すぐさま意気投合した新人二人。
この水曜日(15日)のトレーニングセッションでは、今夏の(今のところ)唯一の補強であるアレイシ・ビダルとアルダ・トゥランが揃ったことが大きな話題となっていてまして、16日のバルサ系スポーツ紙はSPORTもMDもこの二人を表紙&メイン記事に持ってきています。三冠チームを率いるルイス・エンリケの要望によって、バルサの一員になる幸運を手にした彼ら。FIFAの制裁によって半年間プレー出来ないにもかかわらず、迷うことなくバルセロナ行きを決断した二人のことを、クレとして心より嬉しく思います。
バルサの新入団選手という共通項を持つ二人が、同じ日に取材を受けるのですから、自ずとテーマも似てきます。そしてこれらのメディア応対は夕方のトレーニング前に取り急ぎ行われたらしく、どちらのコメントも簡単なものとなっています。こんな感じです。
アレイシ・ビダル、1月まで待つことに問題なし
練習初日について。「とても好い感じだったよ」「何人かの選手は代表でもチームメイトだったし、それによって新チームへの適応もずいぶんと楽になるだろうね。新しいクラブに知人が誰もいないのは、かなり苦労するんだ」(SPORT) アルメリアで頭角を現すまで、幾多のクラブを渡り歩いた彼だけに説得力あり。
同じく練習初日について。「まだチームメイト全員とは会ってないけど、スペイン代表選手たちから受けたフィーリングはとても好いね」(MD)
ルイス・エンリケについて。「ラ・マシア時代は一度も一緒になったことがないから、彼と面識はなかったけど、とても歓迎してくれたよ」(SPORT)
1月まで出場できない件。「僕にしても、アルダにしても、1月まで待つのは重要ではないよ。これはバルサなんだ」(MD)
アルダ・トゥラン、適応に自信
他のオファーを断ってのバルサ入団について。「バルサは子供時代からの夢だからね。バルサは世界最高のクラブで、まるで大きな家族のようだ。みんなとても親切にしてくれるよ」(MD)
入団から数日経過。「全てが完璧だよ。とても満足してる」「ミスターと話ができたし、歓迎してもらった」(SPORT)
親善試合も出場できないなかでの適応。「フットボルは万国共通語だし、フットボル好きにとっては、バルサへの適応は簡単だよ。すごい資質を備えた選手たちの隣りで、僕はすべてを理解するさ」(MD)
会長候補たちは全員、アルダとの契約を尊重すると明言。「嬉しいね。でも僕が気にしているのはプレーをすること、それだけさ」(SPORT)
ちなみに、、カスティジャーノ(スペイン語)は上手くないから、との理由で公の場ではトルコ語か英語を使うことがバルサメディア的話題となっているアルダですが、今回のアレイシとの会話はごく自然にカスティジャーノで行っていた、とSPORT紙。アトレティコで4年過ごしてるわけですから、得意じゃないなんてご謙遜を、ってところでしょう。
アルダ、アレイシにユニを“予約”
アレイシ・ビダルとアルダ・トゥランにとっては、この日がチームメイトとなって初めての対面。しかしSPORTとMDの両紙によると、二人はただちに仲良くなっていたようです。前者の紙面にその様子を写した写真があるのですが(こちら)、同じチームのメンバーとして出会ってから、数時間?しか経っていないとは思えない雰囲気。これまでにピッチで顔を合わすことはあっても、個人的な関わりはなかったらしく、よく知らない人とは会話を続けるのが苦手な者としましては、その馴染みっぷりは純粋にすごいなと感心します。
さてそのSPORT紙によると、フォトセッション中にアレイシ・ビダルが、「アルメリアでプレーしていた時、キミにユニフォーム交換をお願いしたら、キミは逃げたよね」と突っ込んだのだそうです。するとアルダ・トゥランは「マジで?」と驚き、じゃあその借りはバルサで返すと宣言。「もうちょっとだけ待ってよ、バルサで最初の試合をプレーした後、シャツをあげるから」と約束しています。2016年1月某試合にて、バルサ選手同士のユニフォーム交換の場面があるかもしれませんぞ^^
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