PSG移籍を後悔し、カンプノウに戻ってきたいというものの
ネイマールがバルサに復帰するのは超困難ではあるけれど、不可能ではない。そう伝えた10月17日のMD(ムンドデポルティボ)に、その他メディアが続き始めました。
MD紙の説明をざっくりまとめるとこうです。
- ・ネイマールはPSG移籍を後悔している
- ・FCバルセロナに対し、出戻りを何度も提案し続けている
- ・パリで王様になり個人賞を獲るつもりだったが、当てが外れた
- ・リーグアンもフランス杯もモチベーションが上がらない
- ・バルセロナはフットボールも生活も楽しかったなぁ・・・
知らんがな。
上手くいかないことも含めてのクラブ移籍でしょうに。
キミはきっと後悔するよと言われてたでしょうに。
数年待てば、メッシの玉座を継ぐのはキミだと言われてたでしょうに。
バルサ時代はグッズを買うほどにネイマールに愛着を持っていた者として言いますが、2017年夏のバルサ退団へといたる過程は、クレ心に易々と癒やせない傷を残しました。
契約更新ボーナス2,600万ユーロを得るために態度を曖昧にし、バルサがその支払いを拒むと告発までしたのはどうだったのか。
ただ絶対に復帰がお断りかというと、揺れる気持ちはなくもないのがなんか悔しい。勝手なモテ男に復縁を持ち出された女子はこんな気分なのでしょうか。
そして恋愛話と大きく異なるのは、ここに巨額のマネーが絡んでくることです。
理事会に近いMD発
今回のネイマール復帰話を持ち出してきたのは、バルトメウ理事会に近いMD紙です。
なのでクラブ筋からの情報リークがあったなら、クレ世論の反応を見たいからだと推測。
MDがウェブサイトを使ってとった電子アンケートでは、65%以上がネイのバルサ復帰をよしとしています。
第一の目的は果たせたってところでしょうか。
反響が大きかったことで、その他メディアもこの件に乗っかり始めました。
ラジオ局カデナSERの番組 El Larguero は、ネイマールとPSGの間には契約解除金条項があると報道。
MDと同系列のラジオ局RAC1は、バルトメウ会長が中心選手たちに対してネイマール復帰をどう思うかを相談したと伝えています。
契約解除金が存在している
カデナSERの情報は、バルサよりもむしろマドリーに好都合じゃないかという内容です。
曰く、ネイマール家は2017年のPSG移籍の際、2019年夏から発効する契約解除金条項をねじ込むことに成功していて、バルサがPSGから受け取った2億2,200万ユーロに近い2億2,000万ユーロを支払うことで、ネイマールはPSGから自由の身となり、2020年夏にはさらに2億ユーロに減額されるという。
(※追記。SPORTが契約解除条項の発効は2020年夏で、解除金額は2億1,500万ユーロ、これが正解で値引きも他の金額もないと報じました)
契約解除金があるのなら、フロレンティノ・ペレスが喜んで払うんじゃなかろうか。
アヤックスの新星を狙うバルサが、2019年夏にネイ用に2億2,000万ユーロを捻出することは相当困難ですし(デンベレを売っても全然足りない)、ネイが根気強く2020年までPSGに残ってるとも思えません。
SERはまたネイマールがバルサ理事に対して復帰を懇願し、涙を見せたなんて話も伝えています。
心情に訴えるものがある一方で、バルサに断られたからマドリーへ行く言い訳を作りたいのだろうとの疑念も消すことはできない。
ひどい去り方でしたからね、2億ユーロを投じて頑張るオペレーションかっていうとね。
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