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エル・クラシコ:成るか、もう一つの“追い抜き”

バルサとマドリーは現在、リーガの対戦勝利数が「72」と同じ
並ぶこと自体が1929年以来で、昨年末の対戦ではチャンスを活かせず

FCバルセロナはラ・リーガ前節のエイバル戦である大きな出来事を達成しました。プリメーラ・ディビシオンの通算得点でマドリーを追い抜き(6151-6150)、トップに立った歴史的一件です。そして今週日曜のマドリー戦では、さらにもう一つの“ソルパッソ(追い抜き)”が実現するかもしれない。リーガ対戦成績での勝ち越しです。通算得点で抜いたのは57年ぶりでしたが、こちらは史上初。期待が高まります。

拮抗して迎えるエル・クラシコ

今日2月28日のバルセロナスポーツ紙は、MDもSPORTも「マドリーがパニックになっている」と白組さんの事情を特集しています。ラ・リーガでは2試合で勝点1しか得られず首位から陥落し、チャンピオンズではシティに逆転負け。さらに本拠地でバルサに負けると悪夢・・・ ということで、震えてらっしゃるそうです。実際のところは知りませんが。

バルセロニスタとしましては、フットボールに改善は見られているもののまだ再現性において不安定につき、叩きつぶしてやると揚々と乗り込んでいくほどに確信はない。
集中して試合に臨み、しっかりと勝点3を持ち帰れることを願って応援するばかりです。

そして追加モチベーションになるのが、ラ・リーガ対戦成績です。
両チームはリーグ戦でこれまでに179回対戦し、結果は72勝35分72敗のイーブン
もしバルサが勝てば、リーガ史上初となる勝ち越しの達成となります。燃える。

やっと手にした歴史的チャンス

エル・クラシコの歴史は、1929年2月17日に始まりました。カンプノウはまだなく、ラス・コルツでの試合でしたが、これはマドリーが1-2で勝利。以後、通算勝利数では91年間にわたってずっと白組が先行しているクラシコ史です(勝ち数で並んでいること自体、1勝1敗だった第2回クラシコ以来)。

通算勝利数で最も差が開いたのは、1965年2月に行われた第68回目のエル・クラシコで、19勝差(40-21)。
この差はヨハン・クルイフのエル・ドリームチーム時代もさほど縮まらなかったのですが、ある出来事をきっかけとして、大きくバルサ側に傾いていくことになります。
ペップ監督時代とレオ・メッシの登場です。

メッシ後はほぼ一方的
2005年11月19日のベルナベウクラシコ(ロナウジーニョの魔法の夜)に初出場して以降、メッシはリーガでのクラシコを26回プレーし、14の勝利を手にしています(6分6敗)。
つまりはメッシ時代のバルサは、差を8つも縮めている。
ライカールト末期に再び10差へと一度開いているので、ペップ以降+メッシで10減らしたわけです。

効いたのはペップ時代の5連勝と1つ引き分けを挿んでの再勝利(第156回~163回)。
ここ3年間も6試合で負けを知らず、着実に差を減らしてきたので、今回のチャンスで是非とも逆転してほしいところです。歴史的瞬間を見たい。オマケでうな垂れるマドリ選手&渋面ジダンの映像も付いてきます。

2度目の挑戦

この歴史的ソルパッソに挑戦するのは、実は2回目であります。
昨年12月に行われたカンプノウクラシコ前も両チームは72勝で並んでいたのですが、しょっぱい 0-0 エンパテで追い抜きは実現せず。。

エル・クラシコの主であり、26戦で18得点を決めているD10Sも最近の2試合は無得点に終わっているので、久々の彼のゴールによって歴史的勝利を祝えればいいですなぁ。

マルティン・ブライスウェイトのゴールってのも、悪くない。退場王のオウンゴールもご飯が美味しくなりそう。要はまあ、勝てれば最高てことです。バモス・セティエン、バモス・バルサ!

 

コメント

  1. ゼロ より:

    この試合に勝てるかどうかはグリーズマンか中盤の選手が得点を獲れるかどうか次第ですね。クラシコの勝敗を決定づけてるのは意外とこういう選手の活躍だったりします。
    最近ラキティッチは不調なので、好調なアルトゥールを先発起用してほしいですね。