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アルダ・トゥランのイニエスタ愛

カピタンへの敬意、バルサデビュー戦の感想などを語った“7番”。

ピッチ外の騒動によってウンザリ感が溢れているコパ・エスパニョール戦で、幸せだったのは待望のバルサデビューを飾ったアルダ・トゥランとアレイシ・ビダルです。デビュー戦から一夜が明け、喜びが陽だまりのような幸福感を残しているであろう木曜日、トルコ人セントロカンピスタは珍しくもカタルーニャ・ラジオの番組 El Club de la Mitjanit に出演。待ち焦がれたバルサユニを着ての試合初出場についてや、アイドルだと宣言するアンドレス・イニエスタについてなど語っています。

「半年待つ価値があった」

トルコのガラタサライからアトレティコ・マドリーへと移籍したのが2011年夏ですから、スペインで暮らすようになってすでに4年以上が経過しているアルダ・トゥラン。言葉にもすっかり馴染み、日常会話には全く問題ないレベルにありながらも、“苦手だから”との理由で公の場ではカステジャーノを話したがらない彼が、スペインのメディアに登場するのは稀なケースのようです。バルサ公式メディア以外の取材に応じるのも、おそらくは今回が初めて。カタルーニャ・ラジオの動画を見たところ、トルコ語で語っているようです。バルサデビューについて、アルダは言います。

すごく幸せだよ。6ヶ月間待った価値はあったね」、「トレーニングで手にしてた感触からは、さらにプレー出来ない時間があってもOKだったろう。チームのみんなが僕を助けてくれたし、孤独だとは全く感じなかった

アルダはそして、バルサでの初めての実戦に関し、こんなふうに感想を述べています。「難しかったし、ナーバスになってたね。フットボルをプレーすること自体にはさほど苦労しなかったんだけれど、チームでのプレーには苦労したんだ。あまり連係が取れなかったし、あまり多く走れなかった。幸運だったのは世界最高の選手たちが一緒だったことと、地元ファンの前だったことだね。それで楽しく過ごせた。待った甲斐があったよ」

同じピッチに立ち、味方として目撃したレオ・メッシの感想はどうだったでしょうか。「メッシはフットボル史上最高の選手だよ。4、5年前から彼は活躍をし続けている。僕の中では、メッシに続くのはネイマールだと思ってるけど、僕からすればメッシはこの世界の人じゃないね。それにメッシはピッチの中でも外でもすごくインテリジェントだよ。彼は時々、一言二言の冗談を言っててね、、、僕にとっては言葉が少ないほどベストなんだ」

アイドル・イニエスタ

アルダ・トゥランはしばしば、アンドレス・イニエスタに次ぐレベルのフットボル魔術師だと評されます。そんな彼にとってドン・アンドレスは打倒すべきライバルではなく、永遠の憧れだそうです。「イニエスタはずっと僕のアイドルだったよ。僕と彼は三つしか年が違わないじゃないか、と時々言われるけれど、僕は彼をすごく参考にしているし、自分が良い選択をしたと思っているよ。僕はあまりにパスをしすぎる、ゴールがないと批判されることもある。そういう時はイニエスタが手本だからね、と答えるね。彼のプレーは芸術だ。そして彼の芸術はゴールでは要約されない

彼はまた、アトレティコ時代のイニエスタとのマッチアップについては、「何度か対戦をして、彼を蹴ったりもしているんだけれど、その時は気分が悪かった」と振り返っています。

ゴールが決まらないところはドンを真似なくても好いですよ^^; セントロカンピスタは一方で、「バルサのシャツとエスクードを身にまとって、レアル・マドリー戦でゴールを決めたい」とも意気込みを語っているので、4月初めのカンプノウクラシコでその目標を達成しちゃってください。次の新加入選手がクラシコでゴールするジンクスはアルダで決まりですな。

チャンピオンズのタイトルが欲しい

バルサでの大目標は、チャンピオンズのタイトルだとアルダは言います。「重要なのはチャンピオンズの決勝へと進出することだよ。僕はまだこのタイトルを獲得していないから、手に入れたいね」、「二年連続での優勝は難しいものだけれど、かつて誰も達成したことがないことを成し遂げ、フットボルの歴史を変えるっていうのは特別なモチベーションだよ。ルイス・エンリケも狙っているし、僕らにもそう言ってる。彼はすごく情熱的な人から、僕は彼が大好きさ」

アルダはまた、トルコ人選手としてバルサに入団したことの意味についてこう語っています。「バルサの選手としてプレゼンテーションされた時は、すごく特別だった。このユニフォームが自分にとって重要であることに加えて、故郷の若者たちにとっての見本になれるからね。夢に向かって戦っていけば、それを成し遂げられることを、僕は彼らに示せると思う。母国の人たちの良い手本となりたいんだ」

スアレスが出場停止なら、アルダが代役?

アルダ・トゥランについては、こんなニュースもあります。それは先日のエスパニョール戦の終了後、ロッカールームへの通路でペリコ選手たちと口論を起こし、審判の報告書にそれを記されたルイス・スアレス(メディアは事実ではないと報道)が競技委員会によって出場停止処分を命じられた場合、アルダがその穴を埋めることになりそうだ、というものです。

アルダはシメオネ・アトレティコで何度もメディアプンタを務め、サイドに流れてプレーすることも出来ます。とてつもなく高い足元の技術を持ち(鬼キープ可能)、屈指のドリブラーで運動量も豊富なアルダですから、現戦力では確かにその適役でしょう。

SPORT紙によれば、ルイス・エンリケスアレスが不在の場合はアルダ・トゥランを右サイドに配置し、レオ・メッシを偽9番に戻すのではないかと予想。来週コルネジャで行われるコパ1/8第二戦で“MTNトリオ”が見られるんじゃないかとしています。Mはムニールかもしれませんが^^

 

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