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ロウラ「私たちは前進する」

 

この手痛いダメージを乗り越えなければならない。

宿敵レアル・マドリーに勝利してコパ決勝行きのチケットを確保し、チャンピオンズ・ミラン戦への士気ブーストとするバルセロニスタの目論みは、脆くも崩れ去りました。その代わりにチームが負うことになったのは、深い深い精神的ダメージ。サンシーロに引き続きあまりにも残念だったその敗れ方に、現チームの限界を感じてしまう水曜の朝です。このバルサがここから立ち上がるには、なんらかの思い切った処方箋が必要。中盤を厚くしたいわゆる”豪華イレブン”が、強力なライバル相手に通用する姿は残念ながら想像できません。ミラン戦までに有効な解決策を見つけられるか。今季の行く末はそこに懸かっています。

 

「別の戦術オプションを練らなければならない」

2012/13シーズンの国王杯が終了となったマドリー戦(1-3)後の会見で、ジョルディ・ロウラ第二監督が強調したのは、この悲しすぎる試合を過去のものとし、次なる関門へと頭を切り替えることでした。「この敗北を早く忘れ、残されたビッグタイトルへと集中しなければならない。マドリーはおそろしく効率的だったし、世界有数のカウンターによって私たちは沈められた。マドリーが圧倒していたとは私は思わない。違いはディティールで決まったんだ。ただ全般として、彼らは私たちよりもずっと効率的だったよ

メッシに対して行われた厳しいマークが、チームを苦しめたことをアシスタントコーチは認めています。「レオは現在、多くのディフェンダーによって取り囲まれている。それは明らかではあるけれど、私たちには回復するための時間が4日あるんだ。ページを速やかにめくらなければならない」

そして凹んでいるバルセロニスタへのメッセージはこちらです。「私からまず言いたいのは、ファンへの感謝の言葉だ。彼らの振る舞いはお手本のようだった。彼らのサポートに感謝するよ。メッセージ?私たちはコパを失ったけれども、リーガは非常に有利な状況にある。これでガードを緩めてはいけないし、一方でミランとのブエルタに備えなければならない。勝ち抜けを目指してトライしていくよ。これは非常に大きな挑戦だ。2つのタイトルを得るべく、私たちは最後まで戦っていく」

心配だらけのミラン戦について、第二監督はこう見解を語りました。「別の戦術オプションを練らなければならない。ミランとの試合では、変更もありえるよ。負けに際して、変更を加えるのは普通のことだからね。問題がフィジカルかメンタルか、私には分からない。3日おきにハードな試合を3つ行ったことで、少しフォームが落ちていたかもしれない。ただ大げさにする必要はない。土曜日にはまた別の試合があるんだ」

ロウラはまた、敗北後のロッカールームの精神状態についても述べています。「(コンペティションから)敗退となれば、悲しいものだ。このチームの選手たちは非常に競争的で、全てのタイトルを欲している。今はちょっとばかり落ち込んでいるよ。トーンと喜びを取り戻すために、回復しなければならない。選手たちを叱責するようなことは何一つないよ

前日会見で反響を呼んだ審判へのコメントに関しては、「選手たちがジャッジに神経質になっていたとは思わなかった」としたうえで、アソンソによるペドロへのファールはペナルティだったのではないか?と訊ねられた第二監督は、こう語りました。「主審の決断は試合の大勢に影響を及ぼさなかったし、それは私が彼に求めていたことだ。マドリーに与えられたペナルティは明らかなものだったよ。ただ私の中では、こちらに有利な笛でも良かったと思える場面はあったね」

そして。「最終的に、モノを言うのは結果だ。サンシーロでの結果は悪かったし、今日はコパを失うこととなった。けれども私は、チームのフォームが落ちているとは言えないと思う。決勝進出を楽しみにしていたから、明らかに落胆はしているよ。けれどもメッセージは楽観的でなければならないんだ。私たちは立ち直るだろう。この難局から脱するだろう。このチームには、絶対的な信頼をおかなければならない

 

選手たちのコメント

 

チャビ・エルナンデス

「僕らは目を覚まさなければならない。悪い試合を2つした結果、その代償を支払うことになったんだ。今日僕らはタイトルを1つ失った。けれどもまだ、より重要な2つが残されている」

「マドリーは守備が良かったし、攻撃力もある。彼らはとても快適に試合を行って、後ろで守り、前線の選手2、3人でカウンターを仕掛けていた。マドリーに士気を挫かれたか?それはないよ。イダでは僕らが上回っていたわけだし、僕らはあそこで勝負を決めておく必要があったんだ。そうしなかったことで、オープンな状況としてしまった」

「僕らは疲れていない。問題は勝者のダイナミズムをもう一度取り戻すことなんだ。戦い続けなければならない。重要なタイトルがまだ2つ残されているからね。もし土曜日にベルナベウで勝利すれば、リーガはほぼ決まりとなるだろう」

 

ダニ・アルベス

「マドリーとの準決勝での、僕らの戦い方は上手くなかった。ミランに勝ち抜くために、改善すべき点はたくさんあるね。相手が上手く戦っていて、僕らがダメだったなら、相手が僕らに勝つさ。チャンピオンズで生き残りたいのであれば、上手く競っていく必要がある。それ以外に解決策はない」

「フットボルの良いところは、いつだって目覚める機会を与えてくれることだよ。つまりは僕ら次第なんだ」

 

セスク・ファブレガス

「すばやく立ち上がらなきゃね。マドリーは良い試合をしたよ。彼らのカウンターはかなり手強かった」

「カップ戦で重要なのは、決める時に決めることだ。マドリーは訪れたチャンスに、しっかりとゴールを決めていた。それも重要なタイミングでね。僕らがゴール寸前までいくと、マドリーは僕らのネットを揺らしてた」

「この結果が僕らの精神状態に影響することはないよ。僕らは凹んでいるけれど、明日にはまたトレーニングがあるし、土曜日の試合の準備をしなきゃならない。このチームには勝者のメンタリティが備わっている。これから訪れる重要な瞬間に、それを発揮できると僕は確信してるよ」

 

【FCバルセロナ 1-3 レアル・マドリーのマッチレポートはこちら】

 

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