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バルベルデバルサ復調の転機、それはウェンブリー

アルトゥールを抜てきして以降、バルサは活気を取り戻し結果も出るようになった

エル・クラシコはいつも「その前」と「その後」がある試合だといわれます。その一番の出来事が、不振の責任を監督に負わせたレアル・マドリーによるジューレン・ロペテギを解任。白いクラブ内の火事はまだまだ燃え広がりそうなので、対岸からコーヒー片手に楽しむことにしましょう。

ベルナベウ方面が炎上する一方で、FCバルセロナはこの一ヶ月でずいぶんと希望の抱けるチーム状況になりました。レオ・メッシの負傷すら、前向きに持っていけたのはすばらしい。その転機はなんといってもウェンブリーでのトッテナム戦、アルトゥール・メロの抜てきでした。

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変身の5つの要因

10月30日のSPORT紙が、マドリークライシスを10ページの大特集するかたわら、バルサ変身の理由について分析をしています。

9月末のバルベルデチームは試行錯誤をするも良い結果が出ず、迷いの中にある様子でした。
最適解が見つからない、見つけてほしい、と繰り返していたことを思い出します。
その最適解がウェンブリーで見つかった。チーム状況は大きく好転しました。

  • SPORTによるバルサ変身の5つの理由は以下です。
  • アルトゥール効果
  • ■解決策となったラフィーニャ
  • ■ルイス・スアレスの挑戦
  • ■セントラルふたりがしっかりやった
  • ■手本としてのセルジ・ロベルト

このなかでも最大の要因はやはり、アルトゥール起用の成功でしょう。

レオ・メッシが「驚いた」「チャビを思い出させる」と称賛した才能にエルネスト・バルベルデが賭け、アルトゥールはその信頼に応えた。ウェンブリーでその決断を下したテクニコの勇気を称えたいですし、大舞台で見事にチャンスを活かしたセントロカンピスタも見事でした。

アルトゥール、ウェンブリーでバルサを変えた
アルトゥール・メロが、バルベルデバルサの起爆剤になるかもしれません。チャンピオンズ・トッテナム戦で先発起用されたブラジル人セントロカンピスタは、チャビを思い出させるプレーでバルセロニスタをにんまりとさせました。

あの一夜でアルトゥールはバルセロニスタの心を鷲掴み。
ブスケツラキティッチアルトゥールの中盤にコウチーニョの左エストレーモという組み合わせでバルサのフットボールはバルサらしさを取り戻したわけですが、アルトゥールさんのいきなりのこの馴染みっぷりはどうしたことですかね。

ヨーロッパ初挑戦

おそらく年内は、この勢いに乗って突っ走っていけるんじゃないかと思います。
不安要素としてあるのは、アルトゥールが欧州初挑戦、しかもバルサの過酷日程に初挑戦のシーズンであることで、どこまで体力と身体がもつのかという点。レギュラーとなって1年目は、みんな後半でバテますからね…。

全試合で見たいアルトゥールではありますが、疲労蓄積も考え、上手く温存させながら使ってくれることを期待しましょう。食事改革も頑張って。

アルトゥール強化プラン
ウェンブリーでのトッテナム戦、メスタージャでのバレンシア戦と2試合続けて先発起用され、上々の評価を手にしているアルトゥール・メロ(22)。彼はヨーロッパのフットボールとバルサの過密日程に適応するため、フィジカル強化にも取り組んでいる...

各選手たちが、それぞれに一歩前進し

あとはそうですね、、大エース・メッシの負傷というフットボール的/精神的な痛手をチーム全員の力を合わせて乗り越えたことと、ルイス・スアレスがそのけん引役となったこと。

レオ・メッシを欠くことによるマイナスの影響を、チームが一丸となることでかぎりなく少なくし、バルサの3P(ポゼッション、プレッシング、ポジショナルプレー)でマドリーとインテルに打ち勝てたのは数年後を考えても良い出来事でした。

ロッカールーム内のヒエラルキー上層部にいるルイス・スアレスジェラール・ピケセルヒオ・ブスケツらが周囲を引っ張ったのも良かった。

長いシーズンなのでこれからも様々な課題がやってくるでしょうが、このチームならなんとか解決して突き進んでくれるんじゃないか、と期待させてくれる1週間でした。

このニュースのまとめ

  • ・ここ5試合でバルサの状態は大きく改善
  • ・転機となったのはウェンブリーでのトッテナム戦のアルトゥール起用
  • ・メッシ欠場をチームみんなで埋めた

 

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