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バルベルデ「得点機を伴うポゼッションに価値がある」

アラベスを攻略するには忍耐が必要だったとバルサ指揮官

選手たちがメンディソローサで勝点3を獲得し(0-2)、開幕2連勝でリーガ中断を迎えることに成功したことで、一番安堵しているのは指揮官のエルネスト・バルベルデでしょう。就任一年目のさまざまな仕事に加えて、USAツアー後にネイマールが引き抜かれ、ルイス・スアレスもクラシコで負傷する逆風。補強も難航しましたし、オールマイティにチームを引っ張れるメッシがいたにせよ、この2週間ほどはかなり難しかったに違いない。それだけにこの勝利は大きな価値を持ちます。

難しいテストを乗り越えた

試合終了後、バルベルデ監督は試合を次のように振り返りました。

私たちはかなり苦労をしたし、多くの忍耐が必要だったよ。アラベスは一丸となって守り、私たちのパスコースを切っていた。彼らのエリアへと近づくのは難しかった。私たちがゴールに近かったように見えたけれど、苦労をしたんだ。問題はゴールに固執し、試合を仕上げることにあった。得点したことで、事はよりシンプルになったね。難しい試験だったし、困難な瞬間もあったけれど、私たちはそれを乗り越えられた。そして私たちは勝点6を手にしている」

そしてバルベルデはゲーム支配をチャンスメイクに直結できなかった前半について、こう述べています。「前半のアラベスはとても良かったよ。価値のあるポゼッション、それはゴールチャンスを伴ったポゼッションなんだ。あちらがかなり引いていたことで、私たちのシュートは明快ではなかった。私たちが得点を決めた後は、全景が明らかになっていたよ」

メッシのポジション

チングリは先週のベティス戦に続いて今回もレオ・メッシを偽9番のポジションで起用しています。ルイス・スアレスが不在である以上は、レオに完全なる自由を与え、攻撃を引っ張ってもらうのが得策。得点機をペナルティキックの場面しか作れなかった前半は上手く機能しませんでしたが、忍耐強くゴールを目指すにつれてスペースが生まれ、大エースがきっちりと仕事を果たしてくれました。メディアプンタ役からキラー役までこなしてしまうレオは本当に別格です。

メッシにスペースを探して中盤に下りてくる傾向があることは知っているし、それによって別の選手がサイドへ広がり、チームに深みを与えることになるんだ。メッシの偽9番は新しいものではない。ルイス(スアレス)がいる時は使わなかったけれど、起用できる選手に合わせる必要があるからね」

ただ、このアラベス戦で右エストレーモに起用されたアレイシ・ビダルはあまり持ち味を出せたとは言いがたく、後半10分でパコ・アルカセルと交代しています。

「改善は常に可能だけれど、相手チームが15mでプレーをし、18選手が同じゾーンにくっついている時は、何かを引き出すのは難しいことも理解しなければならない。全体の出来に私たちは満足しているよ」

選手にはそれぞれの特性がある。もしデウロアレイシがプレーをすれば、彼らは常にスペースへと向かっていく。彼らはエストレーモだ、そうだろう?アルカセルは苦労してプレーしていたけれど、ディアゴナルの動きがある。デニスは純粋なエストレーモではなく、もっと中でプレーする選手だ。それぞれはキャラクターに従って行動をする」

もっと競争力あるチームを期待

もうひとつ、報道陣にとって気になるのは、閉幕まであと4日ほどとなった移籍マーケットです。ウスマン・デンベレをようやく確保したバルサは、次はコウチーニョを狙って突っ走ると報じられています。司令官としては、戦力は充実するに超したことはないとバルベルデは言います。

8月31日が訪れ、マーケットが閉じた時、私たちがもっと競争力あるチームとなっていることを期待するよ。私は手元にいる選手たちと働いていくけれど、より良いチームを手にしたいし、もし可能性があるのなら私たちはその可能性に対しオープンだ」

 

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