バルベルデはバルサにとって良い監督になるだろうと太鼓判。
バルベルデバルサによるプレシーズンが始まる前日、隣国アンドラにて開催中のNIKEキャンパスにFCバルセロナのセルジ・ロベルトが参加しました。PSG戦の奇跡的決勝弾、ベルナベウクラシコでの神ゴールのきっかけとなるギャロップなどでバルセロニスタの英雄となっているセルジですから、キャンパスに参加する子どもたちもボルテージが上がったことでしょう。練習後の質問タイムでは、PSG戦ゴールの感想などを彼らから訊ねられた模様です。
今季のバルサは上手くいく
子どもたちとのセッションの後は、報道陣とのやり取りタイム。ウワサが次々に出るだけで具体化したのはデウロフェウの買い戻しだけと、外野から見ると残念な感じで補強活動を展開中のFCバルセロナについて、セルジ・ロベルトはこう考えを述べました。
「毎日名前が出てきているし、クラブがその選手たちを欲しがっているのかを僕は知らないけど、確かなのは僕らの中盤にはたくさんの選手がいることだね」
「今のチームがあれば、僕らはすごく良い結果を残せるよ。昨シーズンは最後にコパで優勝をしただけだったけどーそれは簡単なことじゃないーファンには安心していてほしいんだ。バルサはいつだって最高の選手を獲ろうとしているし、今年の僕らは上手くいくと確信してるよ。シーズン開幕がものすごく楽しみ。僕らはものすごく燃えてる」
「クラブはいつも最高の選手たちを探し求めている。それが一人であれ二人であれ、スカッドを良くしようと更新することが重要だよね。ベースは良いし、僕らは希望を抱き意欲をもって新シーズンの準備をしないといけない。でもリーガは長丁場だからね、僕らには層の厚いスカッドが必要だよ」
テオ・エルナンデスやダニ・セバージョスら若手を次々と獲得し、“スペイン化”を進めるレアル・マドリーに対し、バルサはラ・マシアで対抗すべきだとセントロカンピスタ(MF)は言います。
「ラ・マシアの選手を使うことでバルサは知られているし、それが僕らのベースだからね。数多くのタイトルを獲得し、勝者のサイクルが始まった時は、クラブ出身がたくさんいた。それを継続させるべきだ」
そしてレオ・メッシの契約更新については、「世界最高の選手が自分たちのチームにいるのは喜ばしいことだよ。人々は彼との日々を楽しんでいるし、バルサで全キャリアを続けてくれるといいよね。彼がチームに居続けて嬉しいよ」とのことです。
より気持ちよくプレーできるのは中盤
この12日からはいよいよ、エルネスト・バルベルデ体制で本格始動するバルサですが、自分がどういう起用法になるのか、新監督とはまだ話をしていないとロベルトは言います。希望は中盤。しかし一番の希望は試合に出続けることだと彼は強調しています。
「プレシーズンの間に話をするだろうから、そこで僕をどう考えているのか教えてくれるだろう。ラテラルとしてプレーを続けるのか、中盤に戻るのかね。どうなるのか、まあ見てみようよ」「選べるのなら、本当に中盤でプレーをしたいよ。僕が一番気持ちよく感じるのは中盤なんだ。でも昨シーズンのようにたくさん試合に出たいから、よりプレーの機会を得られる場所でプレーを続けたい」
「バルベルデのトレーニングメソッドを僕はまだ見てないけど、アスレティックの選手たちと話をしたところ、全員がバルベルデのことをすごく褒めていたよ。彼はすごく良いシーズンを送っていたと思うし、アスレティックのプレーを見るのは僕も楽しかった。僕らにとって良いテクニコ(監督)になるだろうね」
インテリオールもメディオセントロ(ピボーテ)もこなせるロベルトですから、バルベルデがどのように彼を起用していくのか非常に楽しみです。柔軟にシステムを変える監督の下で、チームに不可欠な存在となれ、セルジ。
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