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グリーズマン「メッシたちの動きをまだ理解していない」が「チームの重要な存在になりたい」

チームメイトたちとの連携を磨く時間はまだ多くあるとフランス人クラック
ボールを持って自信を持てないと失敗をするとも語る

FCバルセロナのフランス人クラック、アントワン・グリースマンが独特なるバルサ(メッシ)システムへの適応に苦労しています。任されるサイドでは、右でも左でもどう動けば良いのか掴めない様子。マークを外す動きも活かせてもらえない。
母国フランスのラジオ・モンテカルロの番組内では「僕はまだメッシやスアレス、デンベレの動きを理解していない」と告白しているグリジです。

グリースマンはこうも言います。
「辛い時もある。ボールを持って自信を持てないと、シュートやパスをする時に失敗をするから」
世界最高クラスの実力を持ち、ムンディアル優勝チームの中心だった選手でも、メッシに合わせつつ自分の持ち味を出すのは容易ではないわけです。

バルサのスタイルが大好き

また、ドイツのフットボール専門誌 KICKER にも、スペインEUROPA PRESS通信社によるグリースマンのインタビューが掲載されています。
ここでも彼は外せない話題としてバルサへの適応について訊ねられていて、前向きに鋭意努力中であることを説明しました。

僕はバルサのスタイルが大好きだ。自分のフットボール観に完璧に合っていると思う。プレッシャーは感じてないよ。熱狂を持ってプレーをすることで僕らは目標を達成するだろうし、今季タイトルを獲得するだろう」
「僕は夏にここへきたわけで、チームメイトとのオートマティズムを洗練させたり、バルサ哲学に対応するパラメーターを改善するために必要な時間はたっぷり残っているさ」

「入団時はチーム全員からすごく歓迎してもらえた。最初から毎日、自分のプレーを磨き上げ、もっと向上し、自分の居場所を見付けるために徹底的にハードワークしているよ。チームにとって本当に重要な存在になることが目的なんだ。
メッシやスアレスのような偉大な選手たちの隣で成長を続けるのは喜びだし、彼らにはインスパイアされてる」

グリーズマンは数日前、UEFA.COMのインタビューでも「僕は内気な性格で、こちらから話しかけたりはしないんだけれど、ルイスレオ、僕はお互いを知るようになっていて、一緒にご飯にも行ったよ」「時間と共に僕らの関係は良くなるだけだ」と明かしている。

こちらは雑誌のインタビューということで、実際に取材があったのは数週間前かもしれません。つまり冒頭のラジオ・モンテカルロのほうが、グリースマンの新鮮な感想ということでして、トンネルを抜けるのはまだ先のことになりそうだなと。

グリーズマンか、デンベレかの選択

そして11月26日(火)のSPORT紙がトップ記事として大きく取り上げているのが、バルベルデは明日のドルトムント戦でアントワン・グリースマンとウスマン・デンベレのどちらを先発起用するのか、です。

記者さんはこれを失敗できない勝負服選びに見立て、バルベルデは鏡を見ながらネクタイやベルト、靴をトータルコーディネートしなければならないと上手く喩えているのですが、レガネス戦では非常にセンスの悪い4-2-3-1なんてスーツを選んでしまったチングリさんだけに不安はぬぐえません。

あれはそれだけ疑念を生じさせる采配でしたし、もう一回4-2-3-1を試してしまう(グリジもデンベレも使う)可能性もあると真面目に思える。さすがに4-3-3に戻すでしょうけれど・・・。

プレーへの参加に難のあるけれども、ここまでの公式戦16試合で4ゴール3アシストの数字を残してはいるグリーズマンか、パフォーマンスが不安定だけれども適応面では一日の長があるデンベレか、という選択。
トランジションに長けたプレーメイカーか、いろんな意味で予測不能なドリブラーか。

メッシスアレスを外せば、グリーズマンデンベレの同時もいけますけれど。

もうひとつ選択肢があるじゃないか

でもちょっと待って。
可能性は限りなく低いんですけれどもうひとつ、どちらのフランス人も起用せず、カルラス・ペレスに賭けてみるという選択肢も存在しています。
グリーズマンよりもずっとバルサシステムに馴染んでいて、デンベレよりも安定感のあるラ・マシア仕込みのデランテロ。試合に出るたび、そこそこに良い仕事をしている。埋めたい左エストレーモが出来る。メッシはカンテラーノを愛している。諸条件にぴったり。

でもないよね、ない。
やけくそクレの戯れ言でした。

そしてシステム云々も大事ですが、試合中に選手たちがどう動き、各ラインが連動するのかのほうがもっと大事です。これが期待できないのが辛い。期待できるテル・ステーゲンのパラドン、ならびにメッシのフリーキックでどうにかしましょうか。上手くいけばスアレスのゴラッソも決まるでしょう。
投げやりでゴメン。

 

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