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ネイマールの”T”

 

本日もまた、ネイマールの話題に沸くメディア。

ブラジリアンクラックが、バルセロナに新たな流行を持ち込んでいます。それはネイマールと彼の友人たちが月曜日にやっていた、両腕で作る”T”の文字。この”T”は、”TOISS”の頭文字なんですが、いくらポルトガル語の辞書を引いても、そんな単語は見付かりません。では一体ナニかと調べますと、ブラジルの歌手Henrique e Diegoの曲”E Tudo Tois”がルーツらしく、たしかに彼らのミュージックビデオでは、みんながこの”T”をしていて、ネイマール本人もしっかりゲスト出演&ダンスをしてます。toisは”e nois”由来の俗語だとかなんとかで、その”e nois”からしてスラングらしく、仲間意識を表したり、喜びを表現したりする時に使うみたいです。彼らが用いてる姿を見ると、そんな感じ。トモダチの”T”ですな。

 

友情を大事にするクラック

トイーッスそんなTOISSの意味はアバウトでいいとして、ネイマールはどうやら、1年ほど前からブラジルでこの”T”をするようになっています。それがあちらで人気となって、今回は海を渡ったバルセロナでもブームになろうとしている。2003年にロナウジーニョがバルサに入団したとき、親指と小指を立てるポーズをクレの間で流行らせたのと同じ感じです。日本人にとっては、ウルトラな人たちが腕から光線を出す時のポーズに見えるんですけど^^

バルセロナでの入団プレゼンテーションに、家族や代理人たちだけでなく、友人グループを連れてくるところにネイマールの身内意識がうかがえます。彼らはネイマールがまだサントスの下部チームで無名に近かった頃からの友人たちだそうで、いろんなイベントにも彼らをたいてい帯同させているとか。彼にとってファミリーやアミーゴがいかに大事かというのが分かりますが、それにしても幸せな友人たちです。

ちなみに・・・ バルサから”プライベートジェット機を用意するので、一緒にいく人たちをリストアップして”と言われた時、ネイマールは迷うことなく友人たちの名前を書き込んだそうですが、本当はもっとたくさんの友を連れて行きたかったのだとか。その経緯も聞いてみたい気はしますが、いずれにせよネイマール家は息子が良い友人たちに恵まれ、彼らから健全な影響を受けていることに喜んでいる模様です。7月末から始まるバルセロナでの新生活でも、確実にTOISSの面々は一緒ですよね^^

 

カタランの先生曰く、「とても熱心な生徒」

「Estic molt emocionat」。カンプノウでのファン向けお披露目イベントのなかで、女性進行役にスピーチを求められた時、ネイマールはそう語りました。こちらカタルーニャ語で「とっても感動してます」の意味なんですが、どうやら発音もかなり上手だったそうで。これには地元のクレたちも驚くとともに、”俺たちのクラックは分かってるじゃないのよ”とご満悦だった様子が、それを取り上げる現地記事からは伝わってきます。つまりはネイ君、つかみはOK。

5日付のSPORT紙によりますと、ネイマールにカタランを教えたのはBel Juvinya(ベル・ジュビーニャ?)というサンパウロ在住のカタルーニャ人女性です。彼女はバルセロナのXarxa Radioの取材に応じていて、そこでのコメントによると、「授業はリオでのブラジル代表合宿中に4日間」行われたとのこと。最初、先生には生徒が誰だか教えられてはおらず、「あとでネイマールだと告げられた時も、信じなかった」そうです。

そして実際に授業が始まってのネイマールの印象は、「とても熱心な生徒」で、「少しの時間でも、とても上手に発音していた」と先生。クラックの人柄については、「親しみ易く魅力的で、良い人だった」と語っています。

では、バルサ公式ウェブのストリーミング放送で見た、教え子のスピーチの感想は?「かなり緊張していましたが、良い出来でしたよ。短い学習時間で、良い出来ばえでした」

 

フリオ・イグレシアスのジェット機

リオデジャネイロでのイングランド戦が終わるや否や、ネイマールたちを乗せてバルセロナへと届け、入団プレゼンテーションが終わると彼らを再びブラジルまで送り届けたプライベートジェット機。このバルサがレンタルしたガルフストリーム G550の所有者はなんと、あの有名歌手フリオ・イグレシアスなんだそうです。

フリオといえば「黒い瞳のナタリー」が日本でもヒットし、ギネスブックにも「史上最も多くのレコードを売ったアーティスト」と書かれた超有名人。それだけでも結構ビックリなんですが、フリオがレアル・マドリーの下部チームでポルテーロをしていたマドリディスタであることが、このエピソードを楽しく味付けしています。

フリオ・イグレシアス(69)は今でもコンサートで世界を巡っているそうですが、ジェット機を使わない時はこんなふうにレンタルに出したりもしていて、ちょうど(にっくき?)バルサが、フロレンティノが欲しくてたまらなかったネイマールの移動のために借りたと。フリオ自身がその事実を知っていたのかは不明です。

 

くたくたでバルセロナ泊

ネイマール・ジュニアは今回、リオで親善試合をプレーした直後に前述のプライベートジェット機に乗り込み、半日近くかけてバルセロナへと到着すると、7時間半ほとんど休む間もなく各儀式をこなしています。しかも最後が1時間にも及ぶ入団会見ですから、21歳の若さ全開ボーイだとしても、相当にくたびれたようです。

ネイマールはプラット空港に着いてから入団会見が終わるまで、シウター・エスポルティーバにて簡単な昼食を取っただけでした。よって会見が終了すると、バルサは彼らにどこかのレストランで夕食をとるか、あるいはスタジアム内で軽く食事をするか、と訊ねています。そしてクラックはカンプノウ内での軽食を希望し、彼らは試合の日にVIPたちが利用するパルコ奥にある食事コーナーで空腹を満たしたそうです。

となると、その次に身体が求めてくるのは睡眠。当初の予定では、ネイマール一行はプレゼンテーションが終わるとすぐにブラジルへと戻ることになっていたのですが、クラックが疲労困憊していることで、彼のアシスタントがブラジル代表監督フェリペ・スコラーリへと電話をかけています。そしてフェリポンは快くネイマールが翌朝(6時半起床)までバルセロナに滞在することを許可し、彼らはホテルでしっかり眠ったというわけです。ちなみにネイたちが宿泊したのは、カンプノウ横にあるプリンセサ・ソフィアであります。

 

コメント

  1. jk より:

    大量の友達(=取り巻き)がいるってのはチームのこととか考えるとあとあと面倒なことになりそうだよな、とエトーなんかのことを思い出す

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