選手たちの勇敢さは約束されている、と監督。
さて本日火曜はいよいよ、アトレチコ・マドリーをカンプノウへと迎えてのチャンピオンズ1/4ファイナル第1戦(イダ)です。良くも悪くも、お互いに相手のことを熟知したチーム同士の対戦。今季の3度の対戦はいずれも引き分けに終わっているライバルとの試合を控えた月曜、前日会見でのヘラルド・マルティーノ監督がカギとして挙げたのが、シメオネチームの売りである激しさで負けないことでした。「アトレチコとの試合での秘訣は、激しさで彼らに引けをとらないこと。そして私たちの武器はバルサであることだ。自信を持ち、正確に、秩序立ってプレーしなければならない。慌ててはいけない」
まず目指すのは勝利、そして完封
バルサが土曜日にコルネジャでのダービーに勝利し、士気を上げてこの戦いに臨むのと同様、アトレチコ・マドリーもまたサンマメス・バリアでの難戦をモノにしてカンプノウへと乗り込んできます。「彼らがしている良い仕事を思い出すのに、ビルバオでの試合は必要ない。彼らは強さを感じ、自信を持ってプレーをしている。彼らがチャンピオンズとリーガの両方で非常に厳しい相手であることは、過去3試合が証明しているんだ」
今回はカサとフエラでの2試合勝負。舞台となるスタジアムの順番も大きな要素となります。「明日の試合は、失点することなく勝つことが重要だ。それによって私たちはマドリーでの試合を落ち着いてプレーできるようになるだろう。けれども第一に求められるのは勝利すること。180分の戦いにおいては、それによって相手チームへと責任を移す(負担を課す)ことになるからね」
試合展開に関しては、ここ最近の前例ようなものになるだろう、とタタさんは予想します。「オープンな試合になるとは思わない。ビジターとして得点することの価値を彼らは知っているから、1点を奪うために出てくることはあるだろう。けれども特異な状況を除けば、打ち合いにはならないよ」。「私たちがボールの後を走るような試合になるとは考えていないけれど、ボールロストには十分注意しなければならないし、彼らがカウンターを繰り出すためのスペースを与えないようにしなければならない」
そしてミスターは、このチームのメンタルには一切の疑問はない、と改めて強調しました。「もしこの子たちに勇気がなかったなら、彼らがこの数年間で手にしてきたものは全て存在していなかっただろうし、私たちは今いる場所にもいなかったことだろう。バルセロナのようなチームでプレーするには勇敢であることが求められる。このチームの勇敢さは約束されているんだ」
イニエスタは時々出現する唯一の選手
選手個々に関しては、ゲームのカギを握るのはアンドレス・イニエスタとアルダ・トゥランだと考えるマルティーノ。監督は彼らをこう称賛しています。「彼らは試合の瞬間瞬間で求められるものを熟知している。それは誰にでも出来ることじゃないんだ。彼らは状況に応じた正しいプレーを頭で決め、そして実行することができる」「アンドレスと比較する選手を見つけるのはとても難しい。彼らは時折現れる唯一の選手だ。彼がチームにいるバルサは幸運だよ」
ブラジルでは右エストレーモ起用が疑問視されているらしいネイマールについては、「たとえばマンチェスター・シティ戦では、彼を右で起用したことで2点目を決められた。ネイマールのような選手はどの攻撃的ポジションでもプレーし、決定的なことができるんだ」とコメント。アトレチコとの過去3度の対戦とは異なり、レオ・メッシが上々のフォームとなっている点に関しては、「先発で使えることが違いだけれど、今回はコンペティションもまた違っているからね」とのことです。
監督に先立って行われた選手会見では、審判問題についてダニ・アルベスが物申しましたが、タタさんは「チームはあらゆるタイプの試合や審判に対応する術を知っている。それに私はフットボルについて話をしたほうがステキだと思うんだ。そうでなければ、勝利が判定に左右されるように見えるからね。判定に対して自分の意見を出すつもりはないよ」とのみ語っています。
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