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アビさん「シーズン終了前には…」

6月頃にはバルセロナで仕事を始める予定と。

昨年12月にオリンピアコスで現役を引退し、今は家族とともに長きにわたった闘いの疲れを癒しているであろうエリック・アビダル。近々FCBエスコラ(バルサスクール)のディレクターに就任すると言われていた彼でしたが、オリンピアコスでスタッフ入りをするとのウワサも流れたりと、バルサ復帰はもう少し先の話になるのかとも思われていました。そんなアビさんが昨日、ラジオ局Cadena SER Catalunya の番組 Que t’hi jugues! の取材に応じ、おそらくはシーズン終わりまでにはカタルーニャクラブでの仕事を開始する考えであることを明らかにしています。

アルベスとの契約延長を勧める

「(ジョゼップ・マリア)バルトメウとは何ヶ月か前に話をしているよ。あとは詳細を詰めていくための話し合いをしなくちゃならない。急いではないんだ。僕がバルサで何をしていくのか、いずれ分かるだろう。多くの人が今僕が加入することを望んでいるのは知っているけれど、自分が最適だと思う時にそうするよ。おそらくは、シーズン終了前になるんじゃないかな

ギリシャで働くとの情報については、アビダルはそれをきっぱりと否定しました。「バルセロナのスクールで働くというアイディアに、僕は関心を持ってる。オリンピアコスには行かないだろう。全ての敬意を持って言うと、バルサはバルサなんだ」

エリック・アビダル、の名前はすでに単なるカリスマ選手の域を超え、克己や努力の精神といったものの象徴となっています。「自分がシンボルなのかどうか、僕には分からない。僕は他の選手とはまた違った経歴を持った一人の選手だけれどね。僕としては常に謙虚であることや、他人を尊重することを心がけているよ

アビさんはまた、バルサにおける背番号22の継承者であり親友のダニ・アルベスについても語っています。「バルサはアルベスとの契約を更新するべきだよ。僕ならそうする。だって現時点では、彼以上の右ラテラルはいないわけだし、家族のためにも彼はここで続けたいだろうと思うからね」

現在のバルセロニズモにおいて最もホットな話題であるレオ・メッシについての質問も避けることは出来ません。「僕はメッシにはバルサで引退してほしいけれど、フットボルではどんなことだって起こりえるからね。今日ここにいても、明日はどうなっているか僕らは分からないんだ。僕の願いは彼がここに残ることだよ」

ちなみにアビダルは今バルセロナに戻ってきていて、日曜日のアトレティコ・マドリー戦はカンプノウに観戦に訪れています。

メッシはバルサを困らせるためにいるわけじゃない

エリック・アビダルはさらにその後、別のラジオ局COPEの番組 El Partido de las 12 にも出演。こちらでも友人メッシとルイス・エンリケの関係について訊ねられ、こうコメントをしています。「僕はレオのことをよく知っている。彼はとても良くしつけをされているし、バルサや誰かを困らせるためにここにいるなんてことはないさ。彼にはキャラクター(芯)があるけれど、彼は他人を尊重している。起こっていることの事実を僕は知らない。でも言われているようなことはないと思うよ」

そして。「すでに彼が言ったように、今日はバルサにいても明日のことは分からない。それがスポーツの世界だからね。でも僕はレオがバルセロナでキャリアを終えると思うし、彼にここに残ってほしい。バルサは彼のカサ(家)であり、彼はピッチでの行いで全てを示しているんだ

病気を忘れるために復帰を選んだ

アビさんはまた、現役引退を決めるに至った経緯について、次のように説明しました。「スイッチを切る瞬間が訪れたんだ。以前とは同じ意欲を持てなくなるというのは、シューズを脱ぐサインだよ。最初の手術の後、僕がフットボルを止めると家族が考えたのは事実だけれど、フットボルを再びプレーすることが僕にとっての病気を忘れる手段だったんだ。でも引退する時だったと知っていたよ」

元フランス代表はこちらでも将来について述べていまして、「これから何をしていくか、今は知らないし誰との契約もない。今は家族や財団に時間を捧げている」とコメント。ロッカールームと理事会のパイプ役となることが期待されているとも言われている件に関しては、こう言いました。「僕が理事会や選手のみんなと上手くいってることを人は知ってる。それは僕の好きな仕事になるかもしれないけれど、必要なのは話し合うことだよ。僕が何も知らなかったのは事実。それが本当かどうか、これから会長と話をしていくよ

子供たちと仕事をするのと、プロチームに関わっていくのと、どちらが好きか?との質問には、「どちらがより好きかは分からないよ。一番大事なのは各人がしたい仕事をすること。僕は若い頃にペンキを塗った(?)以外は、フットボル以外のことはしたことがないしね。でも適応し、いつも同じメンタリティを持ち、真剣でなければならない。働くのが子供とでも大人とでも同じだよ」とのこと。

最後にパリで起きた痛ましい事件に関しては、「僕は意見しない。すでにたくさんの人たちが語っているし、だから僕から言う事は何もないよ」とだけコメントしたアビさんでした。

 

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