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チャビ「歴史が私たちに良い勝ち方を求める」:フランクフルト戦前日会見

準決勝へと進むためには、勝利が必須のアイントラクト・フランクフルト戦
ただ勝つだけでなく、内容も求められるのがバルサだとチャビは語る

さて、ヨーロッパリーグです。アイントラクト・デ・フランクフルトをカンプノウに迎えての、1/4 final ブエルタ(準々決勝第二戦)。ドイツでのイダは1-1で引き分けているため、勝つことが1/2 final へと進む条件となります。2018/19シーズン以来となる欧州大会での4強入りを目指し、いざ行かん。良いプレーをして勝つことが求められる、とチームを鼓舞するチャビです。

カンプノウ決戦

このアイントラクトとの1/4 final が、これまでのプレーオフ(対ナポリ)や1/8 final(対ガラタサライ)と異なっているのは、ブエルタがカンプノウで行われる点です。ここまでのトーナメントは、いずれも敵地で決着が付いていた。今回ようやくチャビチームは、地元ファンの大声援を受けながら、伸るか反るかの欧州戦に臨むことができます。この利は活かさなければなりません。

木曜日の21時に、どれだけのクレが、チャンピオンズではなくヨーロッパリーグ戦の応援に駆けつけるのかは興味があります。
ちなみにナポリ戦は73,525人、ガラタサライ戦は61,740人だった。このフランクフルト戦がある今日はセマナ・サンタ(聖週間)の聖木曜日でもあり、観光客を含めて観客も増えるかもしれません。スペインは春の旅行シーズンです。

ただし、FCバルセロナはアイントラクトのファンに対しては、UEFAの規約以上のチケット販売は行わない様子。当日券を求めるドイツ人ファンが、チケット売り場周辺に列を作っている。

世界で最も難しいクラブ

アイントラクト戦前日会見のチャビは、さすがにバルサというクラブを知り尽くしたテクニコだね、というコメントでバルセロニズモを頷かせています。

バルサだから、私たちには良いプレーをして勝つ義務がある。90分に1-0で勝ち抜けることは評価されず、することの全てにおいて、優秀であろうと努めねばならない、だからバルサは世界で一番難しく要求度の高いクラブなんだ。私たちには良いプレーをして勝つ義務があり、その歴史がある。とても困難だよ」

二日前、レアル・マドリーがチェルシーを下しチャンピオンズの準決勝へと駒を進めました。展開としては際どかったけれども、スタンフォード・ブリッジでの1-3が効力を発揮しての勝ち抜け。これについて訊ねられたチャビは、こんなふうに答えています。

私たちに対して(努力や結果を)求めてくるのはバルサの歴史であって、マドリーではないからね。クルイフ以降の40年間の私たちの歴史が、良いプレーをして勝つようにハードルを高めたんだ。もしそう出来なければ私たちは満足はしないし、私たちはカタランなのでマドリーの歴史は知らない。彼らは好敵手であり、高い競争力を持つけれど、バルセロナには別の歴史がある」

選手の組み合わせやコンディションなどから、毎回優れたフットボールを繰り広げられるとは限りませんが、バルサであるかぎりは常にそれを目指さなければならない。何故ならば、歴史がそれを強いるからで、だからバルサは世界で一番難しいクラブである。
先週のフランクフルトでの試合やレバンテ戦は勝ちはしたものの内容が今ひとつでしたから、追加タイムのルーク弾に頼るのではなく、これぞバルサの試合で快勝してほしいところです。

イダが1-1で終わっているので、勝負は非常にオープン。アイントラクトのインテンシティは非常に高く、速く正確なカウンターアタックは脅威です。そんな強敵に勝つべく、チャビはどのようなプランを立ててくるのか。
敵地でのイダのように中盤でボールを失ってしまうことは避けねばなりませんし、相手に速攻をさせないようなボール支配をしたい。良いフットボールをすることでバルサの強さは増しますから、カンプノウの後押しを受けつつ、苦悶ではない勝ち抜けをしてくれることを期待しましょう。

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