三冠を狙うにはスカッドの競争力アップが必要と
タイトル獲得のためにはスカッドの競争力アップが必要で、攻撃面で違いを生み出せるクラックに来てほしい。11月29日付のSPORT紙によると、それがバルサ選手たちの希望だそうです。そこで彼らがバルトメウ会長に獲得に求めたというのがリバポーのコウチーニョ。事実がどうであれ、バルサ系メディアのコウチーニョ好きっぷりには毎回ながら感心をします。
攻撃面でのプラスアルファが欲しい
記事の中に選手のコメントが登場せず、にもかかわらず「ロッカールームは●●を求めている」とメディアが報じている場合、実のところその多くは記者さんの希望が生み出した物語だと解釈しています。
11月29日のSPORTがいう、三冠目指して闘うためにスカッドの中心選手たちがバルトメウ会長にコウチーニョ獲得を求めた、という情報も読むほどに妄想記事くさい(ごめん)。「ロッカールームがコウチーニョを要求」なんてキャッチーな見出しですが、話半分で聞くのがいいです。
なにかの対話の折に、バルトメウ会長がたとえばコウチーニョをよく知る選手(リバポーで一緒だったルイス・スアレス、ブラジル代表でチームメイトのパウリーニョ)に意見を訊き、ヤツはすごいから会長獲ってよと言った、程度とか。
ただ、今季のベスト前半となったメスタージャでは、「攻撃での物足りなさ」が再び感じられました。プレッシングとボール回収は完璧、圧倒的なゲームコントロール。あとはゴールさえ生まれていれば極上の45分だった。今のスカッドに攻撃のカードを追加したい。年明けにはデンベレが戻ってくるけど、もう一声。コウチーニョ待望論はこれからも続くでしょう。
支払い方法に融通を
30日のSPORTで、より具体性があるのはリバポーがコウチーニョの移籍金支払いに融通を利かせてくれそうだ、という記事です。
どういうことかというと、リバポーがコウチーニョの権利をバルサに売る場合、現金一括払いではなく、頭金+残りは後払いなどに応じてくれるらしいとのこと。ただしあちらが見積もった1億5,000万ユーロ、これを交渉する余地はあまりなくなります。
1億5,000万ユーロ・・・ バルサにこの額を支払う考えはあるのかどうか。分割でなら、支払いはし易くなるかもしれませぬが・・・
しかしリバポーが後払いを受け入れるのであれば、次の夏にキリアン・ムバッペ獲得のお支払いが控えているPSGがコウチーニョにも手を出す助けにもなる、とSPORT紙。コウチーニョは代理人にバルサ以外のオファーを聞く気はない、と伝えているようですが。
そしてスカッド強化のために獲得するのが誰であれ、そのためにはまず、バルサはスカッドの軽量化を実行しなければならない。ここで見通しが立っていそうにないのが、なんともかんともです。
このニュースのまとめ
- ・すばらしかったバレンシア戦の前半、あとはゴールさえあれば
- ・バルサもメディアもコウチーニョが大好き
- ・リバポーが後払いを受け入れてくれそう
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