U-17で名を売り、引く手あまたの新星
先日イングランド優勝で閉幕となったU-17ワールドカップ。惜しくも準優勝のスペインをゴールで牽引したのが、バルサ所属の点取り屋 アベル・ルイスでありました。決勝まで大会得点王を争い、6得点でブロンズシューズを獲得したアベルの名はクレ以外にも広く知られることとなり、欧州グランデたちの関心も必然的に大きくなったわけです。
交渉はあるが、合意はまだ
大会中、アベル・ルイスの代理人たちのスマートフォンは、彼の契約状況について訊ねる着信で鳴り止まなかった、というのは11月2日付のSPORT紙です。当然、問い合わせだけで終わるはずもなく、いくつかのクラブは引き抜きのオファーを示したことでしょう。
アベル・ルイスとバルサの契約は2019年6月までとなっています。
大会前に代理人(INVスポーツのセルヒオ・バリラとビセンテ・ルア)とバルサは契約更新について話し合い、選手側からはアベルの希望が残留だと伝えられたそうです。しかし合意には達せず、アベルはインドでビッグクラブたちの注目を集める存在となりました。
(※アーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティが彼に関心とのウワサ)
カンプノウにたどり着きたい
まず前提として、アベル・ルイスはバルサで幸せです。17歳にしてバルサBのレギュラーとなり、U-17ムンディアル前は6試合のうち5試合に出場(1得点)。帰国後もすぐさまナスティック戦で起用されています。それで不満を言うのはバチ当たりでしょう。
インドへ向かう前のSPORT紙のインタビューでは「クラブにはいつもここにいたいと言ってるんだ。ここまで不満は全くないよ」「自分がここにいるのは、カンプノウにたどり着きたいから。それはカンテラ全員の夢だし、叶えられるといいよね」とコメントしているアベル。他クラブの甘い誘いに乗る様子は見られませんが・・・
だからといってバルサは過信をしていると痛い目に遭うかもしれない。資質あるデランテロはもうそれだけで貴重なわけですから、待望のラ・マシア産“9番”を逃さぬよう、バルサにはしっかり彼を納得させてもらわんといけません。SPORTによるとクラブの動き待ちだそうですし、頼みまっせ、ペップ・セグラ(スポーツマネージャー)さん。
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