輝きは放たないけれど、ソリッドで団結しているとセルヒオ
スペイン代表合宿中のセルヒオ・ブスケツが、カタルーニャラジオの番組 Tot Costa に電話出演。リーガ開幕以来、無敗を続けているバルベルデバルサについて語り、結果は出ているけれども改善の余地はあるとの見解を示しています。
「フットボルはかなり変化してきたからね。相手チームはばっちり対策を練ってくるし、なにもかもが以前より苦労するようになってるよ。セビージャ戦の前半は良かったけれど、そういう輝きのない試合があったのも確かなことで。反面、ソリッドさは増しているね」
「今のプレー内容はグアルディオラ時代のように輝いてはいないけど、システムは違うし、ネイマールが去ってウスマン(デンベレ)が怪我をして。今の僕らは、よりソリッドになって団結している。守備も良くなっているし、それが結果に出ているよ。今はそれが一番重要だ」
そしてセルヒオはこう付け足しています。メディアが好きそうなフレーズです。
「ネイマールは違いを作っていた。違いを作るためには、彼のような選手が必要だよ」
補強の必要性
セルヒオはわりと、チームを強くするためには補強が必要だと公の場で言います。
「チャビやイニエスタに似た選手、バルサのスタイルを理解した選手を見つけるのはすごく難しいさ。世界最高のセントロカンピスタ(MF)たちがチームにいたのは、かなり幸運なことだったんだ。必要とされるのは、夏にも言ったように、違いを作れる選手たちを連れてくることだよ」
イニエスタのように相手の守備バランスを崩し、プレーが正確で、広い視野を持った選手は「世界のどこにもいない」とブスケツは言います。だから「僕らは似たタイプの選手を見つけるべき」で、「近づいてるのはデニス(スアレス)だ」と。これはデニスくんも嬉しいことでしょう。
メジャーリーグ行きはあり得る
将来に関する質問に関しては、レギュラーを譲りたくはないけれども、今のところ不満はないというのがセルヒオの答えです。彼とバルサとの契約は2021年まで。これに出場試合に応じた延長オプションが2年付いてます。
「なおいっそう良い4年間になると良いね。僕は脇役になりたくはないから、キャリアの終わりが近づいてくると難しくもなるだろうけど、現時点での不満はないよ」
「プレミアリーグ?それはいつだって、一つの夢だろうね。世界最高のコンペティションの一つさ。ただ、僕としては実現したくなかった夢だよ。家族と一緒にここにいることに、値段は付けられないもの。いつの日かアメリカ合衆国のMLSに行くことは否定しないよ」
最後に。獲得したいタイトルでは、チャンピオンズ>リーガだというブスケツです。
「タイトルはどれも嬉しいんだけど、もっとも名声あるのはチャンピオンズで、リーガのほうが獲得した回数が多いからね。だから僕はチャンピオンズを優先するよ。グアルディオラの時から、勝ち取ったタイトルが考慮されないみたいな風潮になっちゃって、毎年トリプレーテを達成する必要があるみたいに思えるんだ。要求度はMAX。全てを勝ち取るのは無理だよ」
要求されるものの大きさについては、チャビ・エルナンデスも同じことを言っています。最近は白いチームが欧州大会で結果を残しちゃってますから、余計にチャンピオンズを求める声は大きい。でも今季は大して期待もしてないので、気楽に懸命にやってもらえれば良いんじゃないでしょうか(汗)。
このニュースのまとめ
- ・ブスケツはわりと強力な補強を要求する
- ・バルサ退団後はUSA行き?
- ・ソリッドであることは勝利へ重要な要素と考える
- ・リーガよりチャンピオンズを獲りたいセルヒオ
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