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メッシとの新契約:合意の障壁はラ・リーガのサラリー総額制限で・・・

ラポルタがLFPのテバス会長に直訴する(した)というが・・・
選手給与を削減するにも限界があるので、メッシ給与の分割後払いを認めてほしい模様

レオ・メッシとの契約が終了してしまう6月30日、ラジオ番組に出演したバルサのジョアン・ラポルタ会長は次のように語りました。「交渉は順調だけれど、サラリーフェアプレーの問題が残っている。双方にとって最良の解決策を探す過程にある」「選択肢は多くあり、どれが最良なのかを検討しているところだ」。その解決にはラ・リーガの協力が必要なようです。

サラリー総額規則の壁

レオ・メッシとの契約更新(あるいは再契約)が幸せな結末へと向かうためには、FCバルセロナは大きな壁を乗り越えねばなりません。いや、無事目的地へと到達するのであれば、ムリに危険なコースを通過せずともトラバースして避けらればいいのですが・・・

どうしても避けて通れないのは、ラ・リーガが各クラブに守るよう定めている、収入と選手給与のバランス。なんちゃらフェアプレーというやつです。

数日前のMDによると、ラ・リーガ参加クラブは選手に支払う給与合計が収入の70%以下でなければならないと説明してありましたが(現在バルサは110%だとラポルタは明かす)、本日7月2日版SPORTが説明するところでは、収入-スポーツ以外の支出=スポーツ支出(サラリー限度額)だそうで。

COVID-19が世界を襲う前の2019年9月、バルトメウ理事会はスポーツクラブとして世界初となる10億ユーロ超え年間予算(収入10億4,700万ユーロ、支出10億700万ユーロ)を発表していたのですが、先日のソシオ総会にて報告された収入は8億5,500万ユーロ。
収入が2億ユーロも激減したからには、支出もそれだけ減らさなければならないわけで、選手と話し合って給与を下げてもらうにしても限界があり、限度額内で超高給メッシとの契約を結ぼうとすると厳しいようです。試行錯誤した結果、やっぱ限界があると結論付けたのでしょう。

テバス会長に打診

そこでジョアン・ラポルタは動きます。ラ・リーガのハビエル・テバス会長に連絡を取り、どの程度かは分かりませんが、メッシとの契約問題に関して情報収集なり、この件に対するテバス会長の姿勢を探るなりしたらしいんですよね。規則が厳格運用されるとメッシと契約を結ぶのが厳しいので、可能性の扉を開けてほしいのですが・・・テバスさんの考えにその後変化はございませんでしょうか・・・みたいな感じか。

少し前の新ユニ発表会で「バルサは反逆者だ」と言ってたラポルタですが、それはそれ^^ 問題が発生することを、なによりもメッシ側が望みません。

でも大会運営者であるテバスには多くを望めない。数日前にラ・リーガ会長が語ったところでは、柔軟な運用をする考えは彼にはないのです。「メッシが残ることを願っているが、もし彼が契約更新するのであれば、バルサは別のところで削らなければならないだろう。規則は規則なんだ。私たちがメッシのために“アドホック”(特定の問題のための)な贈り物をすることはない

2021年夏の放出作戦 [難易度:高]/収入比110%の給与総額を●●%以下にせよ
FCバルセロナがこの夏、必死のぱっちで取り組んでいるのが放出作戦です。前理事会の無理がたたって、バルサの人件費(選手給与)はもう持続不可能な領域へと入っています。スカッドを補強するためにも、まずせねばならないのが給与の削減。さらにCOVID-19の影響で市場の動きは鈍く、打てる手は多くありません。しかしやらねば前には進めない。バルサの熱い夏はこれからです。

長期の分割払い

MDやSPORTの情報を合わせると、バルサとしてはメッシが選手として在籍するであろう今後2年間の給与を、MLSへと移籍し北米大陸でクラブ大使として活動するであろうその後3年間にも含ませて支払いたい模様です。実際バルサ選手なのは次の2年だけれど、5年間の選手契約を結ぶ、みたいなことでしょうか。
ラ・リーガはこの条項を受け入れてはおらず、会計面・税金面でも適合できるかは不透明なようです。

クラブは他にも様々な抜け道アイディアを発案しているようですが、いずれにせよラ・リーガの承認が必要となる。どういう決着方法を見つけ出すのか、注目ですね。

 

 

コメント

  1. 一ファン より:

    デンベレの放言の件は記事にすべきだと思いますよ。言われて堪えるのは冷静というより無関心です。

  2. kazu より:

    デンベレの件は
    翻訳の問題で実際には差別発言はなかったような話も上がってますし
    現段階では情報が足りないと思います。
    偏った情報に熱くなって真実を捻じ曲げるようなことがあってはならないと思いますし、
    一時様子を見るべきでは。

  3. トム より:

    デンベレとグリーズマンの動画の件は、少し前の動画のようでしたし、若いデンベレの単なる悪ふざけであり、わざわざ問題にするような内容の話でもありません。
    一部勢力が騒いでるようですが、大ごとにする必要は無いと思います。

    メッシは今日も大活躍でした。
    大丈夫だと思いますが、早く契約決まってほしいですね。

  4. silver より:

    2億ユーロも減収となると、いくらなんでも切り詰めが難し過ぎますね。

    リーガとしてもバルセロナだけに特別待遇はできないでしょうから、ルールの中でやりくりが必要になります。
    とは言え、ベンチメンバーをある程度売り出したところで劇的な効果は期待できない。
    そうなるとやはり主力級の放出は必須になるでしょうね。

  5. タイ より:

    翻訳の問題で差別ではないと本気で思ってるんですか?
    日本だけでなく現地でも炎上してるので翻訳ミスではないと思いますが。

  6. ぼこ より:

    はー、5年契約の2年選手ね、いろいろ考えますね。EUROみてると、コロナ禍の終わり(開き直りともいうかもw)を感じるので、時間さえ稼げば…という気持ちは分かる。
    しかしメッシに限らず、高額選手を雇うにあたってffpは障害だけど、クラブの持続にあたっては大事なことかもしれない。現体制にとっては、今多少損な放出をしても全部バルトメウとffpのせいにしてよいんだし…。

    差別問題、英デイリーメールがソース。全編褒められたことじゃないかもだけど、フランス語ネイティブと英語ネイティブでは受ける印象が違うだろうな。まぁこの手の話題はデリケートだから、むしろ攻撃するには一番だし、タイミングもタイミングだし…このネタをよーやく炎上させる時がきた!!っていう臭いが強すぎるかんじ

  7. ハルアキ より:

    デンベレのことは個人のファンサイトで記事にしなくていいと思います。個人的には思うところはありますが…。
    そんなことより怪我なくピッチで100%のデンベレが見たい。メッシの契約が延長して来年チャビの指揮下でキャプテンメッシがトロフィーを掲げるのを夢見てたい…

  8. ツアー より:

    楽天が正式に抗議しましたね。学生さんは知らないのでしょうが、単なる悪ふざけなんて言い訳が通じるほど大人の世界は優しくないのです。
    責任は取りましょう。

  9. コウ より:

    翻訳の問題で差別はないと思ってるんですかね。
    トムさん、あなたは危機意識が無さすぎますよ。とはいえ、ユウさんにもがっかりです。バルセロナブログの管理人でありながら、Twitterでしょうもない左派意見は取り上げるのにこの件は「翻訳の問題」だとして静観ですか。
    あなたは何がしたいんですか。差別や不評等に対抗するのではなく、国内の政治をいじりたいだけなのですか。