怪我人と出場停止で、起用できる選手が限定されている
ウンティティにとっては1年以上ぶりのチャンピオンズ、待ちに待ったアピールの機会
長いシーズンの中には一つのラインに欠場者が集中することがよくあり、今バルサでは最終ラインのやり繰りが難しくなっています。ジョルディ・アルバとネルソン・セメドが負傷中で、ドルトムント戦はジェラール・ピケが出場停止。各ポジションで先発組が起用できない状況なのです。
ただでさえ失点が多い現状で、これは不安要素。バルベルデはこのパズルにどう挑むでしょうか。といっても選択肢は限られています。
アルバ、セメドが負傷中、ピケが出場停止
デフェンサ人が抱える怪我人の状況は、次のようになります。
- × ジョルディ・アルバ:11月5日のスラビア戦で大腿二頭筋の怪我が再発。経過次第。
- × ネルソン・セメド:11月9日のセルタ戦で左ふくらはぎの筋肉を負傷。全治5週間。
- △ クレメン・ラングレ:11月18日の代表戦で左ふくらはぎに違和感。
アルバは戦列を離れてもう3週間が経過しましたが、怪我を再発させているだけにリスクゼロでなければ復帰しないでしょう。セメドもまだリハビリの真っ最中。復帰までまだあと2週間は必要です。
レガネス戦を欠場したラングレは、昨日(月曜)のトレーニングを普通にこなしているのでドルトムント戦には出場でしょう。
ピケがカード累積で出場停止だけに、これはよかった。
ウンティティ「僕のヒザは完璧」
ということで、ドルトムント戦の最終ラインは右から
セルジ・ロベルト、ラングレ、ウンティティ、ジュニオル
になりそうです。
右ラテラルにワゲもありえるけれど、ロベルトが起用できるので考えにくい。
右ラテラルがワゲで、左にセルジ・ロベルトというのもあるか・・・?
ウンティティ先発は堅いですが、彼は昨シーズンのラ・リーガ第5節・第6節以来、2試合続けてプレーをしたことが一度もないというデータもあります。週末のレガネス戦でフル出場したウンティティをバルベルデが起用するかどうか。
ビッグサムはこのドルトムント戦を万全の状態で迎えるために13日の親善試合カルタヘナ戦を休んだと言われていますし、さすがに使ってくるでしょうけれど。
ウンティティは先日のMARCA紙のインタビューの中で「すごく良い感覚があるし、プレーすることだけを考えてるよ。すごく調子良いんだ。僕のヒザは完璧だよ」と強調しています。
明日出場すれば、チャンピオンズでは2018年9月18日のPSV戦以来のプレーです。
控えセントラルは誰に・・・?
一方でセントラルの控えは今後の議論になりそうです。
ファーストチームにはジャンクレール・トディボという“第4のセントラル”がいますが、どうも彼はバルベルデに戦力としてカウントされてない。レガネス戦はマドリー遠征にこそ呼ばれましたが、ベンチ入りメンバーからは外れ、代わりにロナルド・アラウホが控えとなったからです。
監督にフィリアルの選手を優先され、スタンド観戦になるのは、ファーストチーム選手としてかなりショックな出来事です。冬マーケットでの移籍へ向けてまっしぐらと報じられるトディボ。明日の扱いに注目してみましょう。
(最終ラインがこういう状況だと、中盤はアルトゥロ・ビダルが先発で選ばれそう)
このニュースのまとめ
- ・ドルトムント戦はアルバ、セメドが負傷中、ピケが出場停止
- ・ラングレは間に合いそうで、ウンティティとペアを組むか
- ・右ラテラルはセルジ・ロベルト、左はジュニオルが濃厚、セントラルの控えは誰?
コメント
怖いのは左ラテラルを狙われるのですね。フィルポはあのジェイドン・サンチョのマークをしないといけないですから。
ウンティティはおそらく右セントラルでしょうが、ビルドアップの時に利き足が左のせいで、蹴りづらそうなのが気になります。