バルサらしいフットボールで欧州王者になれたことを喜ぶフベニール監督は、教え子たちにBへ上がる力があると確信
カタルーニャの祝日『サンジョルディの日』に、UEFAユースリーグを制したFCバルセロナのフベニールA(U19チーム)。喜びに沸くバルサ系メディアは、バルサの進むべき道を改めて確認したと、カンテラーノの役割について盛んに強調しています。
バルサスタイルで勝つことが重要
どうせすぐにまた、「欧州覇権のためにはクラック補強が必要」とか言い出すんでしょうが、ラ・マシアの若者たちが快挙を成し遂げたのは素直に嬉しい。理事会がまともであればクラブの未来は暗くない、と信じるに足る宝石の原石たちがこのチームにはいます。
タイトル獲得後、フベニールAの監督 フランシスコ・ハビエル・ガルシア・ピミエンタは次のように述べました。
「すばらしい世代だよ。私としては、彼らには来季バルサBへと上がる力があると考えている。そうでなければ、このタイトルを獲る意味もあまりないからね。彼らはバルサBでプレーできる、私はそう確信している」
「自分たちのプレーをしながら、勝たなければならなかったんだ。ボールを保持し、優位性を作り出すことが私たちのDNAだからね。私たちのやり方で勝つことが重要だ。私はお高くとまるつもりはない。それを出来るようになるのはとても難しいのでね」
「バルサのようなクラブが、常に全てを欲しがらなければならないことは分かっている。それは子どもたちにもいつも言っていることなんだ。もしトップチームに行ったとして、そのメンタリティがなければ、彼らはかなり厄介なことになるだろうからね」
バルサのDNAを維持するために働いている
夏に精力的な補強を行い、冬にもさらに追加で補強したにもかかわらず、4引き分け後 5連敗で降格へ直滑降を決め込んでいるバルサB。ジェラール・ロペスは「残留すると超確信してる」などと強気を崩していませんが、さして期待はできません。
そこでジェラールを解任し、後任にこのピミエンタが就くとのウワサ話が出ている。ピミエンタは多くを語らず、「私はその件から距離を置いてるんだ。このタイトルを得るまでとても苦しんだし、今はただ選手たちのこの瞬間を楽しみたい。せねばならないことをするだろう」とのみコメントしています。
そして。
「私がカサ(家)であるバルサにきて14年になる。私はこのDNAを維持し、このスタイルに適応する選手たちを見つけるために働いているんだ。こうすることで私たちが成功すると信じてね」
「私はフットボールをそういうふうに理解していて、私の元にはそうプレーするための理想的な選手たちがいる。私たちが私たちであるべきだ、ということに私たちはこだわっている。もし行って来てのフットボールをしていたら、私たちはフィジカル的に相当苦しんだだろう」
育成世代であるフベニールで結果を出したピミエンタが、結果も重視されるバルサBを率いて上手くいくとも限りませんが、DNAにこだわるかれのフィリアル(Bチーム)も見てみたい。
近日中に動きがあるようなので、どうなるか見てみましょう。
このニュースのまとめ
- ・フベニールをユースリーグ王者に導いたピミエンタ
- ・監督は選手たちがバルサBでやれると確信する
- ・バルサのDNAで勝つことが重要と強調
- ・ピミエンタ自身、バルサBの監督候補
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