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マルティーノ「デルビーは勝たなければならない」

こういう激しい試合になるのは分かっていた、と監督。

ベルナベウクラシコの激戦から、中2日での4連戦を戦っているFCバルセロナ。その3試合目となるコルネジャ・エルプラットでのデルビーは、予想されたとおりの非常にタフなゲームとなりました。以前から、バルサ戦となると目の色を変えて激しくぶつかってくるエスパニョールですが、今回もまた主審の当たりに対する寛容さが彼らのラフさを助長。心身両面で消耗しているところでのハードな試合にタタチームは苦しみ、そのなかでの勝点3獲得は非常に価値があります。他会場でのマドリー勢も勝利を収め、心臓破りのレースはまだまだ続く。次は再び中2日でのチャンピオンズ、アトレチコ・マドリー戦です。

プレーではなくジャッジについてばかり語られるのが悲しい

このデルビーでどちらがより審判の判定に苦しめられたか?と問われれば、ハビ・ロペスのハンドでペナルティを取られたエスパニョールのファンは自分たちだと答えるでしょうが、クレからすればクロス・ゴメス主審のカード基準はもっと厳しくあるべきだったと回答します。前半だけで12のファールを犯しているエスパニョールでしたが、主審がようやくカードを提示したのは26分のストゥアーニ。前半その後、コロットがカードをもらうわけですが(どちらも削られたのはネイマール)、カウンターを阻止しようとテクニカルなファールを犯したブスケツがカードを受けたバルサとは、枚数で1枚しか違わないのはなんとも不公平な感が否めません。

その激しさに関しては、試合終了後のヘラルド・マルティーノ監督は次のような見解を示しています。「裁くのがとても難しい、多くの衝突があり、何度もプレーが寸断される激しい試合だった。こういう試合になると思っていたよ

勝負に大きな影響を及ぼしたハビ・ロペスによるハンドの判定については、「私の位置からは遠かったけれど、ハンドがあったとは思う」とコメント。その判定はいつものように議論を呼んでいるわけですが、その件に関してはタタさんはこう語っています。「フットボルについて話されないのを私は悲しく思う。アルゼンチンでも私はそれが不満だったし、ここでもそうだよ。今回も試合の分析ではなく、審判についての議論となることを私は確信している

物議を呼んだペナルティを冷静に決めたレオ・メッシについては、「前半に2つのチャンスを外していたから、私は心配をしていたんだ。けれども彼がピッチにいると、物語は多かれ少なかれ同じ結末を迎えるね」とのことです。

バジャドリー戦を肝に銘じている

試合展開については、ミスターはこう総括します。「私たちがしたかったのは、前半15分間のようなプレーだった。メッシのポジションを少し下げ、メディオセントロ(ピボーテ)の背後を突いていく。しかしその後エスパニョールのプレッシングが良くなり、私たちはロングボールに頼らざるを得なくなった。エスパニョールはセカンドボールへの準備が良くできていたよ」

いずれにせよ、この勝利は大きな意味があります。「重要な勝利。何故ならこれはデルビーだからね。この手の試合では常に勝つことが求められるし、私たちはこの勝利をとても評価しているよ。この先に残された試合はどれも非常に難しく重要なものばかりだ。バジャドリー遠征と同じ過ちを犯さないよう、私たちはあの試合をいつも肝に銘じている

そして。「私たちは勝つためにベルナベウへ乗り込み、ここでもまたそれは同じだった。マドリーとの勝点差をさらに縮めるには他チームの手助けが必要だった私たちを、助けてくれたのはセビージャだ。必要とされる努力を評価するためには、6日前の自分たちがどういう状況だったのかを選手たちが思い出すのがとても大事だと私は思う

最後にセルタ戦で重傷を負ったビクトル・バルデスに対し、タタさんはこうメッセージを送っています。「選手とスタッフを含めたチーム全員の名において、この勝利の喜びを彼へと伝え、そして捧げたい。このチームは悪い知らせに慣れているし、それに応える方法がピッチで全てを出すことだと知っているんだ」

エスパニョール 0-1 FCバルセロナのマッチレポートはこちらです】

 

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