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オリオル・ブスケツ「夢のデビュー。この日のために何年も頑張ってきた」

ユース年代ながらトップデビューを果たしたBチームのセントロカンピスタ

セルジ・サンペールには申し訳ないのですが、セルヒオ・ブスケツの後継者としてオリオル・ブスケツを心待ちにしている自分がいます。フベニール(ユース)年齢の18歳ながらバルサBのレギュラーとしてプレーし(リーガ16試合のうち15に出場)、昨日の国王杯ムルシア戦でトップデビュー。フィジカルに恵まれつつ、いかにもラ・マシア産のインテリジェントある中盤選手です。

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半年前にバルサBデビューしたばかり

オリオル・ブスケツがバルサBデビューを果たしたのは、わずか半年前(4月末)のことでした。桜が咲く頃にはまだフベニールAの選手だった彼が、紅葉の季節にトップデビューを果たした。オリオルにとって2017年は一生忘れられない年となります。

姓はブスケツですが、セルヒオとは兄弟ではなくまったく別の家系。ただし奇妙な偶然で、セルヒオの父と同じくオリオルも父親はバルサの育成カテゴリでポルテーロ(GK)だったそうです。兄も父の後を継ぎ、バルサカンテラでポルテーロとしてプレーしていました(現在はリョゴステラ所属)。

しかしオリオルは父や兄とは異なり、偉大なるセルヒオと同じ守備的中盤をポジションとしました。チームのために献身的に働き、的確な判断力で中盤のバランスを取りつつ、きらりと知性光るパスでチームのリズムを作る。地味ながらもバルサのフットボルに不可欠な選手として、着実にステップアップ中のオリオル・ブスケツです。

「全てが上手くいったと思う」

8歳でバルサの門をくぐってから10年。ムルシア戦で待望のトップデビューを果たしたオリオル・ブスケツが試合終了後のミックスゾーンで次のように喜びを表しています。

この夢の実現のために、何年間も頑張ってきたからね。すごくステキな試合だったし、僕を信頼してくれたクラブとミスターにとても感謝してるよ」

セルヒオの助言にはとても助けられてる

オリオルは同じ名字を持ちポジションも同じの偉大なる先輩、セルヒオ・ブスケツに助言をもらったと説明しています。

ブシにはとても感謝してるよ。彼の助言にはとても助けられてるんだ。彼や、僕を助けてくれてる全てのチームメイトに感謝をしてる」

憧れのカンプノウでデビューできる試合前は、どんな状態だったのでしょうか。

出来るかぎり落ち着いて、自分にできることをするよう頑張った

出来るかぎり落ち着いているように頑張ったよ。自分の力を全部出せる、全てが上手くいく、そう考えていたんだ。チームメイトたちはすごく元気づけてくれたね。このチームでプレーするのは簡単だよ。デビューできて、とても嬉しい」

それでもなかなか平常心は保てず、「かなりナーバスになっていた」と認めるオリオル。ピッチに出ていく前には、バルベルデ監督からも助言を受けたといいます。

エルネストには落ち着いてプレーをして、プレッシングを助けろ、自分にできるプレーをしろと言われたよ。チームメイトたちが助けてくれるから、全て上手くいくだろうってね」

自分に出来ることをして、可能なかぎりチームの手助けをするよう試みた。全てが上手くいったと思う

バルサで成功することが僕の夢。実現のために全力でトライするよ

オリオル・ブスケツとFCバルセロナの契約は2018年6月で満了するゆえ、去就を心配する声もあります。しかしトップデビューを果たせたのですから、もう次の目標は決まったようなものです。

バルサで成功することが僕の大きな夢だし、それを叶えられるように全力で頑張るよ

オリオルとの契約更新のニュースが届く日が楽しみ。彼は試合翌日(木曜)のトレーニングでもバルベルデに呼ばれていますし、これから数日はオリオル関連ニュースがたくさん出てくるでしょう。急激な環境の変化に自分を見失うことなく、上ってきておくれ、若者よ。

このニュースのまとめ

  • ・18歳のオリオル・ブスケツが国王杯でトップデビュー
  • ・セルヒオ・ブスケツは全く別の家系。ポジションは同じ
  • ・バルサで成功することが大きな夢。契約延長を早く頼む

 

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