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ネイマール作戦に新展開:ローン移籍の正式オファーへ

バイエルンによるコウチーニョ獲得と同じ方式、ただしもっと高い
いまは資金がないので、2020年に1億6,000万ユーロを支払う方向で

FCバルセロナによるネイマール呼び戻し作戦に、新たな展開です。昨日カンプノウ内オフィスにて幹部による会議が行われ、PSGへと提出する正式なオファー内容を検討。こだわっていた選手トレードから方針転換し、ネイのサラリーを負担する買取オプション付ローン移籍を申し出ることにしたようです。

バルサ首脳会議

ネイマールのメロドラマに関しては、ここ数日はSPORTだけでなくMD紙も「バルサは真剣にネイ丸との契約を考えている」と報じだしており、自分たちの持ち駒をフル動員して家出王子を呼び戻そうとしているのは、事実のようです。

昨日の午前、FCバルセロナの幹部たちが次々とカンプノウに集まっていく様子が、ラジオ局RAC1によって確認されています。

クラブ会長のジュゼップ・マリア・バルトメウ、経済部門担当の副会長エンリケ・トンバス、フットボール担当理事ハビエル・ボルダス、CEOのオスカル・グラウ、強化技術部のエリック・アビダルラモン・プラナス、財政部門の責任者たち、そして南米担当のクラブ仲介人でネイ家と親しいアンドレ・クリー

彼らは全ての状況・可能性を分析し、PSGへと書面で提出するオファー内容を練り上げていきました。その結果、まとまったのが次のオファー内容です。

ネイマールを1シーズン貸し出してほしい。買取オプションを付ける。選手年俸はバルセロナが負担。賃料も支払う。

先日バイエルンへと期限付き移籍したフィリペ・コウチーニョに関する、ドイツクラブとバルサとの合意内容に似ています。買取オプションの行使を義務づけるかどうかは、未確定
そしてこれまでにこだわってきた、選手交換が含まれていない点が、大きな方針転換ポイントです。

唯一の道だが、結局すごく高く付く

お金のないバルサがこの夏にネイマールを加入させるための、残されたほぼ唯一の手段、買取オプションの付いたローン移籍。
選手交換のみのトレードは現実味がないため、可能性があるとすれば、最初からこの道くらいでした。

とはいえ選手の給料をこちらで負担するとなると、相当にキツい
手取りが3,680万ユーロとか言われているネイ丸を1年雇おうと思えば、税金分も含めると5,000万ユーロ以上が必要になってくるんですよね。

これに加えて、賃料も払うとなると・・・
コウチーニョの賃料としてバイエルンがバルサに払うのが850万ユーロなので、獲得費用が2倍、年俸が3倍のネイマールだといくらになるのか。単純計算で1,700万~2,500万ユーロ?(このあたり、詳しくないです)

結局のところ、お金のないバルサにとって非常に苦しいオペレーションであるのに変わりはなく、会議に参加した財政部門の責任者たちがどう見解を述べたのかが気になるところです。

バルセロナはアントワン・グリースマンの契約解除金(1億2,000万ユーロ)の支払いにおいても、銀行の融資を受けてどうにかキャッシュを用意しています。なのにネイマールに多額の費用をつぎ込む・・・
コウチーニョの貸し出しで4,000万ユーロほど節約できるバルサですが、残りはネイ効果の売り上げ増でまかなえる計算なんでしょうか。
素朴な疑問で、ネイマールにそこまで投資する値打ち、ある???

そして常にキャッシュを求めているPSGが、このバルサの提示する条件を受け入れるかどうかですが・・・ 仏L’EQUIE紙が幹部発言として報じているコメントによると、「オープン」だそうです。

買取オプション額、1億5,000万~1億6,000万ユーロ

買取オプションの行使を義務にするか、しないのかは、これから決めていきます。
基準になるのは2020年夏のネイマールの契約解除金で、MD紙によるとPSGとの契約では1億7,000万ユーロが設定されているとか。
よってMDは買取オプション額を1億5,000万ユーロ、SPORTは1億6,000万ユーロだと報じています。

ジュゼップ・マリア・バルトメウ会長は、バルサを去ってから目立った成果を残せていない選手に対して買取を義務づけるのは危険なので避けたいと考えている一方で、理事会の一部は会長に対し、来年夏はコウチーニョデンベレセメドを売ることで収入が見込めるので義務でもよいと助言している云々(MD)。

今年ローンで5,000万ユーロとか払って、来年に買取オプションで1億5,000万ユーロだと、結局恐ろしく高くなる?なにか解釈間違ってるかもしれません。

ええ加減、本当にうんざりのネイマール問題。
ユベントスが後釜パウロ・ディバラに加えて金銭の支払いも用意しているという、ウソみたいなニュースが事実であるといいのに、と思います(がんばれ、ユーベ)。

マーケットの期日が近づくことによって、メロドラマも少しずつ最終回と近づいているのは間違いないので、バルサにとってハッピーエンドであるよう祈りつつ今日のところはこのへんで。

 

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