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ガルシア・ピミエンタ(B監督)「いかなる挑戦にも準備をしている」

自分はファーストチームを率いるための準備をしていて、資格もあると自信
リキ・プッチはバルサに残り、Bチームで機会を待つべきだとの考え

来季、カンプノウのベンチに座っている監督は誰になるのか。今季で契約満了となるエルネスト・バルベルデが、延長オプションが行使されて残るのか。それとも新たなミステルと交代になるのか。最近の開き直った感のある采配を見ていると、チングリの続投はなさそうに思えます。

では後任は誰かというと、希望するのはバルサ哲学やDNAをもっと大切にしてくれる人。バルサBを指揮するハビエル・ガルシア・ピミエンタ(45)も候補の一人です。

バルサ一筋、18年

フランシスコ・ハビエル・ガルシア・ピミエンタを一言で表すなら、「バルサ一筋18年のテクニコ」です。
2001年にバルサ育成部門のテクニコとなり、カデテAから現在のバルサBまで数多くの世代を担当。メッシピケサンペールバルトラティアゴセルジ・ロベルトアラニャーらが彼のチームでプレーしてきました。

バルサモデルとはなんぞや、を誰よりも知るテクニコの一人。
リキ・プッチなど、今のフィリアル(Bチーム)選手のなかにはピミエンタを慕って残留を選んだ選手も複数います。

ピミエンタがバルサBに改革を起こす
来季のバルサBに予定されているという大改革。バルサをバルサたらしめてきたカンテラーノ哲学への原点回帰をBチームからやっていくとのことで、とても嬉しい方向転換です。

いかなる挑戦にも準備は整えている

そんなガルシア・ピミエンタのインタビューが、12月24日のSPORTとMDに掲載されました。そこで彼はファーストチームの監督となる野心について訊ねられるのですが、MDで語っている育成部門のテクニコとしての心構えが興味深かったので紹介します。

「私の考えでは、それぞれのチームの監督たちは、翌シーズンもしくはシーズン中であっても、上の(カテゴリーの)チームを率いることになった時のための準備をしておかなければならないんだ。もしバルサBの監督がファーストチーム監督のための準備をしていなければ、なんの意味もない。私はいつもそうしてきたよ。一切急いではないけれど、常に上は狙っていた。カデテAを率いた初日からそうハッキリと考えていたんだ。自分はいかなる挑戦も引き受けるための準備をしていると感じている

ではバルベルデが続投しない場合のファーストチームもですか、とのド直球質問に、ピミはこう答えました。

「失礼ではあるんだけれど、私がここで選手や監督としてずっとやってこれたのは、フットボールを理解する方法によると思う。私はバルサの哲学やDNAをものすごく信じているからね。自分には資格(能力)があると思っているよ」

ファーストチームでも問題なく出来ると自信

自分ならバルサを本来のプレースタイルに戻せる、という強い自信がありそう。ただしファーストチームを構成するのは20歳あたりの若者たちではなく、世界的なクラックたちです。育成部門とは違う。注目度もプレッシャーも全然違う。髪が抜け、頬がこけるほどの重圧。そのあたりはどうでしょうか。

「私にはその経験がないし、自分の知っていることから引っ張ってくる必要があるだろうけれど、引き受けられるだろうと思う。私はレオ、ピケ、セルジ・ロベルト、それにアラニャーやカルラス・ペレスらがチームにいたという大きな幸運があるしね。育成時代ではあったけれど、彼らは私を人間や監督として知っている。問題はないと思うよ」

その自信や、良し。バルサ哲学の塊であるテクニコが指揮するファーストチーム、見てみたいですよね。。

でも・・・ ペップ・グアルディオラルイス・エンリケのような元有名選手でない場合、バルサB監督がファーストチームに上がってくるかというと、ないでしょう。ない。助監督なら、あると思うんですがね。

先制されながらも、安部くんのドブレーテなどで逆転したラ・ヌシア戦。リキが輝いてる。

昇格しても、試合に出なければ意味がない

ファーストチームの件だけでなく、バルサBの選手についてもピミエンタは語っています。

彼は「私の選手たちの多くは(上へ行く)準備ができているし、Bの背番号であっても彼らに(上に)参加してほしい」と、一人でも多くの若者がバルベルデの元でプレーすることを望んでいる。
たとえばリキ・プッチがその代表ですが、それでも試合に出なければ意味はない、と述べてもいます。

「若くしてファーストチームに上がるのは、非常に難しいんだ。上に行っても、プレーしなければ意味がない。リキはパフォーマンスに関して一歩前進をしたよ。ゴールに関してもそう。相手ゴールにより近い位置にいるようになったからね。Bで上手くやり、チャンスを待つべきだ」

カルラス・アラニャーを見てほしい。彼はベンハミン(U-10)から世代のベストプレーヤーだけれど、望んだような出場機会を手にしていない。ファーストチームでの出場を勝ち取り、2年前にはセグンダAで12ゴールを決めたのに(今季)プレーしたのは少しだ。しかしそれがバルサなんだ」

上記のコメントは全てMD紙でのものですが、SPORTのインタビューでも同様のテーマについてピミエンタはこうも言っています
「アラニャーとは話をしていないけれど、私が思い出すのはチャビイニエスタセルジ・ロベルトだよ。彼らも適応に苦労したけれど、その後は柱となった」
「リキからは移籍したいと一切言われていないし、彼がクラブとともに決めるだろう。そして私としては、彼には残ってほしい。彼は毎日私たちとハードワークし、良い試合をしてレベルを示すべきだよ。みんなに言えることだけれどね」

 

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