12月23日のベルナベウクラシコには出場しない
ウスマン・デンベレの復帰時期について。FCバルセロナが公式にグラウンドでリハビリを行う動画を発表したことで、こちらでも「12月23日のベルナベウクラシコに間に合いそう」と書きました。しかし11月14日付のSPORTは「年内の復帰はない」と方向転換。再発のリスクを回避し、万全の状態で戻すのがクラブの目標だと述べています。
リスクゼロに近づけたい
回復が予想したよりも順調に進んでいて、執刀医であるサカリ・オラバ医師もまた「あるかもしれない」と認めたデンベレのベルナベウクラシコ出場を、SPORT紙が「ない」と方向転換した理由、それはバルサが最大限の用心を望んでいるため、です。
登場を急ぎすぎて崩れ落ちた、ナウシカの巨神兵のようになってはいけない。焦って怪我が再発しては、20歳の1億ユーロルーキーの将来にとって致命的な出来事になりかねません。目指すのはリスクゼロ。
これまでに大怪我をしたことのないデンベレが、バルセロナという新しい環境で無理なく復帰していくために、バルサは彼が完全に回復することを優先する。順調すぎてちょっと期待しましたが、理性的に考えるならそれがまともですよね。
1月から徐々に試合に参加する
SPORTのデンベレ復帰計画は次のようになります。
- ・1月から、重要度のあまり高くない状況で少しずつ試合に出場していく
- ・先発起用するのは2月から
となると、12月にはそこそこに回復しているであろうデンベレの試合に早く出場したい気持ちをどうなだめていくか、そこがエルネスト・バルベルデや医療スタッフたちの任務です。
身体の声に耳を傾けることの重要性
そして同紙が強調しているのは、怪我回避のために「身体の声を聞くことの重要性」です。
ジュゼップ・マリア・バルトメウ会長やロベルト・フェルナンデス強化部長はデンベレの状態を気にかけ、日常的に彼を見舞っているそうなのですが、そこで選手に若き日のレオ・メッシのケースが手本になると伝えているのだとか。
つまり怪我を繰り返していたギガクラックに戦線離脱がなくなったのは、彼が身体の発する警告に耳を傾けるようになってからだ、と。
このデンベレの怪我はウォームアップ時の違和感を無視したことが原因とは各所で言われていますし、偉大なるメッシを手本に、と言われれば彼もすんなりと忍耐の必要性を実感できるかも。高くついた怪我をどれだけ次に活かし、成熟できるか。こちらも焦らずじっくり待ちたいです。
このニュースのまとめ
- ・デンベレの復帰は年明けだ、とSPORT
- ・2月には十分活躍を期待できる状態になっている
- ・この怪我を教訓に、身体の発する警告に耳を傾けることが大事
コメント
デンベレが後半戦で活躍できるかはまだまだ未知数ですし、
個人的には(CLは無理だとしても)コウチーニョに来て欲しいです。