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ルイス・エンリケ「極限状況と感じたことはない」

シーズン中に監督が楽しむことはないとも。

FCバルセロナはこの11日(水)、カンプノウにビジャレアルを迎え国王杯セミファイナルのイダ(第一レグ)をプレーします。敵地でのブエルタ(第二レグ)を有利に進め、決勝戦へと駒を進めるために、可能なかぎり良いスコアを手にしておきたいこの一戦。相手は10日前に同じカンプノウで2点を奪われたチームだけに、より注意してゲームを進めなければなりません。前日会見でのルイス・エンリケは、基本的にはチーム状態に楽観している様子ながら、自分たちがさらに向上していけるとの考えを見せています。

以下はビジャレアル戦の前日会見におけるルイス・エンリケ監督のコメントたちです。

好調なチーム
「シーズンの間にチームは様々な顔を見せるものだ。監督はいつも、チームがより良くなることを期待しているよ」

好ましいダイナミズムはチームに大きな自信をもたらしてくれる。私たちはすべてのことに、それが最後であるかのように立ち向かっているんだ。そのようにして臨み、このチームのレベルがあれば、私たちが勝利を手にするのはより簡単となる。重要なのはチームが生き生きとしていて、アトレティコ戦でのように、失点にリアクションを起こす手段を持っていることだ。それは私を楽観的にさせてくれる」

「相手のあることなので、グラウンド上で楽しむのは難しい。しかしそれが私たちの意図するところでもあるんだ。あまり満足のいかない試合のために準備も整えておく必要もある」

プレーのコントロール
「私たちの目標は、結果は何であれいつも同じようにプレーすることにある。時々違うことはあるけれど、チームは常にプレーをコントロールしてきたよ。もし相手チームがプレッシングをかけてくれば現れるスペースは大きくなるし、グラウンドのどのゾーンでより相手に大きなダメージを与えられるかを知ることがカギとなる。チャンスの場面で100%上手くやることは不可能といえる。完璧であることは不可能だから、私たちは完璧であろうとはしない。不完全であるところがこのスポーツのステキなところだからね。それに相手だってプレーをしているんだ。例えばビジャレアルは私たちが攻撃をして彼らの陣地にいることを好む。彼らには前線にスピードのある選手たちがいるからね」

試合の目標
「リーガでの試合と同じメンタリティで臨んでいく。つまるところ、目指すのは勝利だけだということだ」

「リーガでの3-2では良しとしない。試合の前にこの結果で良いとすることはないよ。もっと良い結果が相応しい時もあれば、何にも相応しくない時だってあるからね。第一の目標は失点をせずに試合に勝つことで、相手チームを上回ることだ。そして前の試合よりも良くすることが出来るかを見ていくよ。ブエルタがどうなるかは後で分かるけれど、イダでの結果がなんであれ、目指すのは勝利となるだろう」

「行き来の激しい試合は避けなければならない。相手チームにチャンスを作らせないために、私たちはもっと堅固でなければならない。ブエルタでもそれは同じだ」

ビジャレアル
「試合への準備は相対的に簡単だよ。私たちはリーガで彼らと対戦したところだからね。自分たちが改善していけることも、相手にダメージを与えるためにどのように試みていくかも私たちは知っている

「この準決勝が彼らにとって非常に魅力的なものであることは知っているよ。彼らがコパの準決勝をプレーするのは今回が初めてだし、彼らはリーガで良い仕事をしているからね。彼らは多くの困難を私たちに示してくるだろう」

アノエタ後のクライシス
「バルサの監督に就任してからここまで、私が極限状況だと感じるようなことは一度もなかったよ。間違ってる可能性はあるけれどね。私はファンが私たちのパフォーマンスに満足していて、チームを支えてくれてると思っるんだ。私はポジティブ思考でね。けれども人はそれぞれ思うように解釈することが出来る。アノエタで負けた後に何が起こったのか、私は知らない。シーズン中に幾つかの試合に負けるのはごく普通のこと。それもフットボルの一部だよ。相手が上手くやる時もあるし、私たちが的を外す時もある。これからシーズンが終わるまでにも、また負ける日はくるだろう」

幸せな瞬間
私たちテクニコは試合を楽しんだりはしないんだ。近い例で言えば、アスレティック戦は試合後の夕食の時点で終わった。一つの試合が終わって分析をすれば、次の試合に集中する。フットボルでは過去に生きることも未来に生きることもない。あるのは現在だけで、今ならビジャレアルとの試合だよ。監督という職業では、シーズンが終わり目標を達成した時だけ幸せになれる。そう長い間じゃないけれどね」

シーズンの評価
「それは私の息子が年度の半分で成績を言ってくるようなもので、私は彼に年度が終わるまではすばらしいとは言わない。私たちも同じで、シーズンが終わるまでは自分たちが良い成績を取ったとは言えないよ」

ルイス・スアレス
「私がいつも言っているように、彼は多くのゴールチャンスを作り出しているし、ほとんどすべての攻撃に参加している。それが攻撃への貢献ではないというなら、、ね。彼はもっと良くなっていくだろうし、これまでのようにプレーに参加し続けていくだろう。私に言えるのは、彼がチームに役立っているということだ。これが入団1年目であることを考慮すれば尚のことね」

ダニ・アルベスの契約更新
「これは双方が利益を得る状況だと思う。契約の終了するひとりの選手が、良いシーズンを送っている。その選手は多くの選択肢を手にするだろうから、彼は落ち着いているべきだよ。そしてバルサは彼のパフォーマンスによって利益を得ている。シーズン半ばで解決するのが良いとも思わない。シーズンの終わりを待つべきだよ」

CR7の誕生パーティ
「他のチームの話はしないよ。話すのは彼らが私たちと対戦する時だけ。彼らを取り囲むものは、彼らにしか重要ではないんだ。私たちは一瞬にして極寒の極地から猛暑の熱帯へと渡っていく。あとは好きな新聞を買ったり好きなチャンネルを付けるのと同じで、各人が選べばいい」

 

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