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バルサB 監督交代! ガルシア・ピミエンタはこんな人

育成部門での監督歴17年、バルサのDNAを熟知するテクニコ

遅きに逸した感もありますが、ついに決断が下されました。バルサBを率いていたジェラール・ロペスを解任し、フベニールA監督だったガルシア・ピミエンタをその後任に指名。9試合勝ちがなく(目下5連敗)降格へ向けて直滑降しているBチームの立て直しは、UEFAユースリーグ優勝監督へと委ねられました。

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ジェラール・ロペス解任

2018年4月25日、FCバルセロナがバルサB監督ジェラール・ロペスの契約を解除すると発表しました。
フットボール的な内容はいまいちだったけど、セグンダ昇格はありがとう。お疲れ様でした、しばらくゆっくりしてください。

そして新たなるバルサB監督として指名されたのが、先日UEFAユースリーグで優勝したフベニールAチームを率いていたフランシスコ・チャビエル・ガルシア・ピミエンタ(47)。数日前から予想されていたとおりの人事です。

多くのカンテラーノを育てる

ガルシア・ピミエンタ(1974年8月3日生まれ)はバルサ一筋のフットボール指導者です。
バルサの育成組織でテクニコを務めること、17年。
これはセルジ・ミラと並び、クラブ最長だそうです。
誰よりもクラブのDNAを知る人物と言って過言ではないでしょう。

ピミエンタは12歳でバルサの門をくぐり、1996年5月26日にはデポルティボ戦(@リアソール)でトップデビューも果たしています。世代としてはデラ・ペーニャセラデスキケ・アルバレスらと同じです。

その後はエストレマドゥーラやフィゲラス、CEロスピタレでプレーをし、2004年にサン・アンドレウで現役を引退。ラ・マシアで指導者としての道を歩み始めました。

17年間もフットボル・バセ(育成部門)でテクニコを務めているので、ここ10年ほどのラ・マシア出身選手たちはたいていピミエンタの指導を受けています。メッシ、セスク、ピケ、ティアゴ、テージョ、ロメウ、セルジ・ロベルト、ムニエサ、バルトラ、ムニール、サンドロ、ベジェリン、サンペール、グリマルド・・・

今季のピミエンタは動きが激しく、担当するチームはバルサBで4つめです。

シーズン開幕時はバルサBでジェラールのアシスタントでしたが、すぐ(9月)にキケ・アルバレスが去ったフベニールBを率いるために異動。さらに10月にはスイスへと行ってしまったガブリ・ガルシアに替わってフベニールAの監督となり、リーガとUEFAユースリーグで優勝した後、その功績が認められてバルサBの正監督に就任しました。

残留に挑む6試合

バルサB(20位)が来季もセグンダAでプレーするために、新監督ガルシア・ピミエンタに残されているのは6試合です。

今週末の第37節から順に、対アルメリア(現18位、敵地)、レウス(13位、地元)、スポルティング(2位、敵地)、カディス(4位、地元)、アルバセテ(14位、敵地)、そしてサラゴサ(6位、地元)。

プリメーラ昇格を競っているスポルティングカディスは厳しい試合になりそう。逆に残留争いをしているアルメリアとの直接対決、ここで勝つことが重要な意味を持ちます。

第37節はバルサBがアルメリアとプレーするだけでなく、クルトゥラル(17位)対コルドバ(19位)もあるので、もしバルサが勝って、コルドバが引き分け以下なら、バルサBはアルメリアとコルドバを抜いて残留圏内の18位に浮上するんですよね。

5連敗でぴりぴりした空気も、これで一気に好転するでしょう。
そして昇格も降格もないレウスとの試合にも勝ち、アルバセテ戦とサラゴサ戦でも勝点を重ねていければ・・・ 最終節までにサラゴサに昇格プレーオフの芽がなくなっていると可能性は広がるでしょうが、どうなっていますやら。

とにかく土曜日のアルメリア戦で2月18日以来となる白星を得ること、そこからです。

このニュースのまとめ

  • ・バルサ一筋 17年のテクニコ、ガルシア・ピミエンタ
  • ・バルサのDNAを熟知する
  • ・残り6試合、昇格/残留のない相手に勝つことが基本

 

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