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ぷち情報集(5/14)

 

この週末はヨーロッパ各地で悲喜こもごものドラマが展開されました。スペインではマラガがチャンピオンズ出場権を、ミラクル・レバンテがヨーロッパリーグ出場権を獲得。サラゴサが奇跡的残留を果たし、ビジャレアルとヒホンが降格の憂き目に遭っています。バルサにとっては苦手なスタジアムがひとつ減るとはいえ、黄色潜水艦の沈没はなんとも寂しいかぎり。一方でイングランドでは、シティがやってくれました。おめでとう、トゥレ。

バルサとしての朗報は、MARCA紙の主宰する栄えあるふたつの個人賞、ピチーチとサモーラをアスルグラナ戦士たちが獲得したことです。アルゼンチンのクラックは前人未到の50ゴールでリーガとヨーロッパの得点王を獲得。ビクトル・バルデスは4年連続でサモーラに輝き、クラブの伝説アントニ・ラマレッツに並ぶ通算5度目の受賞(リーガ最多)となりました。おめでとう、レオ&ビクトル!

 

◇スビサレッタ 「アルベスにオファーは届いてない」

「来季のチーム作りはコパ決勝が終わってから」というアンドニ・スビサレッタが13日夜、TV3の番組”ハットトリック”に出演し、気になるテーマについてあれこれと質問に答えています。しかしながら移籍に関するテーマで、ぶっちゃけトークが行われることはありえず、大半は無難な内容。アルベスの周囲にくすぶっている退団のウワサについては、こうコメントしました。「私たちのチームに移籍対象となる選手はおらず、アルベスにもピケにもオファーは届いてないよ。現時点で決まっているのは、バルトラ、ムニエサ、モントーヤらがトップチーム契約を手にすることだけだ」

ちなみにここ数年はペップ・グアルディオラが試合前後の会見において伝道師のような役割を果たしていましたが、スビサレッタによれば、ティト・ビラノバが来季担うのは「フットボル的な責任者」としての役割のみ。「何故ならティトは、ペップとは違うからね。私たちは可能なかぎり彼をサポートし、そして守っていく」とのことです。

グアルディオラが退団の意思をクラブへと伝えてからのことについては、スビはこう明かしました。「グアルディオラにはチェルシーに敗れた翌日の水曜、(退団を)伝えられたよ。そこからは何度も何度も会議が行われてね、ティトが任務を引き受けると言った金曜の朝までは、まるで数ヶ月のようにも思えた」

スビサレッタはこの番組内で、ひとつの裏話を披露しています。それはこういったものでした。「オスカル(ガルシア)が退団の意思を伝えてきた時、フベニールの監督が空いていたから、ペップにやってみないか?と訊ねたんだ。彼は私のほうを見て、少しの間考えていたよ。まあ冗談だったけれどね」

 

◇スペインGP

この週末はまた、バルセロナ郊外モンメロにあるカタルーニャ・サーキットでF-1のスペインGPが開催されまして、折りよく土曜日にリーガ全日程を終え、日曜は休日となったバルサ選手たちがサーキットを訪れています。今回パドック周辺で目撃されたのは、ペドロ、セルヒオ・ブスケツ、ピケといった面々。VIP関係ではカタルーニャ州知事さんやバルセロナ市長、ジョアン・ガスパール元バルサ会長、現バルサスポークスマンのトニ・フレイシャなどもレースを楽しんだとのことです。

 

◇プジョル退院

土曜日に行われたカルレス・プジョルの手術は無事終了しました。いつものようにヒザの大権威ラモン・クガットさんとチームドクターのリカルド・プルーナ医師が執刀したこのオペレーションでは、プジーは膝関節内にある軟骨の破片を除去したとのことで。関節鏡による手術につき入院期間もごく短く、翌日曜にはすでに元気に退院を果たしています。後にカンプノウにて行われました両ドクターの会見によると、完治に要する期間はおよそ6週間です。

ドクター・クガットは言います。「目標はしっかりと回復し、プレシーズンに最適のコンディションで臨むことになります。ユーロへの出場は不可能でしょう。彼も出場を楽しみにしていましたが、手術をするという決断は断固としたものでした。どうしようもない痛みを抱えていたのです。明日彼は自宅へと帰り、リハビリを開始します。彼は強いフィジカルを持っている。全てが順調にいけば、私たちはこの先何年もプジョルのプレーを見ることになりますよ。コンペティティブ故に、彼は怪我をします。戦い、ダメージを受け、倒れても彼は立ち上がる。しかし私はいつも、望むことが力なのだと言っている。彼は頑張りの人なのです」

 

◇アビダルも近く退院か

前述のプジョルの手術後会見では、プジー以外の人たちの健康状態についても説明が行われています。そのなかでも一番嬉しかったのは、4月10日に肝移植手術を受け、現在もBarnaClinicに入院中のエリック・アビダルに関するものでした。ドクター・プルーナは言います。「彼の回復はゆっくりしたものですが、順調です。近日中にも退院の許可が下りることでしょう」

ちなみにアビさんにはまだ、自由な面会許可も下りておらず、クラブ関係者ではロセイ会長やペップなど、ごく限られた人たちしか病室を訪れていません。チームメイトとして初の面会という名誉を手にしたのは、親友のセイドゥ・ケイタで先週木曜あたりのこと。そして11日には、スビサレッタが病室を訪問しました。肝臓を提供したいとこのジェラールはすでに退院していて、家族たちと共に、日々お見舞いに来ているそうです。

一方、来季の監督就任がすでに発表されているティト・ビラノバについて。彼は昨年11月に耳下腺の手術を受けていて、ペップの続投可否には彼の健康が影響しているとも言われていました。プルーナさんはこう太鼓判を押しています。「科学的な表現を使えば、彼は病から解放されています。一般的な言い方では、彼はもう治っています。健常者として、望むことを好きに行える状態にあります」

それでですね、この会見におきまして、”どうしてメッシは怪我をしないのか?”という質問に対してのドクター・クガットの答えが洒落ている。名医は言います。「彼はきっと地上よりも天の近くにいるんだと私は思います。それは神様の贈り物なんです」

 

◇セルヒオ・ロベラ情報

ではここからは、来シーズンのティト・ビラノバの右腕になると報じられたセルヒオ・ロベラについての情報を幾つか紹介します。ARA紙がロベラをバルサの次期アシスタントコーチとして報道したのが10日(木)のこと。このニュースに対してしばし沈黙を守っていた彼でしたが、12日、自身のフェイスブックにてこのような投稿をしています。「皆さんの言葉には大変感謝をしています。でも正直なところ、私はなにも知らないのです。バルサでティトと仕事をしたいというのは間違いないのですが、私は誰とも話をしていません。抱擁と大きな感謝を」

ARA紙の勘違い報道だったのかどうかは、コパ決勝後に明らかになりますので待つしかありません。しかしセルヒオ・ロベラが後に第2監督として発表されるものとして彼の経歴を紹介しますと、次のような感じになります。1999年~2007年の8年間、バルサのフットボルバッセでコーチを歴任。セルヒオ・ブスケツの才能を見出して獲得。ボージャンを育て、今でも深い親交。テージョ、クエンカ、ジョナタンたちの監督だった。04/05シーズンはインファンティルAで全ポイント獲得(30試合で勝点90)での完全優勝を達成。ロメウを獲得し、ピボーテで起用し才能を開花させた。

ここから伝わってくるのは、ロベラの若者たちの長所を見抜く目の確かさ。バルサのカンテラ哲学を継続させていくに相応しい人選という印象です。SPORT紙には以前彼が語っていたというブスケツ評も載っていますので、紹介してみましょう。「セルヒオは体格に恵まれているけれど、芯の強さがあってコンペティティブで、戦術理解度が高く、なにより頭がいいんだ。常に最良の決断を下せる。彼は進化した”4番”。とても完成された選手だし、バルサでのプレーでは身につかないズル賢さを備えている。小さなクラブで鍛えられるのはプラスとなる。彼にはストリートのフットボルがあるんだ」

 

◇アレクシスがブライダルショーに

5月11日から13日にかけ、バルセロナでは”バルセロナ・ブライダル・ウィーク2012″というイベントが開催されていました。その名の通り、ヨーロッパを中心に世界各国のブライダル関連企業が集まった見本市なのですが、ナゼだかここに姿を現したバルサ選手が2人いまして。10日夜、ポルトガルのドレスメーカーのショーを見るために、アレクシス・サンチェスとジョナタン・ドスサントスが現れたのです。そしてふたりは最前列から、キャットウォークを歩く美女たちを見つめています。

なんのために?趣味?答えはサンチェスのカノジョであるミチェレ・カルバーリョ(Michelle
Carvalho)さんが、モデルとしてショーに出演したからです(もちろん、ウェディング・ドレス姿で)。ジョナタンは付き添い。言うまでもなくまあ、べっぴんさんでございます。やるなぁ、サンちゃん。

ちなみにショーにはプジョルの元カノ、マレーナ・コスタさんも参加していたそうです。

 

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