スポンサーリンク

【マッチレポート】コパ1/4 final アスレティック 1-0 バルサ

Copa del Rey | 1/4 final

バルサは好ゲームをし、勝てるチャンスも十分あったが、最後に屈した。
グリーズマンとメッシの決定機が惜しかった。

FCバルセロナがコパ・デル・レイに別れを告げた。セティエンチームはサンマメスで勇敢に立ち向い、優勢に試合を進めたものの、手にした決定的チャンスを頼みのクラックたちが決めきれず。後半追加タイムにイニャキ・ウイリアムス弾を食らい、敗北となった。

試合のポイント

立ち上がりに決定機:立ち上がりに主導権を握り、得点機を作ったのはバルサだった。5分にはメッシの個人突破からアンス・ファティ、7分にはメッシのパスにセメドが抜け出し、折り返しを再びファティ。週末のレバンテ戦では2ゴールで英雄となったファティだが、サンマメスではゴール運に恵まれなかった。9番不在につき、自由に動くメッシが攻撃をけん引。グリーズマンは驚きのベンチスタートだった。



アスレティックの組織だった守備:アスレティックの厳しいプレッシャーに遭い、10分以降はバルサのリズムが下がっていく。9分にはCKからイニャキ・ウイリアムスがネットを揺らすも、これは明らかなオフサイドで得点とならず。バルサは組織立ったアスレティックの第2ラインを突破できず、メッシの創造性頼みとなっていった。パス失敗もしばしば見られ、象徴的だったのはピンチを招きかけたテル・ステーゲンの危ないパス。前半のフレンキーからメッシへのパスはゼロだった。激しく、拮抗はしていたものの、ゴールチャンスは少ない前半。

グリジ登場でバルサ良くなる:後半は57分のグリーズマン登場(ファティと交代)からバルサのペースとなっていく。疲れ始めたアスレティック守備陣を混乱させる、絶え間ないグリジの動き。フレンキー・デ・ヨングが前線に顔を出す頻度も増え、64分にはカパとの競り合いでPKではないかという場面もあった。66分には切れ込んだフレンキーのシュートをウナイ・ヌニェスがブロック。

決定的チャンスを活かせず:バルサは得点に近づいていた。最接近したのは70分のグリーズマンと、86分のレオ・メッシだ。どちらもGKシモンと1対1で、いつもならばゴールを仕留めていただろう。しかしこのサンマメスでは運が足りず、ウナイ・シモンが脚ブロック。チームをコパ準決勝へと導くことはできなかった(どちらのプレーでも途中出場アルトゥールのパスが重要な役割を果たしている)。

終了間際の決勝弾:GKウナイ・シモンと共に英雄になったのはイニャキ・ウイリアムスだった。80分と89分のチャンスではシュートを仕上げ損ねたFWだったが、誰もが延長戦の心づもりをし始めた追加タイムの93分、イバイのセンタリングを頭で逸らすシュートで決めて1-0。コパ準決勝への切符をもぎ取っている。バルサは頭を高く上げ、コパにアディオス。

トピックス

メッシ頼み:いつもはバルサの救世主となってくれるD10Sメッシも、シュートが決まらない時はある。このアスレティック戦でも、敵陣攻略に苦労するチームをぐいぐいと引っ張ってくれたが(頼りすぎたくらい)、惜しくもゴールだけが足りなかった。スアレスがメッシの仕事を減らしていたと痛感。グリーズマンが入った後はマークも分散し、レオも活きた。

楽になったカレンダーバルサがコパ準決勝にたどり着けなかったのは10年ぶりらしいが・・・ 残したイメージは良い方なので前向きに捉えていこう。例えば、日程が楽になる。選手層が薄くなったバルサにはありがたい話だ。ここからは2週間 平日の試合がなく、今週末のベティス戦以外はカンプノウ開催なので、しっかりコンディション調整をしてチャンピオンズ・ナポリ戦(2月25日)へ。

キケ・セティエン「私たちには準決勝へ行く値打ちがあったと思う。後半はこちらがコントロールしていたし、テル・ステーゲンはほとんどすることがなかった。最後のゴールが決まるまではチャンスも作り出していた」「チームは良いイメージを示し、相手を上回っていた。精度が少し足りなかったのは確かだけれど、それはやって来るさ」「結果以外は全てが良かったよ

復調のアルトゥール:69分にラキティッチに代わって出場したアルトゥール・メロが良い試合をした。グリーズマンがあと一歩でゴールだったプレーでは、センタリングしたセルジ・ロベルトに絶妙なロングパスを送ったのが彼。86分にも、アルトゥールのパスからメッシの決定機が生まれている。セティエンの下で重要な存在となれるかも。

ジョルディ・アルバが、アビダル×メッシ問題に言及。「アビダルはファンに愛された選手だったし、外部の人間じゃないんだ。ロッカールームの選手がどう感じるか分かってないとね。困難に立ち向っているのは僕ら選手とテクニコたちだ」




Athletic Club FC Barcelona
1 0
6 de Febrero 2020 – jueves 21:00 h
San Mames
:49,154
Goles
Iñaki Williams (93)  
Titular
Simón 【5】Ter Stegen
Capa 【6】Semedo
Yeray 【7】Piqué
Núñez 【6】Lenglet
Iñigo Martínez 【6】Jordi Alba
Yuri 【6】Busquets
Dani García 【6】Sergi Roberto
Vesga 【5】De Jong
Raúl García 【6】Rakitic
Muniain 【6】Ansu Fati
Iñaki Williams 【7】Messi (c)
Cambios
Vesga→
San José (66)
Ansu Fati→
【7】Griezmann (57)
Muniain→
Aduriz (77)
Rakitic→
【6】Arthur (69)
Raúl García→
Ibai (89)
Piqué→
【5】Umtiti (80)
Entrenadores
Gaizka Garitano 【6】Quiqe Setién
Arbitro
Martínez Munuera (valenciano)
Tarjetas
Yeray (44) Semedo (6)
Vesga (53) Messi (39)
Dani García (63) Jordi Alba (40)
  De Jong (57)
  Piqué (72)
  Arthur (81)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1

Goles

0 0 0
2 6 8 (1)

Tiros a puerta

10 (5) 6 5
0 2 2

Ocasiones de Gol

3 2 1
2 1 3

Corners

4 3 1
2 1 3

Fueras de juegos

2 2 0
    305

pases

673    
31% 33% 32% Posesion del Balon 68% 67% 69%
8 7 15

Faltas

13 6 7
1 2 3

Tarjetas Amarillas

6 3 3
0 0 0

Tarjetas Rojas

0 0 0
Formación

ネト、スアレス、デンベレが負傷欠場。
イニャキ、アルトゥール、グリーズマン、ビダル、ウンティティ、ジュニオル、コリャドがベンチスタート。

9番不在のやり繰りとして、グリーズマンをベンチに置いて1-4-1-4-1のような。メッシは自由に動き回り、セルジ・ロベルトが週末のリーグ戦に続いて偽エストレーモとなった。デ・ヨングが前に出る。

バルサの攻撃がスムーズになったのは、57分、アンス・ファティに代えてグリーズマンが入ってから。
交代の2人目はラキティッチからアルトゥール。
3人目は負傷交代となり、ピケがピッチを去ってウンティティが登場。

Titular Final
 

2020年2月07日(金)、国王杯アスレティック戦翌日のバルセロナスポーツ紙。バルサのコパ敗退を残念がってはいるものの、不運だったと責める論調ではなし。

MD「K.O.パ」

  • K.O.パ/マドリーとバルサが敗退
  • レアル・マドリー 3-4 レアル・ソシエダ
    → スペクタクルなイサク擁するラ・レアルがベルナベウを強襲、反応なき白組に対し1-4へと持っていった
  • アスレティック 1-0 バルサ
    → 追加タイムでのブスケツのオウンゴールが、立ち向いチャンスも作ったバルサを倒した
  • アルバがアビダルについて「彼らはすでに外部から僕らにクソを投げている」

SPORT「残酷」

  • 残酷
  • 不公平な敗退
    → バルサがフエラでのベストゲームの一つをした後、93分のゴールでコパにサヨナラ
  • → バルサは多くの得点機で失敗し、審判はデ・ヨングへの明らかなPKを取らなかった
  • ■レアル・マドリー 3-4 レアル・ソシエダ
    ベルナベウでボコられる ラ・レアルが混乱し最終結果を偽装するだけのマドリーに4点を押しつけた。

 

コメント

  1. レト より:

    優勝候補はほぼ敗退。
    ノックアウトラウンド方式にしたのは予定調和をなくす上で大成功だったようです。

    バルサはタイトル獲得がかなり厳しくなりましたが仕方ないでしょう。
    優柔不断な決断が招いた事態です。
    フロントが責任逃れすることは許されません。

  2. t より:

    この結果は残念ですが内容はまずまず、むしろ勝てる可能性もかなりあったのでホントに不運としか言えません。今は頭数も少ないし試合数が減ったと切り替えて次へ向かいましょう!!

  3. ゼロ より:

    スターティングメンバーの構成があまり良くなかったですね。セルジ・ロベルトをウイングに起用しましたが、ビダルやグリーズマンのようにクロスに合わせられる選手がいないので、彼の持ち味が半減してました。
    また、DFを釣ってスペースを作るグリーズマンがいなかったのでメッシにマークが集中したり、周囲のフォローがないのでアンスが孤立して前線にボールを持ち運ぶのが難しかったですね。
    でもアウェーで内容は悪くなかったので、この敗戦がベティス戦に生かせればいいですね。