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バルベルデ「メッシが今季200ゴール目を決めるか見てみよう」

状況は一夜にして変わるので、祈りつつ働いていくだけとバルサ指揮官

政治の世界では政権発足から100日間はハネムーン期間と呼ばれ、この間はひとまず批判は控えていこうとの傾向があります。では先日終了となったエルネスト・バルベルデ監督の蜜月期間はどうだったか。その成績はこれ以上を求めるのは贅沢という上出来っぷりで、スーペルコパで悪夢を見て以降は10勝1分とほぼパーフェクトでした。

リーガでもチャンピオンズでも首位を走り、課題はあるにせよ、ムードは上々。このまま年内は好い夢を見ていられそうな雰囲気があります。しかし勝負の世界を生きるチングリには、当然ながら過信はない。オリンピアコスに3-1と快勝し、1/8 Final へと大きく前進したあとも、兜の緒を締めこう語っています。

「バルサ監督として100日?ファンが私に恋しているのかどうかは知らないよ。結果は良い。けれども明日はまた別の日だからね。一夜にして状況は変わり得るんだ。祈りつつ、ハードワークを続けていくよ。フットボルがとても気まぐれなことを知っているからね」

レオ・メッシのヨーロッパ戦100ゴール

100といえば、このオリンピアコス戦ではレオ・メッシが新たな記録、欧州カップ戦での通算100得点を達成しました。「これからも彼がゴールを続け、今季のうちに200ゴールを決めるか見ようじゃないか。少し難しいとは思うけれどね。それはともかく、数字は私たちが毎日のトレーニングで見ているものを裏付けている。レオはあらゆる壁を打ち破っているね」

前半終了前にジェラール・ピケがハンドで退場となったことは、試合に影響を及ぼしました。「プレーは見なかったし、ハンドかどうか分からなかった。ただ、彼はあの時点ですでに1枚カードを受けていたので、本能的なものだったと私は想像している」

「選手交代では別の選択肢も考えたよ。スアレスを替えようかとも思った。オリンピアコスが同点にするかもしれないと考え、選手たちを維持したんだ」

風当たりの強いアンドレ・ゴメスについては、バルベルデは次のように擁護をしました。

「彼は複数のポジションでプレーをしている。セットプレーで貢献ができるし、シュート力も資質もあるから、私たちは彼にそれらを示してほしいんだ。彼は多くのことでチームを助けられる選手だよ。ここでは多くの選手が疑問を持たれているけれど、私にはそれが理解できない

ロッカールームの雰囲気

「根本的なところでは、どこも似たようなものだよ。成果を上げるためには、良い雰囲気が望まれるし、監督が目指すのは全員が心地よく感じるための道だ。けれどもそれは全て、ボールがゴールに入るかどうかに懸かっているわけでね。私たちとしては良い時も悪い時も、その状況を冷静に過ごさなければならない。8月は全てが悲惨に思えていたんだ。冷静さを保つこと。極端に振れてはいけない

苦しんだ試合

試合はバルサが3-1で勝ちました。前半で10人となった割には苦労することはなかったというのが視聴者ファンの感想ですが、バルベルデからすれば見るとやるとでは大違い。チームは相当に緊張感を保ってプレーをしていたようです。

「チャンピオンズで勝つのは簡単ではないから、満足しているよ。パナシナイコスはエリア周辺で守り、カウンターで私たちの不意を打とうとしていた。その後私たちには退場というあいにくな出来事があったし、あまり前へ出ることができなかった。そうなるとプレーのリズムは落ちるものだ」

テレビで見ていると、簡単なように映るんだ。彼らはリスクを冒すことは考えず、こちらが一人少なくなった後も後ろに引いてプレーを続けた。勝点1、あるいは勝利を狙って、最後の15分に勝負を賭けるのは理に適っているさ。私たちの狙いは2点目を奪うことだった。ただ、相手のカウンターが危険だったので、一人少なかったことでやれることは少なかった。もし2点目を決めて決着を付けなければ、彼らは強く来ていただろう」

そういった状況ですから、飛び道具のフリーキックによって決まったレオ・メッシの追加点には大きな価値があります。ゴール後はいつになく吠えていましたし、チームのためにかなり集中して狙ったゴールだったのでしょう。ルカス・ディニェが決めた3-0弾のアシストも見事でした。

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