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アレクシス、アーセナルへ移籍

4,250万ユーロをクラブに残し、ロンドンへ。

さて、、、アレクシス・サンチェスのアーセナルFC移籍が正式に発表となりました。サンちゃんの放出は何週間も前から既定路線となっていましたので、ああ遂にこの日が来たか、、とかつてのリバルド神退団のような衝撃はないわけですが、人柄や笑顔も含めて好きな選手だっただけに残念であり、寂しいオペレーションなのは確かです。

報じられている移籍金は出来高も含めて4,250万ユーロと。FCバルセロナ史上、フィーゴに次ぐ移籍金を残しての退団となったアレクシス・サンチェスの将来に大いなる幸運あれ。3年間どうもありがとう、カチャイ

141試合出場、47ゴール

アレクシス・サンチェスは2011/12シーズン、前年度のセリエA最優秀選手として、鳴り物入りでウディネーゼからバルサに移籍しました。この年はペップ・グアルディオラの最終年。奇しくも数週間前にこちらもロンドンへと居場所を移した、セスク・ファブレガスと同期入団でした。

彼のバルサ初年度は、まずは怪我から始まりました。

8月17日のマドリーとのスーペルコパ第2戦でのウォームアップ中に太ももを伸ばしたり(全治1週間)、9月11日のレアル・ソシエダ戦で右太ももの肉離れを起こしたり(8週間の離脱)と、思い切り出遅れたサンチェス。しかしその後はまずまずの活躍で41試合に出場し、15得点(リーガ12、コパ1、チャンピオンズ2)をマークと、前年度のウディネでの自己記録を上回りました。

監督がティト・ビラノバに代わった翌2012/13シーズンは、前半戦は数字的にはさっぱりの出来で、たしかリーガでは無得点。しかしシーズン終盤になって突如覚醒したチレーノは、後半戦ではリーガで8ゴールをあげ、100ポイント優勝に貢献しています。

メッシ不在だった終盤戦、サンチェスの存在は重要でした。

そして3年目となった2013/14シーズン。アレクシスタタ・マルティーノ監督の下、バルサで最高のパフォーマンスを見せます。

とりわけ出来が良かったのは、こちらもメッシが離脱中だった時期(クリスマス前)の活躍。チリ代表でもそうですが、チームの攻撃的中心選手であることが、サンちゃんが最大限に輝く上で必要なのでしょう。

この年はリーガ19、コパ2で合計21得点。カンプノウクラシコでの長距離バセリーナ、アトレティコとの最終決戦でのミサイルゴラッソは圧巻でありました。

結果を残しても、先発起用で報われない

そんなアレクシスバルサ退団を決めた日、という記事がSPORT紙に載っています(書いたのは個人的に割りと信頼しているジョゼップ・カプデビラ記者)。

それによるとサンちゃんがバルセロナで不満だったのは、良いパフォーマンスを見せたその次の試合でも、先発起用が保証されなかった点です。

これは多くのバルセロニスタも同意するところと思いますが、タタ・マルティーノアレクシスよりもネイマールセスク、あるいはペドロを優先して起用する傾向にあった。その裏になんらかの圧力があったのかどうかは知る由もないですが、現実としてサンちゃんが活躍に見合うほどに信頼されていたようには思えません。

そして、3月24日のセルタ戦(3-0)でネイマールの2ゴールをアシストするなどハイパフォーマンスを示したにもかかわらず、次のエスパニョール戦(0-1)で80分からの出場となった3月29日、ああもう自分はバルサでは続けられない・・・と思ったと。

選手が先発を勝ち取るための武器である努力と献身と結果がここでは役に立たないとアレクシスは感じ、最後までこのままであるならば、退団しようと決めた、というのです(記者はアレクシスと個人的な知り合いではないので、あくまでも推察)。

もしペドロのほうがアレクシスよりも市場評価が高く、高額オファーが届いていたら、クラブはルイス・スアレス獲得のための資金調達要員としてペドロを放出していただろう。しかしペドロにはオファーはなく、サンちゃんにはたくさんあった。スポーツ的に見ればアレクシスはペドロを上回っており、これはマネー優先のオペレーションだとカプデビラ記者は言います。たしかにそのとおりでしょう。

スビサレッタはクラブの価値云々によってペドロを移籍不可だと言ったけれど、果たしてそれだけかどうか。少なくとも、是が非でもスアレスが欲しいクラブと、レギュラーになりたいアレクシスの利害は一致したわけです。

で、カルチョ復帰を希望していたアレクシスがどうしてアーセナル入団を決意したかというと、SPORT紙によれば、ムンディアル期間中のアーセン・ベンゲルによる訪問と熱烈なる口説きが彼の心を動かしたそうです。

キミはプレミアやロンドンに絶対フィットする、我々はバルサが納得する十分なオファー額を用意する、キミの事はウディネ時代から注目していた、などなど。そうしてサンちゃんは数日間の熟慮後、フェルナンド・フェリセビッチ代理人にガナーズと契約する旨を伝え、アーセナルが約束どおりバルサとの合意を取り付けたとの次第です。

怒りのストイチコフ

このアレクシス・サンチェス放出を行ったバルサ理事会に対し、不満のクレを代表して怒りのコメントを発しているのがウリスト・ストイチコフです。

ムンディアルの解説者として現在ブラジルに滞在中の親分は、いつものように切れ味鋭くフロントを批判しました。「フットボルを理解していない誰かのせいで、私たちはバルサのベストプレーヤーを売らなければならない。バルサの政策はいつもそうだったよ。(ほかの)グランデたちは、こういうのは好まない」

アレクシスにはスピードがあり、どんな局面でもボールを得るために戦い、チームのためにプレーしている。私はそんな彼のメンタリティが好きなんだ。彼は誇り高くバルサを去っていく。彼はチームのためにプレーし、決して怖気づくことはなかった。決定的な選手だった」

SPORT電子版のアンケートでも、回答者の8割が「バルサは売却を後悔するだろう」との見解を示しているアレクシスの移籍。ピッチでの貢献度はもちろん、人懐っこい笑顔などもとってもステキな選手でした。“カチャイ”であればロンドンでもしっかり愛されるでしょうし、良き選手生活が待っていることを願います。

ちなみに彼の恋人ライア・グラッシさんですが、彼女もガナーズのサポーターから歓迎を受けていて、さっそく、“最も美しい選手のパートナーランキング”において1位とされている様子^^ それはともかく、これまでの3年間ありがとうアレクシス!また会いましょう!

 

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