)
まぁ、ロベルトが使えるのはもう分かりきってるから、プレシーズンはあえて他の選手出番を与えたとかだったら笑えますが…(笑)