現役引退を考えている、バルサの前カピタン
現在カタールのアルサッドでプレーするバルサの元カピタン、チャビ・エルナンデスがアルゼンチンのテレビ局DEPORTVの番組 MUNDO LEO に出演。レオ・メッシや自らの将来についてコメントをしています。
メッシはとても普通の人
MUNDO LEO(レオワールド)という名のとおり、メッシを中心に追いかけるこの番組。インタビューに登場したチャビ・エルナンデスはまず、メッシの人柄について説明をしています。
「メッシとはピッチの中でも外でもすごく良い関係にあったよ。彼は気取ることのない、とても人間的で謙虚な人物だと思う。人々はレオのことを特別な性格だとか、とても厳しくてきついとか言うけど、そうじゃない。人が考えるように難しい性格じゃないんだ。すごくシンプルで普通の人だよ」
チャビの想定する“普通”がどの程度かは分かりませんが、レオをきつい性格とか言う人たちもいるんだなと。家族と写ってる写真なんて、すごく親近感わきますけど。
「メッシは気取ることのない、とても人間的で謙虚な人物。普通の人だよ」
完全なるフットボル選手
一方、元同僚のスーペルクラックの選手としてのすごさを、チャビは“トータルフットボーラー”と表現しました。
「メッシはドリブル突破をして、プレーを組織して、ラストパスを出し、ラインを破って、フリーキックを蹴り、ペナルティキックを蹴り、エリアの外からシュートを放つことができる。トータルフットボーラーだよ。そしてキャリアを通して上達をしていっている」
この上達、進化がレオ・メッシの真骨頂です。シーズンを経ることに、次の技に磨きがかかっていく。バロンデオロを5回受賞して、なお進化する。こんな選手どこにいますか。チャビは続けます。
「FCバルセロナもアルゼンチン代表も、レオ・メッシがボールに触らない10分間なんて贅沢は許されない。彼はプレーに入らなければならないんだ。プレーが行われてボールが行く場所には、彼がいなきゃならない」
ここ10年で上がったバルサのハードル
FCバルセロナでは767試合出場の驚異的記録を残し、1998年から2015年のバルサ生活では25ものタイトルを獲得。バルサの前6番はいいます。
「メッシの世代とともに僕は並外れた経験をしたよ。イニエスタ、ピケ、ブスケツ・・・ その世代は今も続いていて、彼らはこの10年間で多くのことを成し遂げてきた。今ではチャンピオンズを獲れないと半分失敗みたいに思われるからね。たとえば2年前には、バルサがリーガとコパを獲ったのにマドリーがチャンピオンズで勝って、バルサの評価はネガティブなものだった」
「バルサスタイル?継続していると思うよ。ここ数年はバルサ的ではない選手を獲得しているのは事実だけど、スタイルは失われていない。今季はバルベルデと契約をしたし、ルイス・エンリケもバルサDNAのフットボルをプレーしたがっていたんだ」
選手として最後の年
そして自らの将来に関して。37歳のセントロカンピスタ(MF)にとって、現役生活はそろそろ体力的にしんどくなっているようです。
「幸いなことに僕は怪我なくやってこれたけど、自分のキャリアが少しずつ下降線をたどっている、落ちていると思うんだ。以前より疲れるし、回復にも苦労するようになってる。おそらくはフットボル選手として最後の年になるだろう。来年は資格を取って、監督になろうと考えてるよ」
レジェンドがピッチを去るのは残念ではある一方、きたるべき“チャビのバルサ”誕生へ向けての最初の一歩となるのは、胸もときめく・・・ 時代は少しずつ動いていきます。
ただ、カタールゆえに、この残された時間にチャビのプレーを目一杯楽しもう、って出来ないのは寂しいです。
恐らくは選手として最後の年になるだろう。来年は資格を取って、監督になろうと考えてるよ
このニュースのまとめ
- ・チャビ的にメッシは普通の人
- ・でも選手としては、全てを備えていると絶賛
- ・現役を引退し、来年は指導者の道へ
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