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クーマン、「チームが複雑な状況」だと認める:バジャドリー戦前日会見

若手を登用してのチーム再建と必勝の義務は両立が難しいとオランダ人監督
失点やピンチの場面ではベテランを含めた不注意が目立つ

今夜、“冷凍庫”として知られるホセ・ソリージャにて、バルセロナはクリスマスのミニ休暇(4日間)前の最終試合をプレーします。ただでさえ寒い場所なのに、キックオフ時間が22時なのはどこかしらの悪意を感じる。ええ被害妄想でしょうけれど。今季の(今季も)バルサは敵地で勝点を落としまくっていて、もう失敗は許されない。そんなバジャドリー戦の前日会見にて、ロナルド・クーマンは次のようにチーム状況を説明しています。

求められる若手起用と結果の両立

正直者のロナルド・クーマンはレアル・バジャドリー戦の前日会見にて「チームが複雑な状況にある」と認めています。タイトル争いから脱落しないためには結果が求められる一方で、チームは過渡期にあり、若手を育てていく必要もあるからです。

「バルサはいくつかの物事を変えていっているチーム。多くの若い選手たちと取り組んでいるから、その結果として不安定になるんだ。いくつかのポジションには人が足りていない。将来のためには非常に良いことだけれど、バルサではタイトルを勝ち取らなければならないからね。その意味で私たちは複雑な状況にいる」

「若い選手たちと共に物事を変えていってるのだと知ってはいるものの、時間が必要だ。私たちはバルサであり、私たちは試合に勝ちたい。他のチームにとってよりも、私たちにとって複雑な状況なんだ」

まあそうなんでしょうね、という説明。経験値を集めている途中の若手選手が数多くチームにいるんですから、イレギュラーさがどこかで出てしまうのは仕方ありません。ペドリアラウホミンゲサ、それに今は欠場中ですがアンス・ファティらは期待した以上のものをチームにもたらしており、もっと求めるというのはどうかと思う。
若い子たちが突っ走ってしまったり、迷ったりしている時は、監督やらベテラン勢が上手く導いてあげなければなりません。

でも失点やピンチの場面は若手選手の未経験さによるというより、ベテランも含めたうっかり・注意不足が原因となっている。カウンターを食らう場面を巻き戻してみると、すごくあっさりボールを奪われているケースが多いんですよね。

若手云々より、全体の集中力の問題。それはクーマンも分かっていて、昨日は特に守備でのセットプレー時における集中を選手たちに求めています。

「私たちよりも身長が高い選手を擁するチームは数多くあるし、セットプレーが非常に上手く機能しているチームがあることも知っている。バレンシア戦での失点の際は私たちがマークに失敗して、アラウホが適切な位置にいなかったね。私は誰のせいにもしないけれど、マークにおいてはもっと集中が必要だ」

そして今宵のバジャドリー戦に賭ける意気込みがこちら。

「私たちが勝てなかった試合はどれも一歩後退だよ。そして問題は私たちがアウェイであまりにも負けていることにある。私たちに失敗は許されない。もうすでに何度も失敗をしており、勝点差を縮めなければならない」

 

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