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テニスビジネスで話題ピケが挑む、「バルサ第一」と示すための決定的3試合

テニスビジネスに精を出しても、フットボールに影響はないと示さねばならない

FCバルセロナ史上、最も危なっかしいカピタンなのがジェラール・ピケです。
念願叶い、今季からはカピタンズの1人に選出されたジェリではありますが、序盤のパフォーマンスはどこか低調。彼だけのせいでないにせよ失点によく絡み、心配やら批判を受けてきました。

このFIFAウィークは自らの企業が取り組むテニス・ビジネスのために中国出張。
スペイン代表を引退したのに代表選手よりも移動距離が長い、と皮肉られています。

そんななかで今週末から訪れる、セビージャインテルレアル・マドリーの“トゥールマレ(峠越え)”の3連戦。ジェラール・ピケにとってはリーダーシップを発揮するとともに、フットボールに集中していることを示す必要のある正念場です。

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カピタンの力が必要な時

バルベルデバルサにとって、今週末からの8日間は今後のタイトルレースに少なからぬ影響をもたらす勝負所です。

セビージャとはラ・リーガの首位、インテルとはチャンピオンズ・グループBの首位を巡っての直接対決になりますし、エル・クラシコの重要性は言うまでもない。チームが一丸となって挑むべき大一番×3つです。

なかでもカピタンたるものは仲間の先陣に立ち、チームを勝利に向けてけん引していかねばならない。重鎮レオ・メッシセルヒオ・ブスケツ、それにジェラール・ピケが各ラインのリーダーとして、自らのヒエラルキーを示さねばならないのです。

休みなく、リーガ中断時も休みなく

ピケはここまでチームで唯一全試合フル出場を続けています(990分)。

バルサのセントラルはサムエル・ウンティティトーマス・ベルマーレンが負傷中で、替えとなれる選手が不在。バルベルデの工夫もしくは勇気によってどこかで休みを与えられると思いますが、この“トゥールマレ”区間中はとにかく怪我なく乗り切れるようフットボールの神様に祈るばかりです。

心身の疲れは・・・ 代表引退によって手にした休日に休むことなく飛び回っていることからも、疲れなんてないのでしょう(皮肉込み)。

ちなみにジェラール・ピケは9月と10月のリーガ中断の際、自ら経営するKOSMOS社のビジネス(テニス・デビス杯の新フォーマット導入)のために、ニューヨーク(9月)と上海(10月)に出張しています。
その合計移動距離、32,000km強・・・
同時期のスペイン代表の移動距離が11,000kmほどだそうです。

ピケがプロデュースした、グリースマン残留発表のテレビSHOW
「残ることを決めたよ」とテレビ番組を通じてアトレティコ残留を発表したアントワン・グリースマン。ご丁寧に前日からその予告ビデオを流すなど、とても計算され、演出された発表方法でありました。

フットボールと事業の両立

ピケは昨日も午前のトレーニング終了後に新デビス杯のプレゼンテーションのためにマドリーまで飛んでいます。心配なのは、それで本職に完全集中できるているのかどうか。

世界的テニス大会のフォーマット作成なんて、片手間で関われることではありません。
フットボール選手たちはよく、「全てをクラブのために捧げている」と言います。ではピケはそんな仕事をしながらバルサに専心できているのか。ピケほどの才能があれば、できてしまうのか。

ピケが批判対象になるか否かはピッチでのパフォーマンス次第です。
ディフェンスリーダーとして失点阻止に貢献するなら、自由時間をどう使おうと異論はない。異論の付けようもない。でも今季のプレーだと、もっと本業に集中すべきではと思ってしまいます。

自らハードルを上げ、このカンプノウ3連戦に臨むジェリ
エル・クラシコ終了後、心配はしたけどなんだかんだ言ってさすがジェラール・ピケだったね、と盛り上がれていることを期待しましょう。

このニュースのまとめ

  • ・ジェラール・ピケは企業経営者でもある
  • ・リーガ中断中は、ビジネスでN.Y.へ上海へと出張
  • ・フットボールとの両立は可能なのか、と疑問が生じる
  • ・チームの正念場、カピタンとして引っ張らねばならない

 

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