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ティト「A案のなかに、B、C、D案がある」

 

また1つ歴史を作ったメッシを称えた監督。

いまひとつ安心感に欠けてはいたものの、またしてもフエラでの好成績を延長し(6戦全勝、23得点)、獲得勝点を31としたティトバルサ。失点の多さを得点の多さで補う形は、どうも今しばらく続いていきそうな雰囲気です。このマジョルカ戦でのゴールの特徴は、最後のメッシの4点め以外の3つが、エリア外からのミドルシュートだった点。バルサがエリア外から3点を決めたのはなんでも、2年7ヶ月ぶり(2010年3月17日のシュツットガルト戦、4-0以来)のことだそうで。ある意味これが、バルサによる”プランB”でありましょうか。

 

全体の出来には満足

この日曜夜のティト・ビラノバの試合後会見ですが、SPORT紙の伝えるところによりますと、なんと会見室にいた記者さんはわずか4人ぽっちだったそうです。そしてバルサ監督へと向けられた質問は全部で7つ。どうしてそんなにも寂しい感じだったかといいますと、、、、ごめんなさい分かりません^^

またもやドタバタした試合(後半序盤)をすることになったバルサでしたが、ティトは全般としてのチームの出来栄えには満足した様子だったようです。「チームは良い試合をしていたよ。特に前半は良い出来だったし、全体としてゲームはコントロールされていた。ただ後半は、少々冷めた入り方をしたところがある」

冷めたピザのような試合をすることになったのは、おそらくは選手たちの意識に問題があったのでしょう。マスチェラーノが不用意なパスを出そうとしてボールを奪われて1点を返され、ブスケツがどこからどう見てもハンドとなるハンドをエリア内で犯してしまいました。このハンドについてのティトの見解は、「反則があったのは間違いないけれど、それが故意だったかは私には分からない」

 

似ていても異なるプレー方法

グラスゴーでセルティックに敗北以降、メディアではなにかと”プランB”という単語を目にしました。大型バスをエリア内に所狭しと並べるチームに対し、バルセロナはなんらかの攻略法を持つべきなのではないか、という数年来の議論なのですが、それについて再び問われたミスターは、バルサはバルサなりのバリエーションを使っているんだと答えています。「私たちはプランAのなかに、プランBを含んでいるんだ。同じようにプランCやDもね。私たちのプレーはいつも同じというわけじゃない。常にボールを持つことを目指しているとはいっても、時にはエストレーモを開かせたり、ラテラルをより使ったりと、毎回プレーは異なってる。どのようにすれば試合に勝てるか、自分たちに出来るのはなにか、私たちは分かっているよ」

また、今シーズンの失点の多さに関しての問いには、監督はこうコメントをしています。「ちょっとしたエラーが相手のゴールとなる、そんな時期に私たちはあるね。けれども私は、守備の脆さが問題とは思わない。相手チームにはほとんど、ゴールチャンスは作られていないんだ。彼らが少しの労力によって、私たちからゴールを奪っているのは事実だけれどね」

 

メッシのゴール数はスペクタクル

選手個々人については、ティトは次のように評価をしています。まずはペレの年間ゴール数を塗り替えたレオ・メッシについてです。「レオは次々と記録を打ち破っているね。彼のゴール数は、実にスペクタクルだよ。メッシが1シーズンにあげたゴールを決めるのに、7、8年かかったグランデたちもいるんだ。それだけではなく、レオの決めるゴールの大半はゴラッソ。”普通のゴール”なんてのは彼にはないからね」

左エストレーモとして先発し、チーム3点目を決めるなど存在をアピールしたクリスティアン・テージョについては。「クリスティアンの才能を私たちはすでに知っている。私たちは彼をサイドに開かせ、そこへボールを送らなければならないんだ。彼はとても良い試合をしたよ。このところはあまり出場機会がなかったのは、パフォーマンスが悪かったからじゃない。それに彼は守備面でも非常に良くなっている。日毎により完成した選手へとなっていってるんだ」

そして最後に、ジェラール・ピケへの賛辞であります。「彼が戦列に復帰して、90分間プレーしたのは良いニュースだよ。彼がチームにいて、実質ノーエラーだったことは安心できる要素だ。彼はチームをとてもよく助けてくれたよ」

 

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