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ネイ&アルバ、扁桃炎の手術

 

より健康となり、体重も増やすため。

7月1日(月)、FCバルセロナとブラジルフットボル連盟により、ネイマールならびにジョルディ・アルバが扁桃腺炎の手術を受ける旨が発表されました。予定日は5日(金)。一見2人は同じ病院で仲良くオペを受けるみたいですがそうではなく、ネイマールはリオデジャネイロ(ブラジル)にて、ジョルディ・アルバはタラッサ(バルセロナの隣町)の病院にて治療を受けます。回復に要する期間は共に10日ほどだそうです。

2人のうち、ネイマールに関しましては1日、ブラジル代表チームドクターのジョゼ・ルイス・ルンコ医師がEsports COPEの取材に対してこうコメントをしています。「これは予防的な意味合いの手術で、彼の健康の質をより高めるためのものです。この治療によってネイマールの筋肉量は増加し、線も太くなるでしょう」

「彼は慢性的な扁桃腺炎を抱えていたため、私たちは金曜日に手術を行うこととしました。それによって彼はバケーション期間を回復に利用でき、完全に回復した状態でバルセロナへと行って、ごく普通にシーズンを始めることが出来ます

扁桃腺炎を治療することで体重が増える。なにか不思議な感じがしますが、それについてドクターはこう言います。「手術後、ネイマールの体重は何キロが増加すると私は考えています。慢性の扁桃炎は通常、体重の減少を伴うからです。手術は彼にとって意味あるものとなりましょう」

一方でネイマール自身はこのオペについて、「以前からあった問題を解決するためのものだよ。僕はちょくちょく、声がしわがれるんだ」とコメントしています。喉の不調から解放され、その結果として欧州挑戦の懸案事項だった体重問題でもプラスとなるのなら、まさに一石二鳥ですな。

ちなみにSPORT紙によりますと、サントスFCのドクターたちはネイマールの筋肉の弾力性や小さな筋肉の怪我の直りの速さに驚いていたのだとか。コンフェデ杯でもタックルを受けるたびに吹っ飛ぶネイマールが目撃されましたが、ゴムゴムの筋肉によって怪我を回避し、かつ小さな傷であれば平均の倍速で治癒していたとのことですので、しなやかさを維持しつつも逞しい新星ネイマールに期待です。

 

専門医の解説

追記です。2日付けのSPORT紙ウェブ版に、バルセロナにあるテクノン・メディカルセンター(Centro Medico Teknon)のジョルディ・コロミナ(Jordi Coromina)医師による扁桃腺炎についての説明がありましたので、ざっくりと紹介します。

扁桃腺は、病原菌が呼吸器へと侵入するのを防ぐためにあるらしく、喉の入り口のその両側に位置しています。慢性の扁桃腺炎には、患者が抱えている問題によって2つの治療法があるそうです。■扁桃腺のサイズが肥大している場合と、■感染症に繰り返しかかっている場合では解決法が異なるのです。

扁桃腺の内部にいる細菌たちによって何度も炎症が起こり、高熱や膿に苦しんだりする場合は、扁桃腺の摘出手術を受けます。このケースでは両側の扁桃腺をばっさりと取り除くことになり、10-12日間の激しい痛みや、出血の危険性を伴います。

一方、扁桃腺が肥大している場合では、レーザーあるいは高周波治療(※最近は歯科医でもするみたい)によってサイズを減らし、痛みも出血の危険性もありません。ネイマールたちの場合はおそらくこっちでしょう。

コロミナ医師もまた、スポーツ選手が扁桃腺の治療(問題の改善)によって体重や筋肉量を増すケースは多々あると説明。抗生物質を摂取する必要もなくなることで、体力もアップするみたいです。

 

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