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【マッチレポート】チャンピオンズ第5節 バルサ 3-1 ドルトムント

Champions League | jornada 5

メッシに導かれたバルサが元気のないドルトムントに快勝。
トリデンテがそろい踏んでの勝点3で、グループFの首位が確定した。

FCバルセロナがボルシア・ドルトムントを3-1で下し、グループF首位としてチャンピオンズ 1/8 final 進出を決めた。勝利の立役者は1ゴール2アシストのレオ・メッシ。混乱模様のドイツチームに対して圧巻のパフォーマンスでベストぶりを見せつけた。祝・MSGトリデンテそろい踏み。

試合のポイント

マテ茶コネクション:キックオフすぐにラキティッチ(2ヶ月ぶりの先発)のエラーから決定機を作られたバルサだったが、ウンティティのカバーで辛うじてセーフ。その後はボールを保持したりされたりの(あまり決め手のない)時間が続く。転機となったのは21分のスアレスの決定機(速攻からネットを揺らすもオフサイド)。そこからドルトムントは守勢となり、29分にメッシとの連携からスアレスが今度はオフサイドを破って1-0、その2分後にはフンメルスの不用意なパスからメッシが仕留めて2-0とした。恐るべきマテ茶コネクション。



押せ押せ:バルサ先制以降のドルトムントは防戦一方となる。バルセロナは元気にハイプレスが決まり、次々に相手陣内でボール回収も。間に合わなければすばやく自陣に引いてブロック形成し、攻撃時にはテンポ良くパスが回った。30分頃がバルサの最も良い時間帯。3点目を決めて勝負を終わらせるチャンスも何度かあった。
不運だったのはデンベレがまたも負傷したこと。左サイドにはベンチスタートだったグリーズマンが入った。

安定の4-4-2:後半、ドルトムントのルシアン・ファブレ監督はサンチョを入れることで逆転を試みる。バルサは4-4-2で待ち受けながら、ボールを保持すればメッシを中心にカウンターを発動。中間スペースを時々取られてはいたが、決定的な場面は作らせなかった(61分ブラントに作られた決定機はテル・ステーゲンがブロック)。対して67分には速攻から、メッシのパスを受けたグリーズマンがライン裏を奪って3-0。勝負は事実上決着した。

ボールを譲り守り切る:その後、バルサは自陣に引いてドルトムントの攻撃を凌いだ。ボール支配率で逆転される、なんだかなあの試合運びではある。77分にはサンチョにゴラッソを決められたが(コンパクトな振りで勢いのあるシュート!)、試合の大勢は変わらず。最後は5バックにして2点差を守り切っている。

トピックス

別次元のメッシ:D10Sが好調であれば、大抵の試合はバルサのものとなる。バルセロナでの700試合出場に、自らの大活躍(1ゴール2アシスト)で花を添えたクラック。ルイス・スアレスとの阿吽の呼吸は見事なもので、ドルトムント守備陣はいとも容易く破壊された。

78チーム目の餌食:ドルトムント戦でのゴールによって、レオ・メッシの得点済みチームが78となった。対戦したチーム数が87なので、89%が彼の餌食に。チャンピオンズでメッシの得点を免れているのは、アトレティコ、ベンフィカ、インテル、ルビン・カザン、そしてウディネーゼの6チームのみとか。

デンベレ負傷・・・:前半27分頃、ボールを競り合ってのジャンプから着地した際、ウスマン・デンベレが筋肉を負傷。すぐさまシューズを脱いでピッチに座り込み、交代の際には目に涙を浮かべていた。切ない。デンボウズの筋肉が怪我と別れる日はやって来るのか・・・

ルイス・スアレスがちくり:「メディカルスタッフはデンベレの怪我を解決する方法を見つけ出さないとね。彼が早く戻ってくることと、また怪我をしないことを期待してるよ」

13年連続でのグループ首位:バルサが目的としていた勝点3を手に入れ、グループFでの1位通過を確定させた。これによって 1/8 final の第2戦をカンプノウで戦えるほか、12月16日の抽選会でPSGバイエルンシティユベントスと当たることを回避できる。

MSGトリデンテそろい踏み:バルサの新トリデンテがついに“接続”された。ベンチスタートとなったグリースマンだったが、デンベレの負傷によって26分にピッチに立つと、精力的にプレーに関与。メッシスアレスがゴールを与え合うのはいつものことだが、今回はそこにグリジが加わったのが大きい。メッシとグリーズマンの息が合ってきている。
(初のそろい踏みはエイバル戦だったが、この試合はあまり連携はなかった)

グリーズマン、バルサでのCL初得点:アントワン・グリースマンがバルサ選手としてチャンピオンズで初得点。速攻からメッシの縦パスを受けてライン裏へと抜け出し、左足シュートでGKブルキの脇を抜いた。

安定と安心のテル・ステーゲン:またも重要な試合で重要な仕事をやってのけたドイツ人守護神。バルサがボールを相手に譲っていた後半、61分にブラントのシュートを防いで2-1を回避すると、87分にもサンチョのシュートをパラドンして同点の希望を摘み取った。77分のサンチョ弾は、やむなし。

ウンティティ復調:怪我に苦しんだ1年を経て、サムエル・ウンティティが復調ぶりを示している。先発出場はこのドルトムント戦で3試合連続。徐々にベストを取り戻しているので、この調子でいってほしい。

35試合連続CLカンプノウ無敗:ドルトムントを3-1で下したバルサが、チャンピオンズリーグのホーム試合での連続無敗記録を「35」へと伸ばした。内訳は31勝4分、得点119、失点17。

バスケットボール部のスター選手たち(ミロティッチ、トミッチ、ダビエス)がフットボール部に声援。3階席にいたのは、クラブを頼らずに自分たちでチケットを取った?




FC Barcelona Borussia Dortmund
3 1
27 de Noviembre 2019 – Miercoles 21:00 h
Camp Nou
:90,071
Goles
Suárez (29)  
Messi (33)  
Griezmann (67)  
  Sancho (77)
Titular
Ter Stegen【8】 Burki
Sergi Roberto【6】 Piszczek
Umtiti【7】 Akanji
Lenglet【7】 Hummels
Junior【7】 Schulz
Busquets【7】 Weigl
Rakitic【7】 Witsel
De Jong【7】 Brandt
Messi (c)【9】 Guerreiro
Dembélé【4】 Achraf
Suárez【7】 Reus
Cambios
Dembélé→
Griezmann【7】(26)
Schulz→
Sancho (46)
Rakitic→
Arturo Vidal【5】(78)
Piszczek→
Zagadou (76)
Suárez→
Wagué【sc】(90)
Weigl→
Götze (85)
Entrenadores
Ernesto Valverde【5】 Lucien Favre
Arbitro
Clément Turpin (francia)
Tarjetas
Messi (51) Guerreiro (74)
Busquets (71)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 1 3

Goles

1 1 0
8 5 13 (6)

Tiros a puerta

9 (4) 5 4
4 4 8

Ocasiones de Gol

4 3 1
1 0 1

Corners

0 0 0
1 1 2

Fueras de juegos

1 1 0
376 236 612

pases

721 418 303
54%   46% Posesion del Balon 54%   46%
6 7 13

Faltas

7 3 4
0 2 2

Tarjetas Amarillas

1 1 0
0 0 0

Tarjetas Rojas

0 0 0
Formación

セメド、ジョルディ・アルバが負傷欠場。ピケが出場停止。
アラニャー、カルラス・ペレスが監督判断で招集外。
ネト、トディボ、アルトゥール、ワゲ、グリーズマン、アルトゥロ・ビダル、アンス・ファティがベンチスタート。

機能しなかった4-2-3-1から4-3-3へと戻す(守備時は4-4-2)。ウンティティは左セントラルを務めた。ラキティッチが約2ヶ月ぶりで今季2度目の先発出場。活発な動きで存在感を示した。

デンベレがまたもや負傷し、前半26分でグリーズマンと交代。
後半のバルサは自陣に引いてプレーする時間が大半だった。よってほぼ4-4-2。
2人目の交代は78分、ラキティッチに替えてのアルトゥロ・ビダル。
終了間際にルイス・スアレスがベンチへと下がり、ワゲが入った。守備時は5バックに。

Titular Final
 

2019年11月28日(木)、ボルシア・ドルトムント戦翌日のバルセロナスポーツ紙。

MD「決定的トリデンテ」

  • 決定的トリデンテ
  • スアレス、メッシ、そしてグリースマンがついにつながり、得点し、バルサをグループ首位として 1/8 final へと進ませた
  • → ベストバージョンのバルサが出現したことは、4つの難敵(PSG、バイエルン、シティ、ユベントス)を避ける上で役立つ
  • デンベレが25分間プレーし、新たな筋肉の怪我
  • 「モレノは不誠実だった」
    ロベルトと決別し、彼を解任した理由をルーチョが説明

SPORT「ついに!」

  • ついに!
  • → 輝くプレーとともにベストバージョンを見せたバルサ、グループ首位としてステージ通過
  • → 偉大なるメッシにリードされたトリデンテが連携し、バルサの3ゴールを分かち合った
  • デンベレがまたも負傷、涙をこぼしながらピッチを去る

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