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セスク、プレミア復帰?

英国のビッグクラブからオファー続々な様子。

セスク・ファブレガスがFCバルセロナを去り、プレミアリーグへと復帰する。そんな雰囲気が日に日に強まっています。イングランド方面のセスクに対する関心の強さは並々ならぬものがあるようで、あくまでもウワサではありますが、列強たちがこぞって挙手をしているような状況。数日前にバルトメウ会長から「セスクは売りに出していない」との発言があったバルサ側ですが、実際のところは良いオファーが届けば聞くし、エンリケ監督の考えを聞いたセントロカンピスタが移籍を望めば拒むことはない、といったところでしょう、きっと。

代理人がオファー聞き入れ中

2日付のMUNDO DEPORTIVO(MD)紙によりますと、セスク・ファブレガスはすでに愛するカタルーニャのクラブを去り、プレミアリーグに戻る決断をしているみたいです。彼の代理人ダレン・デイン氏は現在英国にて、獲得に手を挙げているクラブの話を聞いて回っているところで、一説では、あるクラブとは個人合意にも達しているとか。なんとしてもバルサで成功するゾ、と決意して戻ってきたセスクですから、元々はおそらくプレミア復帰の考えはなかったでしょう。しかしウワサが氾濫する一方で、クラブがそれを強く否定する様子はない。むしろ扉は開いている様子だ。ならばこっちから動いても、という感じかもしれません。

セスクの元へと届いているオファーの中で、MD紙が最有力だと報じているのが、フランク・ランパーが米国へと去ったことで、トップレベルのセントロカンピスタを必要としているチェルシーです。ガナーズで成功しているファブレガスなら、賭けがハズレとなるリスクはとても少ない。ブルーズからは4,000万ユーロのオファーが届いているとされます。

一方、ルイス・バンガールがチームを再建していくマンチェスター・ユナイテッドからは、それを上回る4,300万ユーロのオファーがあると言われていますし、恩師ベンゲル率いる古巣アーセナルは3,600万ユーロを提示しているとのことです。

アーセナルに別の思惑あり?

セスクの移籍金に関しては、3年前にバルサ(とセスク)がアーセナルに支払った3,500万ユーロが一つの基準となります。なんでもガナーズには、その額に100万ユーロを加えた3,600万ユーロを支払うことで、ファブレガスを買戻す権利があるのだとか。よって彼らとしてはそれ以上の金額を支払うつもりはなく、セスクが交渉に協力し、彼がアーセナル行きを希望することが作戦実行のカギとなります。

セスクにとって“フットボルの父”であるベンゲルは、“息子”が再びチームに戻ってくることを喜ぶでしょうが、実際としてはカソルラとエジルがいるわけで、これ以上攻撃的なセントロカンピスタが必要でもない。そこでオファーは出したとしても本気で獲得を狙っているのではなく、バルサが3,600万ユーロ以上でセスクを売ることがアーセナルの真の狙いだ、というのがTV3です。TV3によるとアーセナルにはもうひとつ、バルセロナがセスクの権利売却によって3,600万ユーロ以上の移籍金を得た場合、超過分の50%を得るという契約条項もあるのだとか。つまり4,000万ユーロの場合、200万ユーロがガナーズのものとなるんだそうです。

決断はムンディアル後

いずれにせよ、セスクはバルサに対し、将来についての決断はムンディアル以降に下すとの意思を伝えています。あと10日でムンディアルが開幕する今は、将来についてあれこれ検討している場合ではない。ということでファブレガスの将来に関する物語は、彼がブラジルから帰国し、ルイス・エンリケと直接話し合ってからとなります。ここでルーチョから、「コケの話は全部ウソやねん。オレにはおまえさんの力が必要や」と言われれば、一転残留になるかもしれない。契約書にサインをするまで、どうなるか分からない世界ですから。

(セスクと入れ替わりにバルサに来るかも、と言われるコケさんですが、この夏云々の話は別にしても是非、数週間の共同生活によってバルサのムンディアル組とのピッチ内外での関係強化をしてもらえれば・・・^^ )

 

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