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ルイス・エンリケ「引き出しが多くあることに満足」

相手に合わせてシステムと選手を選んだ、と監督。

思い切ったローテーションとフォーメーション変更を実施した試合で、チームが快勝。試合終了後のルイス・エンリケ監督は選手たちのパフォーマンスに満足した様子で、先のローマ戦から6人を入れ替えた選手起用について次のように説明しています。「レバンテが5バック+中盤4人で来るであろうことは知っていた。システム変更は私たちが手にしているオプションの一つ。目指したのはゴールチャンスを出来るだけ多く作り出すことだった」

フォーメーションを変えたのは相手の特徴を考え、この試合に適していると考える選手を起用し、私たちが相手にダメージを与えられるかどうかを見るためだった。それによって私たちがどうプレーするのか相手に分からない状況は、活用し楽しまなければならない」

「この3週間で私たちは7試合をプレーするわけで、選手たちは身体を休め、出場時間を分け合う必要がある。それによってチームは、大事な試合にベストなフィジカルコンディションで臨むことができだろう」

つまり、選手たちを休ませると同時に、相手の特性に合わせつつ、意表を突くことも目的とした大胆ローテーションだったことが分かります。結果は4-1ですから、狙いは成功。しかし前半は0-0で終えるなど、守りをこじ開けるのには苦労しました。「どの試合も勝つのは難しい。だから、この守備的枠組みを開くためには早い時間帯での得点が重要となるんだ。で、(この手の試合が)いつも後半に解決されるのもまた事実だね」

そしてルーチョは、ルカス・アルカラス監督率いるレバンテを称えました。「好きなチームだった。カウンターから何度かチャンスを作り、守備も良かった。だから私はこの試合に勝てたことや、私たちが穴のないスカッドであり、多くの引き出し(リソース。目標達成のための方策)を持っていることをとても嬉しく思っているんだ

バルトラを褒め、ステーゲンを擁護

ルイス・エンリケはこのレバンテ戦で、複数の選手たちを称えています。特に満足げだったのは、マルク・バルトラに対してでした。「バルトラはチームに多くの貢献をしているよ。今日は特によく警戒をし、ボール回しもすばらしかった。それに先制ゴールもだ。ゴールは彼の役目ではないけれど、彼は完璧な試合をしたよ」

期待された得点はありませんでしたが、ムニールサンドロのパフォーマンスも監督は評価しています。「彼らの出来も良かった。彼らは未来の選手たちだ。私たちは彼らが2-3点決めることを期待してしまうけれど、少ない出場時間の中でゴールするのはとても難しいからね。彼らはこれまであまり機会を手にしてこなかったけれど、今後は出番が巡ってくるだろう

怪我明けにもかかわらず、ダニ・アルベスを90分間プレーさせた理由については。「とても良い状態にあると見ていた。彼のフィジカルは非常に強いしね。トレーニングでの様子も、いきなりフル出場できると約束するものだった。そういうことが可能な選手は少数だよ」

この試合で悪い目立ち方をしてしまったのは、レバンテに1点を許すエラーを犯したテル・ステーゲンでした。「彼の自信喪失を怖れているか?別のポルテーロならばそうだろうけれど、マルクの場合はNOだよ。彼なら心配はない。失点した後も2回ほど、前に飛び出していたんだ。幾つかのプレーではあまり運が無かったとはいえ、バルサのポルテーロを務めるための能力が彼には備わっている

バルサの次の相手は、今節はピスファンでセビージャに勝利(1-2)するなど好調のセルタ・デ・ビーゴ。ローマに続いて、ルイス・エンリケが率いていた思い出のチームです。「前半は見れてないんだけれど、後半はセビージャをかなり圧していたね。セルタはスペインだけでなく、ヨーロッパでも有数の見ていて楽しいチームだ。相手がどこであろうと攻撃的にプレーしている」

 

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