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PSGのオファーを引き金に、“ラキティッチケース”はある?

選手もバルサも残留希望だが、展開次第で何か起こるかもとメディアは言う

PSGが中盤強化のためにイバン・ラキティッチを狙っているそうです。そのこと自体は、バルセロナ系新聞のSPORTもMDも報じているので信憑性あり。ただしラキティッチが年俸アップを要求して話がもつれるかというと、イメージがわきません。

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PSGにすれば射程距離内の1億2,500万ユーロ

イバン・ラキティッチ(とセルヒオ・ブスケツ)がPSGの補強ターゲットになっているぞ、とSPORTが再び騒ぎ始めたのは8月20日のことでした。

たしかにラキティッチの契約解除金は “わずか” 1億2,500万ユーロしかないため、PSGのような富豪クラブにとっては十分に射程圏内に入る。1億ユーロでも、バルサはオファーを聞くと思われます。

3年前なら三十路入りした選手に1億ユーロなんて狂ってると言えましたが、ネイマール引き抜き以降の市場は異常です。ラキティッチはムンディアルでその価値を存分に示しましたし、選手が移籍に乗り気なら、話は動くことでしょう。

鉄板スタメンだが

しかしイバンエルネスト・バルベルデの寵愛を受けている選手の一人で、もう少し休ませてあげて・・・ と外野ファンが心配するくらいに試合に出ています。スポーツ的な不満があるとは考えにくいです。

じゃあ札束に惹かれる選手かといえば、そうは見えないですが・・・
PSGからメガ年俸オファーが届けば、昨季のサムエル・ウンティティのようなケースになりかねないという危険性はあります。

「PSGからこんな年俸が提示されてるのですが、近い額に上げてもらえればバルサで気持ち良くプレーし続けられます。どうぞご検討を」と代理人から電話がかかってくるやつです。

あの澄んだ目のイバンが、そんな欲の皮の突っ張ったことをするものかと思いたいですが、プロですから稼げるのなら稼ぎたいでしょうし。

2017年3月に契約更新

これに対して、「バルサはラキティッチの年俸は上げられず、その旨はすでに選手側へと伝えてある」と述べているのがバルサ系スポーツ紙MDとSPORTです。

一方がああ報じれば、もう一方が実際はこうだと反論を展開するこの両紙。
ラキティッチの件もあーだこーだ言い合っていましたが、2日を経てこのあたりに集約されてきました。
選手はバルサに残りたがっている」「バルサも残留を望んでいる」と前提にしつつも、「しかし」とどう不安を煽るように持っていくか、ここが腕の見せ所かなと思います。

話を戻しますと、バルサとラキティッチ2017年3月に契約更新を行っている(~2021年6月末)点、ここが一つのポイントです。

バルセロナとしては、増大していく年俸総額をこれ以上膨らましたくはないので、1年半前に合意して更新したばかりの年俸条件を見直したくはない。これをイバン・ラキティッチがどう捉えるか、それによっては“ラキティッチ・ケース”が発生するというところです。

「フォルサ・バルサ」

こういったメディア報道を受け、ラキティッチは昨日SNSに下のメッセージを投稿しました。

ふつうに考えれば、自分はクレなのでウワサはウワサだよ、との意味でしょうが、「(年俸)UP!」「頑張れバルサ」だったらどうしましょ^^;

個人的にはラキティッチがこの件でもつれる図を想像するのは難しいので、またメディアが適当なことを言っておるという感想ですが、いずれイバンがクラブを去る日も訪れる、これは事実です。

どんなのが良さそうかと妄想すると、今季バルサで2度目のチャンピオンズ獲得に貢献してもらい、カンプノウで笑いと涙の丸刈り式を行った後の退団・・・ そしてフレンキー・デ・ヨングが入団しての新サイクル幕開けのシナリオはいかがか。

2020年の夏まで、いてほしいですけれどね。

このニュースのまとめ

  • ・PSGが中盤強化のためにラキティッチを狙っているらしい
  • ・1億ユーロのオファーなら、バルサとしてはビジネス好機
  • ・年俸アップの考えはクラブにはない
  • ・ラキティッチもバルサも残留を望む

 

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