遊び歩かず自宅で過ごすことの多いクラック。
ブラジル時代の奇抜な髪型や遊び人的イメージから、毎日クラブでサンバしているかのようなイメージも無くはないネイマール・ジュニアですが、実際の彼はごく家族的な人物だそうです。そういえば北京での親善試合を終えた後のダニ・アルベスも、「ネイマールは周囲の誘惑や刺激から距離をとっていて、そういう人間性ゆえに自分が友人であることを恵まれていると思う」と語っていました。バルセロナへと移り住んでからの彼は夜遊びに出かけることもほとんどなく、自宅で静かに暮らしているのだとか。今のところ、かつてのように桃色メディアを賑わせることもない若きクラックであります。
父との平穏な生活
15日付のMUNDO DEPORTIVO紙が、ネイマールの普段は見えないプライベートな一面を特集しています。その記事によりますと、まずネイくんはただ今バルセロナの新居で父と一緒に生活中。母ナジーネさんと妹ラファエラさんは彼らと離れ、ブラジルで暮らしています。恋人のブルーナ・マルケジーネも女優という仕事の関係上ブラジルにいて、機会を見てはバルセロナを訪れる感じです。
彼らの自宅はバルセロナ市内の山側の高級住宅街にあります。当初は大好きな海沿いの家を探していたのですが、誘惑が近すぎると仕事への集中に支障をきたすとの父ネイマールの意見が尊重され、その地区を選んだのだとか。そして特にグルメでもないネイくんは市内のレストランを食べ歩くこともなく、昼は練習場、夜は自宅でご飯を食べているそうです(出かけるのは大抵和食レストランらしい)。
当初はクラックとともに移住すると言われていた仲良し友人グループの“TOISS”も、実際はブラジルに残り、月に一度くらいのペースでバルセロナを訪れている模様。最近はバジャドリー戦をカンプノウで観戦し、父親を交えて夕食に出かけた際の写真がSNSにアップされています。遊び仲間と夜な夜な街へ繰り出す、そんな生活ではないわけです。
では現在ネイマールが仲良くしているのは誰かというと、トップチームの世話係でメッシやピントの親友であるペペ・コスタの息子、アルバロ・コスタなる人物だそうで。アルバロはバルサにおけるNIKEの商品供給の責任者らしく、父のNIKE勤務時代に5年間でブラジル生活をしたことでポルトガル語が堪能。今ではネイマールと大の仲良しになっています。
プレステ遊び、ブラジル音楽
余暇の過ごし方は、定番であるプレイステーションを楽しむことが多いようです。トレーニングが午前中に終われば、午後は自宅でゲームというパターン。前述のアルバロ・コスタやチームメイトらとピコピコしているらしく、お気に入りのソフトはフットボルゲームのFIFAシリーズ、アクション犯罪ゲーム?のグランド・セフト・オートシリーズ、そしてシューティングゲームのコール・オブ・デューティシリーズ。若い男子っぽいラインナップです。
そしてネイマールは自宅ではフットボルを観戦しないタイプの選手に属します。このあたり、ピケやらチャビとは違うところ。彼がテレビ観戦するのはブラジル選手権の興味がある試合だけらしく、ブラジル音楽を聴いて夜を過ごしているみたいです。練習に火曜際に車内で流すのも、もちろんサンバかパゴージ(サンバのリズムをベースとしたポップス)。
愛車はクラブスポンサーのアウディから譲られたQ7。それ以前はフォルクスワーゲンのトゥアレグに乗っていたそうです。どちらも四輪駆動のSUVですね。
ロッカールームは、シウター・エスポルティーバがペドロとアドリアーノの間。カンプノウではそれがアドリアーノとダニ・アルベスの間に変わります。そしてアウェイゲームの際はメッシの隣りになるという三変化。レオの横になるのは、遠征では背番号順にユニフォームが置かれるからという理由だそうです。
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