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メッシ「僕らはまだ、チャンピオンズ優勝を争えるところに達していない」

チームはまだ道半ばであり、タイトル獲得のためには成長が欠かせないとカピタン
ローマやリバポーでやらかしたような失敗を繰り返してはいけないと警告

FCバルセロナの至宝 レオ・メッシがMD紙のインタビューに答え、バルサ選手としての将来やタイトル争いへの意気込み、ここ数日メディアを賑わせている“バルサゲート”などについてコメントをしています。うち、大きなテーマとして語られたのが来週チームが挑むチャンピオンズ。そこでカピタンが、今のバルサではまだチャンピオンズを争う真の力はないと認めたことが話題となっています。

成長を続け、状況を変えたいと願う

バルサは1月に監督が交代し、シーズン半ばにしてチームの再構築中です。新監督のフットボールがチームにしみ込むには時間がかかるので、セティエンチームがラ・リーガを獲るのは簡単ではない。2年連続で悪夢を見たチャンピオンズも同様です。かなりの困難が予見できる。

それは現場の選手たちも感じ取っていることで、レオ・メッシは「もう何年も前、最後に優勝した時から、もう一度チャンピオンズとの強い思いを僕は持っている」と欧州タイトルへの希望を抱きつつも、現実的に今のバルサはチャンピオンズの本命ではないとの考えを示しています。

「今年のリーガはマドリーも僕らもすごくイレギュラーなのは事実で、たくさんの勝点を取りこぼしてるよね。その意味では最後まで2チームの争いになっていくだろうし、エル・クラシコでなにが起きようとラ・リーガは終わらないよ。僕らにも彼らにも厳しいアウェイ戦があるし、地元でも負けるかもしれない。今年のリーガはすごくイレギュラーなんだ。それから、もし僕らがチャンピオンズを欲しいのであれば、僕らは成長しないといけない。それもすごくね。今の時点では、僕らはチャンピオンズを争えるところまで達していないと思う

メッシはバルサが「道半ば」であり、「忍耐強くある必要がある」と言います。
そしてシーズン終盤に願うことは「自分たちが物事を順調に進められること、心の落ち着きを持つこと、成長を続けられること、この状況を変えられること」だというカピタンです。

バカなエラーを犯さないこと

では具体的に、バルサが欧州王者を狙うために欠けているのは何か。メッシはエラーを犯さず、ディティールまで突き詰めることだと考えています。

「もっとプレーが規則正しくあることや、僕らが練習している新しいことを少しでも早くしっかり掴み取ること、もっと信頼性を上げること、この1年で僕らがしてきたような、ローマやリバポーでやらかしたようなバカなエラーを犯さないことだと思う。全てのディティールを管理すること。チャンピオンズではごく小さなディティールで判決を受けるから、勝とうとするには全てに100%で臨むようにする必要があるんだ」

バカなエラー、と認めているところが印象的です。
ただ、そのローマやリバポーで犯したような大失敗、特にアンフィールドでのあれは「説明が見つからない」メッシは言います。絶対に避けたかった早々の失点後は、クロップが巻き起こすカオスとスタジアムのパッションに呑み込まれた・・・

「アンフィールドでのリバポーは1得点できるだろうと知っていたから、過去に起こったことを繰り返さないようにはしたんだ。でも僕らは競えず、全てにおいて相手が上回っていた。それでもまだ僕らには、1点を決めて勝負を終わらせるチャンスがあったのに、そうしなかった。意識し、準備していったのに、僕らは同じことを起こしたんだ

アンフィールドでの悪夢があることで、チャンピオンズは心のトゲになっているとレオは言います。
そうだね、特に去年の僕らは優勝へとすごく近づいていたのに、それを手放してしまったから。去年は優勝へのすごく良いチャンスだった」

うん、すご~く良いチャンスだったね。。。
個人的な体調に関しては、「過去数年よりも良いし、得点は決めてないけれど、フィジカルと脚のレベルはすごく良いと感じている」とのことです。

子どもたちの世話をする日常生活

子どもを持つ身としましては、レオ・メッシの日常生活についても興味深かったです。カンプノウではD10Sでも、自宅では普通の父ちゃんですな。

「普通だよ、子どもたちの世話をすごくしてる。幸運なことに、僕は仕事柄子どもたちと過ごす時間がたくさんあるから。トレーニングが終わったらすぐにアントネラと昼食を取って、学校に子どもたちを迎えに行く。その後は子どもたち次第だね・・・ アクティビティとか何かをしてると夜が来て、夕食を取って、最後は死にそうだよ。3人相手だから僕らはクタクタになるんだ。寝るのは早いよ。火曜日と木曜日は子どもたちのフットボールスクールがあるから、レッスンを受けにここシウタット・エスポルティーバに来る。それから7時半に帰宅して、マテ茶を飲んで、食事をして、すごく普通の生活だよ。仕事も生活も、僕はルーティンが好きだからね。僕にとってはそれがスペクタクルで、僕らはそれに慣れてる」

 

コメント

  1. tmge より:

    いつもバルサ情報楽しみに見ています。ありがとうございます。
    前から気になっていることをひとつ。
    detailのカタカナ表記がずっとディティールですが、正しくはディテール、もしくはディテイルだと思うのです。
    スペイン語もしくはカタラン的にはもしかしたらそうゆう発音があるのなら申し訳ない。
    細かいことですみません。気になっていたもので。
    いずれにせよこのサイトのファンですので、お忙しい中とは思いますが、更新楽しみにしております!

  2. ユウ より:

    いつもご覧いただきありがとうございます。
    そうですね、detail 、たしかに「ディテール」の方が良さそうですね!
    ずっとそう使っていて、全然疑問に思ってませんでした(汗)
    検索してみたら「ディティール」派も少しいるようで、僕もその一人だったと。
    これからは「ディテール」で行きます!

    スペイン語では「detalle」で発音は「デタリェ/デタイェ」とかなので、単にどこかで「ディティール」と覚えて使い続けていただけですw
    ご指摘ありがとうございました。