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イニエスタの復帰は年明けか

32歳のドンは慎重に回復させるとの予想。

後半追加タイムにレオ・メッシがペナルティを決め、土壇場でバレンシアに2-3勝利。通常であればこの劇的結末に安堵と喜びを感じているところですが、バルセロニスタの心に影を落とすのは、靭帯損傷によってアンドレス・イニエスタが長期離脱を余儀なくされたことです。カピタンはバレンシア戦の10分頃、エンソ・ペレスのタックルを受けて右ヒザを負傷。右手でヒザを押さえつつ、左手でピッチを何度も叩く姿はドンが重傷を負ったことを予感させ、世界中のクレを呆然とさせました。診断結果は全治6-8週間。厳しくはありますが、イニエスタの怪我は今季2度目ということもあり、復帰は慎重に行っていく模様のようです。

右ヒザ靭帯の損傷で6-8週間の離脱

最悪の場合は前十字靭帯の断裂によるリハビリ期間半年コースも予想されたため、右ヒザ外側靭帯の部分断裂による6-8週間の離脱で済んだのは、不幸中の幸いといえます(する必要のない怪我だとの思いは変わりませんが)。とはいえ、チャビのなき今、バルサのプレーの真髄であるアンドレス・イニエスタを約2ヶ月にもわたって欠くことがチームにとって非常に大きな打撃なのは間違いなく。レオ・メッシサムエル・ウンティティが復帰したかと思えば、今度はジェラール・ピケイニエスタが病室送りになるなんて、今季の怪我の神(?)はバルサをそっとしてくれません。

回復に8週間を要するとなれば、ルイス・エンリケは今週末のリーガ第10節グラナダ戦から、12月17/18日のリーガ第16節エスパニョール戦までイニエスタを起用することができません。もし6週間であれば12月3日のレアル・マドリー戦にぎりぎりで間に合うことになりますが、万全のコンディションで復帰してシーズン最後まで頼りにしたいカピタンですから、ルーチョは無理はさせないんじゃないでしょうか(彼は8月に同じ右ヒザを打撲した際、2週間との診断で4週後に復帰)。MARCAが見当違いのことをいうほどに、エンリケイニエスタを大事に起用しています。

イニエスタを欠くであろう12試合

24日付のSPORT紙は、ドン・アンドレスの復帰は2017年だろうと予想しています。おそらくは年内最終戦にも間に合うとは思われますが、ペリコとのデルビーとエルクレスとのコパ1/16第2戦に急いで出場することなく、クリスマス休暇明けからゲームに戻ってもらおうということ。となりますと、イニエスタが欠場するのは合計で12試合となります(10月26日のスーペルコパ・カタルーニャと12月13日のカタールでの親善試合は含まず)。

イニエスタ欠場予想試合:グラナダ戦(カサ)、マンチェスター・シティ戦(フエラ)、セビージャ戦(フエラ) —-代表戦ウイーク—- マラガ戦(カサ)、セルティック戦(フエラ)、レアル・ソシエダ戦(フエラ)、エルクレス戦(フエラ)、マドリー戦(カサ)、ボルシアMG戦(カサ)、オサスナ戦(フエラ)、エスパニョール戦(カサ)、エルクレス戦(カサ)

ジェラール・ピケが全治3週間で、額面どおりならセビージャ戦まで欠場ですから、マンチェスター~ピスファンと続く敵地での連戦あたりと、難関セルティック・パークからアノエタ、マドリー戦と続く11月末~12月頭あたりが正念場でしょう。クラシコの前にアノエタをしれっと入れるあたり、LFPのいやらしさが滲み出ています(コンピューター抽選だそうですが)。

バルサに不利な試合日程

ちなみにLFPの日程操作としては、バルサは先週水曜にチャンピオンズ・シティ戦をプレーしたにもかかわらず、バレンシア戦が日曜ではなく土曜に組まれた(中2日)こともおかしいとSPORTは言います。レアル・マドリーやアトレティコはこういう場合は間違いなく中3日となる。マドリーは火曜に格下レヒアを迎えた後、アスレティック戦までたっぷり4日の準備期間を貰っています。しかもバルサは敵地での16時15分キックオフなので、金曜に遠征出発しなければならない…。上記のセルティック・パークからアノエタへの遠征ではまた、中2日コース+16時開始を組まれるんじゃないかと邪推します。

おっと、イニエスタの話題から話が逸れました。

代役は誰が務める?

前向きに捉えれば、イニエスタを起用できない2ヶ月間は、控え選手たちをバルサ流に適応させていくスカッド底上げ期間といえます。長いシーズンですから、人余り状態のセントロカンピスタたちにも十分出番は訪れると見られていましたが、今こそがその時。ドンに次ぐテクニシャンと評価されるアルダ・トゥラン、将来のドンの後継者に期待されるデニス・スアレス、リーガ有数の攻撃的インテリオールであるアンドレ・ゴメス、バルサでは一日の長があるラフィーニャらがパワーアップすることで、イニエスタの不在の影響を小さくすることが可能でしょう。

ボールを一番落ち着けられる点では、キープ力があって得点力も備えているアルダ・トゥランが代役の筆頭候補に思えます。一番結果が出ているのは偽エストレーモで、インテリオールとしてはまだ習得中のアルダですが、監督の信頼は厚い。そもそもの獲得理由も、ドンの控えとして期待されたわけです。

アンドレ・ゴメスはまだ適応のための模索段階で、確実性を優先している印象です。イバン・ラキティッチと並んだバレンシア戦では、パンチ力を欠いていた。彼の長身と、広い範囲をカバーできるフィジカルは魅力的ですし、イバンと右を分担する方が合っているでしょうか。

ダイナミズムをチームに与えるなら、デニス・スアレスが良さそうです。前へと向かっていく点で、アルダゴメスよりも積極的。チャンスがあれば思い切った崩しをやってやろうという大胆さがデニスくんのプレーにはあります。プレシーズンに比べるとちょっとした壁に当たっているようにも見えますが、少しずつ大事な場面で起用していけば、伸びてくれるんじゃないかとの期待があります。

ラフィーニャは最近はメッシ不在時の偽エストレーモが多く、最後のインテリオール担当はおそらく40日ほど前のセルティック戦です。名前は挙げましたが、エンリケはもっとワイドな位置での起用を考えている感じがします。

その他の可能性としては、バレンシア戦の終盤にやったようなセルヒオ・ブスケツラキティッチのドブレピボーテ風中盤+メッシのメディアプンタ+ネイマールデニスの両翼の形、あるいは3バックのようなシステム変更も考えられます。今季のルーチョは、何をしてくるか分からない。そこで何が試されるにせよ、イニエスタが戻ってくる年明け(年末?)にチームの引き出しが強化されていれば素晴らしいのですが、どうなりますでしょうか。

 

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