気持ちはほぼ固まっていると。
FCバルセロナのプレシーズン開始(14日)が近づくのに伴い、レジェンドであるチャビ・エルナンデスの去就話が、メディアに再び登場するようになってきました。ムンディアル前は中東カタール行きでほぼ確定といわれていたセントロカンピスタですが、何らかの裏事情があったようで、その話は彼のバケーション入りを前に暗礁に乗り上げ。現在は最初に濃厚とされていたニューヨーク行きが大本命だとされています。もう1つの可能性であるバルサ残留は、残念なことに彼の選択肢には入っていないらしく。バルセロニスタはそろそろ覚悟を固めておきなせえ、てな今日この頃です。
ソリアーノの熱意実るか
チャビ・エルナンデスのニューヨーク行きが近い、とのニュースがメディアに流れたのは火曜夜のことでした。報じたのはカタルーニャラジオのジョルディ・ボルダ記者。そもそもバルサの6番の移籍先としてウワサされたのがフェラン・ソリアーノの経営するニューヨーク・シティ(マンチェスター・シティの北米フランチャイズ)ですから、ニュース自体は真新しいものではなく、驚きもありません。ああ、やっぱり、という程度です。
実際のところ、チャビはまだ最終的な決断を下してはいない、といいます(SPORT)。しかしながら元副会長からの提案に彼は非常に好印象を持っており、決意を固めるのも時間の問題の様子。年俸600万ユーロ×3年間との給与条件もさることながら、元同僚であるティエリー・アンリやダビド・ビジャらと再会できるのも、アメリカ行きに引かれるポイントのようです(ティティは街のライバルチームのレッドブル所属ではあるけれど)。ビッグアップルはなにかと刺激的でしょうし。
あとはフェラン・ソリアーノが、一番先にチャビの扉を叩き、新プロジェクトへの参加を誘っていたことも有利に働いたとされます。元副会長はセントロカンピスタが「基本的に残留になると思う」と語っていたシーズン中(1月頃)からラブコールを送っていたらしく、最初に声をかけてくれた人はやはり大きいというわけです。
決めるのはチャビ
もし誰か、チャビのキャリアに多大な影響のあった人物が熱い説得をしていたら、違った結末があるのかもしれませんが、バルトさんやスビさんでは残念ながら、バルサやスペインの今季の現状にショックを受け、自らのカンプノウでのサイクルが終了したと考えるチャビを翻意させるほどの説得力云々があるような気はしません。敬意を込めてチャビに決断を委ねるのが、確かに“正解”だったでしょう。彼らの言うように、チャビには将来を自分で決断する権利がある。いずれにせよカップルの片方が別れを決めた場合、モトサヤは容易ならざることではあります。
報じられているとおりにチャビがバルサ退団となった場合は、カルラス・プジョルと同じように、彼の功績に相応しい退団セレモニーが催されることでしょう。そこで彼の口から、誠実なる思いが語られるはずです。それを聞けばきっと、了解レジェンド、あなたの幸運を祈る!と晴れやかに彼の門出を祝えるに違いないですが、喪失感もまた半端ないのは間違いない。まあ、まだ確定したわけでもないですから、続報を待ちたいと思います。。。アレクシス放出の件がどうにも面白くないということで、チャビのニュースでした。
・・・・とか書いてアップしようかと思っていたら、MD紙に「カタールでなくニューヨーク・シティでもなく、チャビはMLSの別のクラブを選びそう」との記事が出て。どっちにしても新天地アメリカは変わりないようです。
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