今後も努力を続け、バルサの主力となって成功を掴み取る。
2012/13シーズンにトップチームの一員になったものの、じっくりと成長させたい方針のティト・ビラノバには十分な出場機会を与えられず、微妙な立場で今季開幕を迎えていたマルク・バルトラ。新監督ヘラルド・マルティーノもまた序盤はピケ&マスチェラーノのコンビを多用し、出番は非常に限定的でした。けれどもヘフェシートの負傷によってチャンスが訪れると、クレを納得させるパフォーマンスで高評価を獲得。今では優先的に起用してほしいとファンの願うセントラルとなり、これまでのキャリアで一番幸せな状況を送っているマルクですから、契約延長に関する不安なんて微塵も感じていないようです。
粘りで手にした今の役割
9日(月)の会見当番としてシウター・エスポルティーバのプレスルームへと登場したバルトラは、自らの状況について「序盤はあまり出場機会がなかったけれど、状況はポジティブな方向へと進んで行ったね。選手ならばもっとプレーしたいと思うものだけれど、去年の今頃よりもかなり出番がもらえてるから嬉しく思ってるよ。もっとたくさんの試合、もっと重要な試合に出場するためには、努力をし続けていかなきゃならない」とコメント。マルティーノ監督の信頼に対してはこう言っています。
「僕の場合、状況は最初と少し変わったね。良いことがたくさん起こったんだけれど、僕に求められるのはしっかりと準備を整えておくことだよ。怪我人が出たとき、タタは僕を起用するのを怖れなかった。彼にはとても感謝してるよ。僕はやる気と自信をもってプレーし続けなければいけない。野心を失わずに自分を超え続けて、ビッグマッチで出場できるようにしないといけないんだ。今の役割を得られたのは、その根気だからね」
契約延長に不安なし
そんなセントラルですから、現在行われている契約延長交渉もすぐに決着するだろうと確信しています。「契約延長については心配してないよ。交渉は代理人とクラブに任せて、自分の仕事に専念するのが一番だと思ってるからね。選手ならプレーしたいのはもちろんだけれど、僕はここに来て何年にもなるし、今はチームの内部で重要な役割を感じているんだ。バルサではうっかりしている余裕なんてないから、良い仕事をすることだけを考えるべきだ。それによって契約延長もより上手くいくしね」
そして。「バルサを去るという考えが僕の頭をよぎったことは、一度としてなかったよ。だって僕はこのカサにきて12年になるし、バルサは僕に全てを与えてくれたからね。これから何年もここに残って、ここで成功することを願っているよ。自分がどこにいるのか、僕は承知している。僕としてはプレーをしたいし先発になりたいけれど、監督の決断は尊重しなければならない。これまでどおりに熱意をもって仕事を続けていくよ」
バルサ系メディアが報じ続けているセントラル補強の可能性については、「今いる4人で上手くやっていけると信じている」とするバルトラですが、「それはクラブの問題だから深入りはしない。もしほかの選手が来たなら、それがチームにとってベストだから。僕の目標は監督の決断を難しくすることさ」とのことです。
良いプレーをしての勝利を求められるのがバルサ
現在のチーム状況については、「2連敗後だったから、カルタヘナ戦の勝利は自信になるね。セグンダBのチームが相手だったけれど、チームは面と向かって試合に臨んでいた。先制点を奪われた後は勇敢にプレーし、試合をひっくり返した」と評価するバルトラ。彼は最近のゲーム内容に対する批判も受け入れる、と述べています。「自分たちがどこにいるのか、僕らは分かっていなければならない。ハードルを高く設定しているのは僕ら自身だし、だから僕らは内容の伴わない勝利であれば、批判を受けることにもなると知っておく必要があるんだ」
彼は同世代のチームメイトたちに関しては、次のようにコメントしました。「今のセルジ・ロベルトは、僕がバルサBから昇格した時と少し似た感じだね。でも僕から言えるのは、忍耐を持って根気強くあることだよ。彼のようなフィジカルとテクニックがあれば、その時は訪れるだろうからね。それにデウロフェウにも信じられないような素質がある。彼もバルサで重要な選手となれる力があることをエバートンで示しているし、それがバルサへと戻ってくる道だよ」
そして最後、マルティーノ監督が主催したアサードについて。「良い配慮だよ。チームにとって良いと思うから、こういう食事会に僕は賛成だ。チームメイトたちと笑い合うのは良いこと。難しい状況が訪れた時、その笑顔を思い出すんだ」
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