先日バルサと契約更新、地中海競技大会では決勝でハットトリック
ペナルティキック合戦でロシア相手にスペインが苦汁を飲んだ一日前、その弟分であるラ・ロヒータが地中海競技大会でイタリアを破って(3-2)金メダルを獲得しています。その試合でハットトリックの大活躍だったのが、数日前にバルサとの契約を延長したばかりのアベル・ルイス(18)でした。
7ゴールを決め、スペインを優勝に導く
地中海競技大会(Mediterranean Games)とは、地中海沿岸諸国が参加して4年に一度行われる、いわば地中海地方のオリンピックです(競技種目はほぼオリンピック)。
第18回となる2018年大会はカタルーニャ州タラゴナで開催。獲得メダル数ではイタリアが156個、スペインが122個、トルコが95個、フランスが99個・・・という結果になってます。下はちょっと不気味(?)なマスコットぽいキャラです。
そして男子フットボールは U-19スペインが優勝。
我らのアベル・ルイスがイタリアとの決勝戦(3-2)でのハットトリックを決めるなど、7得点で大会得点王に輝いているのが嬉しいじゃないですか。
スペインは87分にイタリアに同点にされ、延長戦かと思いきや、94分にアベル・ルイスがバルサのチームメイトであるファン・ミランダのクロスに頭で合わせて決勝ゴール。2点目もバルサのマテウ・モレイのアシストを決めています。
最終ラインの裏を取り、ポルテーロもかわして仕留める動きがナイス。
契約更新
アベル・ルイスは6月25日、FCバルセロナとの契約を2021年まで延長しています(2年延長オプション付き)。
契約解除金は、1億ユーロ。
バルサはここ最近カンテラーノの宝石たちと相次いで契約更新してますが(チュミ、リキ、C.ペレス)、契約解除金はみな1億ユーロに設定されています。アベル・ルイスについてもトップチームを狙えるデランテロだと評価していることの表れでしょう。
ラ・マシアの先輩セルジ・ロベルトは2月の契約更新時、後輩たちに向けて「闘うことを止めないで」「決して簡単な道じゃないし、他のオファーに目をやらず、忍耐を持ってほしい」とのメッセージを送っています。
バルサで、しかもアタッカーで成功する道はとてつもなく厳しいですが、アベル・ルイスには憧れのルイス・スアレスの後継者となるべく粘り強く闘ってほしい。
アベル・ルイスは夏のUSAツアーに呼ばれると見られていますし、ルイシートがまだいないツアーはアピールの良い機会です。2018/19シーズンは公式戦デビューがみたい。ボージャンやメッシとは違う、中央でプレーする“9番”(足技アリの万能型)は出てないので、楽しみです。
このニュースのまとめ
- ・地中海競技大会で得点王(7ゴール)
- ・先週バルサとの契約を更新(2021年+2年)
- ・夏のツアーはアピールの機会
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