2ヶ月半の苦難の時から、夜明けの兆しが見えてきたセントロカンピスタ
内容は平凡、結果は上々だったASローマとのチャンピオンズ準々決勝第1戦(4-1)において、嬉しかったことの一つがデニス・スアレスの出場と気持ちの感じられるパフォーマンスでした。
2018年1月17日の国王杯エスパニョール戦を境にして出番がなくなり、招集されることもなくなっていたデニス・スアレス。このままシーズン終了までアピールの機会なく、夏にドナドナされちゃうんじゃないか、と正直思っていました。
それが先週、3月31日のセビージャ戦(サンチェス・ピスファン)の76分にパウリーニョに替わって出場すると、きびきびしたプレーで自らが錆び付いていないことを提示。エルネスト・バルベルデは4月4日のチャンピオンズ・ローマ戦でもデニスを起用し、背番号6はなかなかのパフォーマンスでその期待に応えたのです。
水準に達していないと考える選手をトレーニングで鍛え、改善したと判断すると続けてチャンスを与えるのがバルベルデの起用法ですが、どうやらデニス・スアレスはこの起用期に入ったような印象で。この時期での突然の再登場は驚きですが、嬉しい驚きなので大歓迎です。
レガネス戦もチャンスあり
今週末(明日7日)のレガネス戦も出場のチャンスは大いにあるでしょう。
チャンピオンズ準々決勝に挟まれた、リーガ14位のチーム(降格圏から15ポイント上)をカンプノウに迎える、主力のエネルギー消費を節約したい試合。
コウチーニョが元気に出番を待っているリーグ戦ですが、セビージャ戦、ローマ戦のプレーを見ればデニスだってチャンスはありますし、2017年12月10日以来の先発だって期待したいです。
レガネス戦では、右足小指の骨折がまだ完全に癒えていないセルヒオ・ブスケツが欠場するのは確実として(ローマ戦も痛み止めの注射をしていた)、セルジ・ロベルトかイバン・ラキティッチかアンドレス・イニエスタか、もう1人くらい中盤選手が温存されるかもしれません。
大胆さが出てきている
大きなローテーションを望まないバルベルデとはいえ、レガネス戦はさすがにフルメンバーでいくはずはない。3月末のFIFAウイーク以降の2試合(対セビージャ、ローマ)はあまり内容が良くなかったので、“セカンドユニット”に出番が回ってくるでしょう。
一番の期待は、もちろんデニスです。
77分から出場したセビージャ戦では積極的に前へ向かい、ローマ戦でも、わずか5分間の出番でキャラクターを感じられるドリブルを披露。自分のフットボールを思い切りやってやろうとの気持ちが感じられるのが良くなってます。
これぞラ・マシア選手、というドリブルには胸躍りましたし、ルイス・スアレスの4-1弾の場面では、中央密集地帯に鋭いボールを送り込み、得点に貢献している。
思いがけない2試合連続出場だったので、嬉しくてちょっと舞い上がりつつこれを書いてます(甘め)が・・・
優勝に近づいてるラ・リーガではチャンスが巡ってくると思うので、監督もクラブも納得してデニスを戦力に考えるようなプレーをしてほしいです。エラーを恐れず、大胆に、キャラクターを出し、壁を破って。
さあ、デニス・スアレスに、春よ来い!!
このニュースのまとめ
- ・2ヶ月半出場ゼロから、2試合連続出場へ
- ・明日のレガネス戦でもチャンスはありそう
- ・大胆さが出てきている。その調子で、さらに上げていこう!
コメント
主力にも負傷者が出てきましたし、今こそ控えの奮起に期待すべき時ですね。
今シーズンはスカッドのやり繰りに苦労しましたが、
来シーズンこそはスムーズにローテーションを行えるようになって欲しいです。
現状は怪我と守備の改善のため出場時間が限られている感じ。
敵陣でのハイプレスと自陣でのブロックのハイブリッド守備はルイスエンリケ後期からやっているが バルベルデはブスケツの脇のケアに非常に神経質になっているので監督の基準にまだ達してないのかも。
本人が望んだとはいえバルセロナ帰還が少し早かったような気がする。
マルセリーノとかメンディリバルに守備を鍛えてもらってたらと思ってしまう。
真ん中の狭いスペースのプレーもバルセロナのレギュラー張るには今一つ。
結構いい年齢なので悠長な事は言ってられないが もう少し時間が必要。
コウチの加入でレギュラー争いは更に厳しくなった。
限られた出場時間でどれだけ成長出来るか疑問だが仕掛けに良いものが有るので特徴を出し切れば出番は必ずある。
イスコも丸3年かかったので今は見守るべき。
個人的にはイスコと同じくらいできると見ている。