バルサ選手は5人目、マドリー選手はゼロ。
FCバルセロナがジローナ戦で受けたクレメン・ラングレのレッドカードに対し、異議申し立てを行うと発表しました。そしてVARに従ってラングレを退場させ、報告書に行為が意図的だと記述したヒル・マンサーノ主審が怪しいことが話題に。バルサ選手を退場させる一方、マドリー選手は全然という審判さんだからです。
異議申し立て書を提出
2018/19シーズンのラ・リーガ第5節 FCバルセロナ対ジローナの35分、クレメン・ラングレはピッチから退場指示を受けました。ペレ・ポンスと接触した際、故意に肘打ちをしたと判定されたことがその理由です。
主審のヒル・マンサーノはフランス人セントラルがわざと肘を出しており、レッドカードによる退場が妥当だったと報告書に記載しているのですが、あのプレーは見る人間によって解釈が異なり、意図的ではないとする意見も多々あります。
肘がペレ・ポンスの顔に当たっているのは事実ですが、打たれたポンス自身が「自分のファールだと思った」「だからレングレと握手した」と述べているのが特徴的です。
そこでバルサはポンスのコメントに加え、ラングレがファールを受けていると認識できるビデオを大会委員会に送ることを決定。
絶対的な審判報告書に記述されていることで、レッドカードが取り消しになる可能性は低いものの、肘打ちが意図的な攻撃ではないことを示し、出場停止が明日のレガネス戦(@ブタルケ)だけにすることをクラブの法律部門は目指しているようです。
バルサに厳しく、マドリーに優しい
そして今回の話題の中心にいるヒル・マンサーノ主審(エストレマドゥーラ審判協会)ですが、マドリー贔屓&アンチバルサではないかと疑念をもって見られるに足る実績の数々があります。
2016年にビジャレアル対マドリーの笛を吹き終え、エスタディオ・デラ・セラミカを出る際、彼がマドリーの手土産紙袋を持っていたというエピソードはまあ笑い話にするとしても、
ヒル・マンサーノがプリメーラの主審となった2012/13シーズン以降
- ■バルサの試合を19回担当し、5人退場
- ■マドリーの試合を21回担当し、退場者皆無
- ■バルサに対して科したペナルティキックは4回あり、利益を得たのはすべてマドリー勢(アトレティコ2、マドリー1、ラーヨ1)
- ■マドリーに対して科したペナルティキック皆無
- ■マドリーの相手チームに科せられたペナルティキック6回
ですからね・・・(9月25日SPORTより)
「Gil Manzano」で検索すると、出てくる画像はバルサ戦が大半^^;
偶然なのか、個人的好みの反映か
普段のバルサは退場者数の少ないチームですから、マンサーノの5人退場は際立ちます。
すべて偶然だということなら反論するための証拠もないですが、怪しいと言いたくなるに十分な履歴の数々よ。
また、ペレ・ポンスとラングレの接触の際、当初なにも問題視せずに試合を進めようとしていたマンサーノに場外から介入し、モニターを見るよう告げたVAR様が、レアル・ソシエダ対バルサでラフなファールを繰り返すイジャラメンディをことごとく許したデル・セロ・グランデ(43分にようやくイエロー)だというのも怪しさを助長します。
バルセロニスタは陰謀説とかいちいちうるさいと言われようとも、数字を見ると疑わしいんだから仕方ないでしょ。VARが導入されても、審判論争が終わることはないラ・リーガであります。
でも結局のところ、守備的に危なっかしい場面を作られすぎているのは事実で、ぎりぎりで守っていればこういうプレーも起こってしまう。
審判をどうこうすることはできないので、守備を改善させることが疑惑のジャッジを起こりにくくする対処法の一つです。
このニュースのまとめ
- ・バルサがラングレの退場に関し異議申し立てをする
- ・ポンスへの肘打ちは意図的ではないと訴える
- ・ヒル・マンサーノ審判の怪しい歴史
コメント
相手をブロックしようとしてか?切り返しの反動なのか?
いずれにせよ切り返したら左肘が高くなってしまい、そのままだと腕が相手の顔面に当たりそうだったので前腕を畳んだら、肘がエグい角度になってカスッてしまった。
という感じに見える。
まあ、あの角度の肘がまともにヒットしたら相手はタダでは済まないから、意図的ではないとしてもレッドは仕方ないと思う。
肘を高く上げてバランス取るのは多分癖なんでしょう。
直せるなら直すべき。
あの角度は危ない。
しかし昨シーズンCL決勝のラモスなど意図的に相手を壊す選手は20試合くらい出場停止になるのだろうか?