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チャビ「バルサは良い方向へ戻っている。少なくともトップチームはね」

バルサはバルサのDNAを持った選手、監督と契約すべきだと元カピタン

カタルーニャでは今日、世界がその結果に注目する州議会選挙が行われます。独立賛成派と反対派、どちらが勝つのか分からないというこの選挙。これに合わせてチャビ・エルナンデスがバルセロナに戻ってきているのですが、それは投票のためではなく、カタールリーグが冬休みだからだとか。投票自体は、ドーハ居住者のため、あちらの大使館ですでに済ませています。

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バルサ監督はちょっと先の話

さてそのチャビさん、カタルーニャラジオの番組 Tot Costa に出演し、変わらないバルセロニスタっぷりを披露しています。

チャビといえば今季かぎりでの現役引退を発表していますが、クリスマスをカタルーニャで過ごした後の予定については「まだ分からない」のだとか。「体調はよくて、怪我もないし・・・ 契約的には最後の契約だけど、何をするかは2-3ヶ月のうちに決めて、監督資格を取る時期が来てからどうするか見てみよう」とまだふんわりした様子です。

なのでバルサ監督についても、もっと先の話と元カピタンはいいます。「短期的には考えてないんだ。僕には経験が必要だし、バルサは最終テストのようなものだからね。僕がバルサを指揮する頃には、元チームメイトは残ってないだろうと思う。長期的には、バルサ監督はやってみたいね」

ええそうなの。せめてセルジ・ロベルトがチームにいる頃には戻ってきてほしいです・・・。

いまのバルサは全てがポジティブ

土曜日のベルナベウクラシコに関しては、当然バルサが有利だとチャビは考える。バルサDNAの塊である彼、エルネスト・バルベルデのフットボルを高く評価しています。

いまのバルサはとても良いよ。チームが自信を持っているし、前線が点を決め、チャンスを作り出してる。バランスがとても良くて、獲得した選手が成果を上げてて。全てがポジティブだね。マドリーは良い時期ではないけれど、また世界王者になったことで自信を得るだろう。予想は難しいね。拮抗した試合になるだろう。でもバルサにはベルナベウで勝つ力がある。バルサが勝点3を手にする可能性は高いと思うし、そうなればマドリーは優勝争いから事実上脱落することになるだろう」

「バルサにはベルナベウで勝つ力がある。勝点3を得る可能性は高いよ」

「マドリーの方が切迫していて、勝点3を必要としているから、緊張し、神経質にプレーするだろう。おそらくアグレッシブなマドリーを見ることになるだろうね。でもバルサだって多くが懸かっているし、勝点差があるからといって、漠然とプレーするわけじゃない。勝ちにいかないとダメなんだ。マドリーにとってスゴく重要な試合だけれど、バルサにしてもそうだよ」

バルベルデでバルサは少し戻ってきた

19日付のSPORT、21日付MDのインタビューに対し、イニエスタは「ボールを支配することが勝利のカギ」だと言っています。これにはチャビも「そう思うね」と賛成。「バルベルデはすばらしい仕事をしているし、選手たちは自分たちが試合を進めている時に快適に感じている」と言います。ただ、現在のスカッド編成にはポゼッションの鬼チャビのような選手はいません。

「フィジカルやハードワーク、2列目からの飛び出しの度合いが増えてるよね。パウリーニョは得点を決め、ラキティッチはとても多才な選手だ。でもボールを持つことは彼らを起用しても可能さ。それは選手のタレントの問題ではなく、野心の問題でもあるからね。そしてバルベルデにはその野心があるよ。ピッチにどの選手がいても、バルサのアイディアはいつも同じだ。そうでなければ、僕らは間違いを犯すことになる」

「もっとホームの選手に賭けることができる、と僕は考えてる」

以前、ジャーナリストのマルティ・ペラルナウ氏によるインタビューで、チャビはバルサが眠っていたと表現していました。

チャビ「バルサは眠っていた」
バルサの元主将チャビ・エルナンデスがスポーツ記者マルティ・ペラルナウ氏の取材を受け、バルサの現状について再び物申しています。

「あの当時はそういう感じがしたんだけれど、いまはバルベルデがバランスを取り直させたね。バルサのエッセンスへ少し戻ったよ。バルサ的ではない選手を獲得したことで、チームの特徴が少し変わった。僕はそれを言ったんだ。カンテラもね。もっとホームの選手に賭けることができると僕は考えてるバルベルデはバルサBや下部カテゴリのことを気にかけてるよ。それで僕は、眠っていたと言った。バルサのDNAをもっと強化できるからね。いまは良い方向へ進んでいると思う。少なくともトップチームはそうだよ」

「僕が共鳴している監督の一人がバルベルデだ」

これだけ称えるバルベルデの助手になる気がチャビにはないのか、と番組では訊ねました。「それは僕のアイディアじゃない。でも僕がいろんな監督たちや、バルサだけでない多くの哲学から学んでいることは事実だよ。ただもし明日僕が監督となるなら、自分のチームをどうプレーさせたいかを僕は知っていて、僕が共鳴している監督の一人がバルベルデだ。グアルディオラキケ・セティエンパコ・ヘメスと同じように、彼の哲学を僕は好きだよ」

バルサにとっての最強監督はグアルディオラでしたから、その後にきた監督たちの仕事は簡単ではなかった、とチャビは認めます。

ティト(ビラノバ)が言ってた、グアルディオラとはなにを比較されても負けるというのは、その通りだよ。だってペップは光り輝いていて、唯一で、すごい完璧主義者だからね。彼と比較されれば、負けるのは普通さ。でも後任の監督たち、ティトルイス・エンリケ、それにいまのバルベルデも良い仕事をしたよ。バルサはバルサのDNAをもった選手と監督を獲らなきゃならない。もしそうじゃない監督と契約をすれば、僕らは間違ったところへ行く」

チャビ「あと1年で引退して、監督免許を取る」
FCバルセロナの元カピタンで現在はカタールでプレーするチャビ・エルナンデスが昨日12日、毎夏恒例(今年で19年目)のCAMPUS XAVI に登場しました。そこでチャビは各メディアのインタビューを受け

イニエスタへの助言

自分に似た選手は誰か、と問われ、マンチェスター・シティのダビ・シルバグンドガンデ・ブルイネ、バイエルンのティアゴ・アルカンタラ、PSGのベラッティなど、「バルサにハマるであろう選手はたくさんいる」とチャビ先生は言います。では、バルサが狙っているグレミオのアルトゥールは?

「90分間見たことはなくて、マスメディアがアップした動画だけしか見たことないんだ。だからそう意見は言えないけど、動画を見たところではレベルが高い選手みたいだね。ブスケツイニエスタのようにプレーできるようだった」

チャビはまた、盟友アンドレス・イニエスタへの助言(バルサでキャリアを全うするか、冒険に出るか)として、次のように述べています。

「僕は苦労をしたよ。タタが監督の年にワールドカップへ行って、物事がもう僕と一緒に進まないと分かったんだ。それからルイス・エンリケとクラブが、出場時間を減らすことでもう一年やれると僕を説得した。その一年は、自分が旅立たなければならないと気付く点で役立ったよ。アンドレスにいまその感覚があるとは思わない。彼は重要な役割を担ってるからね。彼にはまだやれる。でもそれはいずれ彼自身が分かることだろう」

 

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